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副交感神経が優位になるような写真が好き。

太刀川英輔

2021年09月29日 17時05分24秒 | 意識論関連

ヒトの創造も自然現象であるはずだ

 -太刀川英輔:NOSIGNER代表

 出典:https://diamond.jp/articles/-/283188

 

⇨残念ながら太刀川の発想は間違っている

遺伝的「進化」というものは「進歩」ではないからだ

遺伝的進化の果てに絶滅しようが何だろうが 全ては「結果」であって目的がない

目的がないということは 絶滅する可能性も充分にある それが遺伝的進化という自然現象の実態である

太刀川は遺伝的進化というものが偶発的なものであることを「知って」いながら 未だに進化が万能なものであると勘違いしているのである

 

太刀川は『進化思考――生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」』という本を出版し 山本七平賞という学術賞を受賞したそうだが 学術界の大半がバカの集まりである以上 いかなる賞や評価もアテにはならない

「主観が大事」だとか言い出した野依良治も 金融工学と称して利益追求ばかりを評価基準にした経済学者共でも ノーベル賞は獲れるのである

評価審査している奴らがバカではない保証はどこにもない

「生き残るコンセプト」だとか言っているが 残念ながら遺伝的進化というものは偶発的に生き残った結果だけであって 進化の果てに生き残れるかどうかは何の保証もないのである

ある特定の収斂進化の結果として 急激な環境変化に対応できなくなることで絶滅することもあり 決して遺伝的進化の全てが「生き残り」に適する保証は何もない

 

ヒトという種の生物の脳というのは すぐに「決め付け」や「常識」に囚われ簡単に創造性を喪失するように先天的にできている

だから創造性を発揮することは凡人には難しいのである

太刀川は「自分は創造性を発揮できる優秀な人間」あるいは「創造性なんぞ誰にでも発揮できる簡単なものだ」とでも思っているのであろう それはあまりに安易で傲慢というものである

天動説が信じられていた時代には 地動説は「火炙り」にされた

それは 天動説が「常識」であり「普通」であり「多数派」であったために それこそが気分的に安心で満足感を得られる「正義」になっていたからである

ヒトという種の生物は 主観的な安心満足という脳内麻薬の奴隷になることが優先され 物事の真偽を論理客観的に検証することを簡単に放棄し 思考停止のバカに陥り 様々な諸問題の解決策を見失うのである

 

太刀川は「ボケとツッコミ」だと喩えているが 常識的で普通の多数派の方が「正しい」と思っている限り 論理客観的な根拠を伴う真実であっても「笑いもの」にされるのがオチである

面白い発想で金儲けに応用することは可能かも知れないが 金儲けができたからといって社会持続可能性や安全性が担保されるわけではない

本当に社会持続可能性や安全性を高めるために必要なのは 既存の常識や普通や多数意見に本当に論理客観的な根拠が伴った真実なのかどかを自律的に見極める能力が必要であり 世間的評価だの人気だの発行部数や年収で真偽や人間としての価値が決まるわけではない

太刀川だの読書猿だの養老孟司だのイマヌエル:カントだのフリードリヒ:ニーチェだのを 何の批判精神も持たずに世間的評価を鵜呑みにして信じ込んでいる頭の悪さを自覚する必要がある

 


遺伝的進化というものは 全てが成功することが保証されているわけではなく 偶発的に成功した結果以外は死滅し 死んだ個体種はほとんど証拠が遺らない

DNAゲノム配列パターンのバリエーションは 事実上ほぼ無限といって良いのだが 実際に観測可能な生物やウイルスのゲノムパターンというものは極めて限定的なものしか遺っていない

それはつまり 現存しない生物以外の全ては死滅していることを意味するのである

ごく稀に化石として形が遺っている生物があるが 大半は現存しない

三葉虫もアノマロカリスもティラノサウルスも 挙げたらキリがないほどの絶滅が過去に起きているのである

「恐竜は鳥の姿で生き残っているじゃないか」という屁理屈もあるが ティラノサウルスがティラノサウルスの形で遺っていない時点で 偶発的に鳥類に変異した個体種以外は全て死滅しているのである

現存する生物の全ては 過去に存在していた生物種の中から偶発的に環境適応できた個体種であって 「〇〇の姿で生き残っている」などというのは都合の良いこじつけに過ぎない

ほとんどは死滅している事実を無視した都合の良いこじつけである

 

ヒトという種の生物は 先天的には創造性を喪失するように出来ている

創造性というものは決して自然現象ではない

ヒトという種の生物は 自然状態では無意識にシーケンシャルにバカになるように出来ている

この先天的仕組みを理解し どうやったらバカにならずに済むのかを理解することで バカにならずに済むようにもできる

芸術やエンターテイメントの類いで突拍子もないものをでっちあげて「創造的だ」と形容することは簡単かも知れないが それが社会持続可能性や安全性に適する根拠にはならない

何も考えていないバカの評価基準で社会安全性や持続可能性が担保されることはないのである

 

衆愚はすぐにうかれてデマや嘘に飛びつきたがるが それこそが真実を見失う最大の原因なのである

 

 

 

Ende;


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