土曜日から始まった3連休ですが、以前お知らせしたように、3連休かけてコレクティブハウジング全国大会が行なわれました。
上野の国立科学博物館において行なわれ、居住者が登壇する場面もあり、様々な公演、お話しを聞いた3日間でした。
個人的には、スガモフラットの事業主さんである平和不動産さんからのお話があまりに赤裸々であることにびっくりし、「徒歩15分、バスで10分という立地に賃貸住宅を作るなんて業界的にナンセンスなところ、コレクティブハウスはそんな立地でも稼働率が良く、そんな物件でお困りの方にはお勧めです」なんていう言葉が『そっかぁ~』と事業主の視点から見たコレクティブハウスを感じた一瞬でした。
「コレクティブハウスをつくること」というテーマでは、コレクティブハウジング社のコーディネーターのお二人がスガモフラットが出来るまでの過程をお話ししていましたが、それはそれは入居するまでのワークショップの日にちまで全て入った資料で、改めて「私、こんなにハードなスケジュールで埼玉から都内までしかも幼子連れてワークショップに通ってたんだな~」なんて懐かしく思ったり。
また、今日のパネルディスカッションでは特に「芝の家」http://www.shibanoie.net/about/と経堂「さばの湯」http://sabanoyu.oyucafe.net/さんのお話が面白かったです。「芝の家」は、何も提供しないけど、その場にいる人で何かが作られていく。例えばウクレレ習っている近所のおじさんがコンサートやらせてって、コンサート企画が持ち上がるとか。え~?習ってるからコンサート??それが許されるスペースって素敵だなって。一方「さばの湯」さんは笑いからコミュニティーを作り出していて、落語会を月に10回も開催しているとか!!すごいですよね~。でも、その落語会が面白かったらその後の打ち上げも自然に盛り上がり、知らない同士が繋がっていくとか。そんな話しの後「困ったスタッフとかはいないんですか?」という質問に、「問題と捉えない、出来事として捕らえるんですよ。そんな事、しょっちゅうですよ~。視点を2万年単位(だっけかな?)で捕らえると、そんな事ちっぽけな事」なんて事もお二人が共通でおっしゃっていて、自分の子育ての事をふっと思いおこさせる言葉でした。
東京アカデミーオーケストラhttp://tao.jpn.org/という指揮者のいないオーケストラの話しにも、肩の動きや相手の呼吸・視線などでコンタクトを取りあうなんて話しもあり、それはお互いの関係が深くないと出来ないよな~と思ったり、「何でわざわざ面倒な事をやっているのですか?」なんて質問には「自分もコレクティブハウスに住むって言う、ある意味面倒な事をやっているけど、それに共通する、面倒な事をわざわざやる魅力があるんだろうな~」なんて思ったり。
続く「シェアする暮らしフェア」では、いろんなコレクティブな取り組みをしているプロジェクト、シェアして何かを取り組んでいるプロジェクトが数多くブースを構え、興味のあるプロジェクトを回るということをやりました。中でも私は「タウンキッチン」http://town-kitchen.com/が面白く、興味の沸いたプロジェクトでした。「地域の主婦による手作り料理のおすそわけ」ということで、つまり昼間手のあいた元気な主婦達が、ほぼボランティアで食事を作り、それを販売するというものだそうです。ほぼボランティアで関わる主婦達は、「誰かの役に立っている」ことが嬉しいということでした。何ともうらやましいプロジェクトで、スガモフラットでも始まると、売れ残ったもので夕飯になるかも~なんて想像してみたり。
そんなこんなでスケジュールびっしりで終わった全国大会。5年くらい前に居住希望者の会としてワークショップを一緒にやっていた方にもお会いできたり、スガモフラット建設の際にお世話になった方にお会いできたり、そんな事もあった連休3日間でした。
参加された方、協力された方、また主催者のコレクティブハウジング社さん、本当にお疲れ様でした!!
公演の様子など、こちらをご覧下さいね。http://www.ustream.tv/channel/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E4%BC%9A-10-8-%E5%9C%9F-10-%E7%A5%9D%E6%9C%88%E3%80%80#%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E4%BC%9A
NE