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アメノチハレ

365回目の恋

夜遅めの食事と飲みが、この三日間続いたものだから
恐る恐る乗ってみた体重計が表示した数字に唖然とし
何かの間違いだろうと数回リセットしてみるが
数字は同じ。増えた。

久しぶりに会って飲んだ広島時代からの戦友も
「最近体重が増えたわ、酒太り」と笑っていたが
幾分ぽっちゃりと膨らんだほっぺたを見て
むしろそのくらいのほうが健康的だよと
豚しゃぶの肉を追加する。

食べる量は変わっていないが
若い頃よりは明らかに美食だし
若い時程エネルギーを消費しないからね。
太らないわけがない。
粗食こそが健康維持の秘けつとは重々承知の上で
目の前で嗅ぐ様々な芳醇な香りに
食という大きな生きがいの一部を確認する毎日だ。


1998年生まれの我が愛車だが
ふと気がつくとシリンダーにオイル漏れを発見。
バイクも歳を取って各部が少し緩んで来たようだ。
来年を車検を待たずして、このへんで一度ドック入りするかね。

仕事が終わっては毎晩のようにこの1台が置いてあった
ハーレーショップに寄って眺めていた時代があった。
以前ここにも書いたが、30歳の結婚の時にバイクをやめ
10年経って、そろそろ大人の乗り方ができるし
なにせ、デカい方が危なくないからと
勝手に理由を付けてまた40歳から乗り始めた。


とっても愛くるしい笑顔で
まるで昔からの知り合いのように開口一番
「ハーレー買ったんだって?」と
楽屋にご挨拶に伺った際に仰った言葉。

「今回は、とてもいい楽曲ありがとうございます。」と
今度はとても礼儀正しく二言目に言ってくださった。

三宅裕司さんが主催される劇団スーパー・エキセントリック・シアター第36回公演
『昨日たちの旋律~イエスタデイズ・メロディ~』
という芝居の主題歌として劇中でも唄われた「365回目の恋」(1998)という歌。
作詞は森雪之丞さん。


初めてお会いした尾崎紀世彦さんだった。
尾崎さんも古いビンテージ(ハーレー)を数台所有されているというのは
バイク乗りの間では有名な話で
唄うスーツ姿からもうすでに着替えられていた楽屋での出立ちは
膨らみかけた髪の毛を一本に束ねて、
今にも鉄馬にまたがりそうな風格があった。
初対面だったけれど、気のいいお兄ちゃんみたいで
かっこいい人だったな。

「ハーレーはお金かかるけど、楽しいよね~」と
あの愛らしい笑顔で話されていた姿を
今でもはっきり覚えている。


尾崎さん 安らかに。
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