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菅井の長岡高専ブログ

長岡高専とその寮・高志寮でのできごとなど。
写真も載せていきます。

Tuesday Evening Blues

2005-12-06 18:47:48 | 実験
火曜日は材料実験。
今やっているのは有機系。
有機の反応は反応時間が長い。
∴実験が終わらないのだ。


今日の写真は一緒に実験をしている友達。
これで写真に載ったクラスメートは5人目かな。

一生懸命研究してるように見えるけど、
ただポーズをとってるだけだったりします。

フラーレン

2005-11-30 17:31:02 | 実験
昨日の有機化学材料実験ではフラーレンを扱いました。

フラーレンは炭素原子60個からできていて、
二次電池・半導体素子・化粧品・医薬品などの
分野で応用または研究されています。

詳しくは本やネットで調べて下さい。


さて。
サッカーボール分子と呼ばれる
フラーレン分子の構造は有名ですが、
溶液の色までは見たことがありませんでした。

先週抽出したフラーレンは
黒いすすみたいな感じだったのに、
昨日調整した溶液の色はなんと紫。

初めてのフラーレンにちょっとドキドキしちゃった。
フラーレン溶液に胸の高鳴りを覚える19歳…。
ちょっとまずいな。

でも、純粋にキレイと思える色ですよね。
ちなみに今回の写真は久しぶりの自信作なのだ。

今週の物理化学実験

2005-11-28 17:25:43 | 実験
僕の班は凝固点降下の実験をしています。

今日の写真の実験器具に書かれた文字に注目。
「長工短」つまり長岡高専の前身の
国立長岡工業短期大学のことです。

1962年から長岡高専になったので、
少なくとも40年以上働いてくれていることになります。

何人もの生徒がこれで実験したんだなぁ、
と思うと自然に大事に使おうという気が起こるものです。


長岡高専の前身の学校名を調べるために
Wikipediaで長岡高専を調べたら、
非常に、むしろ異常なまでに詳しい説明が。
教員の誰かが書いているのかな。

物理化学実験

2005-11-06 09:33:26 | 実験
更新が滞り気味で申し訳ないです。

さて、物質工学科の4年後期には
実験が3種類あります。
材料コースは材料化学実験、
生物コースは応用生物化学実験があり、
さらに共通の実験としては
物理化学実験と創造実験があります。


今日の写真は先週の物理化学実験から。
班ごとに異なったテーマで実験をしています。
ガラス細工や滴定操作など、
1年生の頃学んだことが今生きるので、
1年生の方は面倒でも滴定を一生懸命やって下さい。

とか書きながら、実は1・2年の時滴定操作は
嫌いでした…しかし遂に今回の実験で克服。

粘度法による分子量測定

2005-11-01 08:08:58 | 実験
先週と今週の実験はタイトルの通り、
粘度法による分子量測定です。

この管の中を高分子溶液がどれ位の
時間をかけて流下するのか黙々と
測定し続けるのだ。

数時間立ちながら色々作業してると
足腰にひびくようになり、
まずいなぁ、と感じる今日この頃。

材料コースと生物コース

2005-11-01 08:01:38 | 実験
以前から物質工学科は4年生以上になると
材料コース(主に無機・有機・高分子化学)と、
生物コース(主に生物化学や食品化学)
に分かれるということは書いてきました。

もともと生物コースはレポートの量が少ないのですが、
さらに地震があった関係で実験が10分で終わったり
レポートが無かったりすることが多いみたいです。

「生物コースは楽そうでうらやましいです。」
と数代前の卒業生の方に愚痴ったところ、
「俺らの代の生物コースは、実験が早く終わったり
 レポートが早く終わったら専門書読んだりして自習してたよ。」
との返答を頂きました。
結局自分でやることが大事なんですね。

こら、そこの某陸上部員、
ウイニングイレブンは自習に入らないぞー。

久々に実験記事

2005-10-18 16:05:33 | 実験
実験の記事を暫く書いてませんでした。

無機材料の実験が終わり、
今は高分子材料の実験をしています。

地震の影響で本来とは違う実験室で
実験をしているから狭い狭い。


上の写真は、来週以降の分子量測定のために、
ビン・酢酸ビニルポリマー・アセトン(溶媒)の
秤量をしているところ。


ビンを撮影したらなかなかキレイに
撮れていたのでおまけにもう1枚。





今週の実験

2005-06-15 16:45:06 | 実験
1日240時間でも足りないと思う今日この頃。


さて。昨日は実験でした。
作成したのは強誘電体のチタン酸バリウムで、
代表的なコンデンサの材料です。

下の写真の赤いフタのビンには、銀ペーストが入っています。
これを作成したペレット(錠剤)に塗ったくって
電気容量を調べたのです。


チタンとか銀とか白金とか最近の実験は
高そうなの使うなぁ、とふと思ったり。
すり鉢だってメノウなんですよ。

有機材料実験をしている友達曰く、
「有機実験なんてアセトンを水みたいに使うからね」
だそうで。でも、
「使いすぎて怒られた…。」
だそうで。

やはり税金が回されてるわけで無駄遣いはできないです。



浮いてる!

2005-05-11 12:37:44 | 実験
今週の実験の話です。

前回から引き続き超電導体の実験をしております。
その超電導体には冷やすと磁石と反発する(反磁性)という
性質があります。よくテレビでやってるアレです。

液体窒素を使って約-196℃度(!)まで冷やします。
その結果…


「浮いた~!」「すげー!」
と18歳達はおおはしゃぎしました。でも、先生も
「この実験は何回やっても飽きないし、面白いね。」
とおっしゃっていました。大事なのは好奇心。

写真の黒くて薄いのが超伝導酸化物。
その上に浮いているのが強力な磁石です。

今週の実験

2005-04-19 19:32:51 | 実験
久しぶりに実験の記事。

材料コースの生徒は無機・有機・高分子の
3つの実験を3班に分かれてします。
1年間かけて3つの分野の実験をするわけです。


僕のいる2班はまず無機実験からです。
今日実験したのは超伝導酸化物です。

超伝導体は電気抵抗が無いので
リニアモーターカーなどへの応用が考えられています。


写真は、原料を混ぜているところ。