to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

沼ノ原 2019年9月7,8日

2019年09月11日 | ハイキング

パクが北海道に来るというので、シロと3人でゆるハイ沼ノ原に行ってきた。
雨が上がるのを期待して遅めの出発としたが、残念ながら天人峡は今日も雨。
しかも本降り。
気は進まないが、ここまで来たんだから出発するしかない。


テン泊装備を背負うのは久しぶりだったから、ザックの重さが堪える。
第一公園の辺りで小雨になるが、その後も降ったり止んだり。


化雲は風があって寒かった。
五色への木道歩きが始まると、僅かに見える景色に、みんな口々にミンタラァと呟く。


雨の木道は滑るから侮れない。
特に五色を過ぎると木道が傾いているから要注意。
木道が終わると笹がうるさくなる。
このまま手入れがされなければ廃道となる日もそう遠くはない。
クチャンベツ登山口の復活が望まれる。
今日はパクだけでなく、酒飲みのシロもいるから、気合を入れて五色の水場で満水4Lを採る。
前日が雨だったから、大沼テン場の様子が気になっていたが、着いてみると水位は低く、余裕でテントを張れた。
しかしなんだ、沼越しのトムラウシを見ながら飲むのを楽しみにここまでやってきたが、見えるのはガスのみ。
本当は沼でビールを冷やせれば言うことないのだが、残念ながら水は温かい。


いずれガスがとれるのを期待して飲み始める。
ガスガスとはいえ、貸切のテン場で仲間と飲むのは楽しい。
酔いが回ってくると、トムが見えないのなんてどうでもよくなっていった。


日も沈んだし、泥酔する前に就寝。
風は弱くとても静かだった。
夜中に起きてみると、星は見えないがトムが見えていた。
外はとても暖かく、今日は寝袋は不要だった。


起床は4時。
テントの外に出てみるが全く寒くない。
こんなに暖かいテン泊は初めてだ。
9月の大雪とは思えなかった。
朝飯はトムを眺めながら優雅にカップ麺。
パクが写真を撮ってくれたが、これJETBOILの広告みたいでいいじゃないか。


飯を食ってしまえば特にやることもないから、予定よりも早く出発することする。


復路は気分次第でトムも踏もうなんて話していたが、みんなまったりモードから抜け出せないから、トムには行かず、のんびり歩いて帰ることに。
というか、復路でトムを踏むのは時間的にあれだ。


今日は昨日とは打って変わっていい天気。


ミンタラ満喫で、昨日雨の中歩いた苦労が報われた。


五色では大休憩。
何十分休憩しただろう。
その後もトムを眺めながらのんびり歩く。
なまらミンタラっすわー。なまらミンタラっすなぁー。(流行らないと思うが…。)


化雲岩ではお決まりの記念撮影。
みんなテンション高すぎ…。


その後は旭岳を見ながら下って第一公園を過ぎると消化試合。
滝の音も聞こえてきたし、もうすぐ滝見台かと思っていると、前を歩いていたパクが「痛え」とか言いだした。
次の瞬間の後背部にも痛みが。
蜂の奇襲攻撃だった。
これはまずいと走り出すが、けつまずいて見事にすっ転ぶ俺。
日頃なんのために走っているのか…。
気を取り直して走って蜂を振り切ったところで、シロに刺されたところを絞って毒を出してもらった。
それにしても、俺とパクだけが刺されてシロは無傷。
ちぇっ…。
下山後は花神楽で風呂に入り、蜂屋でラーメンを食って帰札。


テン泊は久しぶりだったけど、すごくよかった。
テントで寝るっていうのがとても楽しい。
来年もまたみんなでテン泊したい。