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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

横切る本能。

2013年05月19日 20時40分17秒 | 意識論関連
○前を横切る本能。

 アメリカで走行中のバスの前を強引に横切ろうとしたシカが、フロントガラスを突き破り車内で暴れるという事例があった。

 猫なんか典型なんだけど、なぜか動物の多くは走行中の自動車や列車の前方を横切る性質がある。

 自転車で荒川河川敷の緊急車輌道路を走っていると、スズメが大挙して前方を横切ってビックリすることもある。

 走行中の車輌の前方しか逃げ場がないならまだしも、河川敷のようにどこにでも逃げ場がある広い場所であってもスズメは車輌の前方を横切ろうとするのである。鳥類の場合一羽が特定方向に飛び立つと、集団が一斉に同じ方向に飛び立とうとする習性もあるので厄介である。



 自然史上においては自動車のように高速で大きな物体はごく最近の出来事であり。本能的には適応出来ていないのが原因と考えられる。

 本能的な適応を果たすためには、自動車が近付いてきた時に前方を横切り死ぬことによって、偶発的に自動車の前方を横切らない遺伝要素を持った個体だけに淘汰されなければならない。

 偶発的に生存に適した行動習性本能を持った個体が、淘汰によって遺されることは、意識的な「戦略」でも「目的」でもないのは明らかであり。現在の生物学における「生存戦略」などという話は非科学的観念に過ぎない。

 蛾が人工の炎に飛び込む現象も、元々は天体の明かりを手掛かりに飛行制御する習性が、人工の炎に適応出来ないことが原因であり。偶発的に遺された本能習性の全てが常に生存だの種の保存になる論理的証明など存在しないのである。





○階級差別意識。

 まず、「東大生=頭が良い。」という観念に論理的/科学的根拠はない。

 東大生の多くが能力による階級差別をする水泳教室に通っていたというのも、階級差別意識による強迫観念によって学力成績バカに陥った結果として東大生になった結果に過ぎないという分析も可能なのである。

 地下鉄に毒ガスを撒き散らしたカルト宗教の幹部に有名大学生が多かったことからも、教えたこと以外何も自律的には判断出来ない偏差値バカが有名大学生には多いという分析も可能である。

 能力による階級差別を強要しておくと、ヒトの多くは階級差別に執着する傾向があり。これは子供においては洗脳にしかならない。

 洗脳状態というのは、すなはち差別意識などの無意識的強迫観念によって、自己の行動選択の論理検証性が失われている状態を指すのであり。東大生の多くが階級差別を行う水泳教室に通っていたという話は短絡的に「頭が良い。」ことの科学的論証には全くならないばかりか、単に能力差別主義者が東大生には多い可能性も充分にある。

 単に東大生の統計を取るだけでなく、通り魔や銃乱射事件の犯人などの無差別殺人犯や振り込め詐欺師においても検証すべきであり、一面的な現象論だけから都合の良い結論だけ抽出するのは科学的論証とは言えない。

 むしろ積極的に東電社員達の育てられ方や、カルト宗教幹部達の生い立ちなどを検証した方が、社会安全性にとって有益な話であって。「東大に入れた。」ことを短絡的に「良いこと。」と決めつけた一面的な検証をすることには大衆迎合に他ならない。

 「東大生=頭が良い。」などという科学的根拠のない大衆観念に基づいて、「水泳教室=頭が良くなる」などという話を鵜呑みにし、自分自身で他の可能性や分析を全く行わないことの方が、むしろ「頭が悪い。」ことの論証であると言える。

 東大生は学力偏差値は高いが、これが短絡的に「頭が良い。」ことの認知科学的論証にはならない。それは通り魔などの無差別殺人犯にも、社会的責任を負わない「エリート」達にも少なからず学力偏差値だけは高い奴はいるからである。

 東電で原発の安全管理をしていた社員や幹部達にも、東大生はいたはずである。それでも「東大生=頭が良い。」などと言い張るというのであれば、もはや「脳が壊れている。」としか形容不可能である。

 

 前頭葉の血流増加を短絡的に「頭が良くなる。」証拠であると決め付けるのは、大衆観念に過ぎず科学的論証とは言えない。

 脳のどこであれ、血流増加という現象が短絡的に「頭が良くなった。」ことの科学論理的証明にはならない。

 脳トレ類における「頭が良くなる。」根拠とされたのも脳血流であるが。実際には脳トレ類では「頭が良くならない。」ことは、既に英国の大規模実験によって証明されているのである。

 安梅なんちゃらとかいう女の言うことが、科学的な絶対証明である保証は、垂れ流しをしているマスコミも一切行うつもりはない。現在の認知科学界というのは、科学的な論理検証に基づいた批判精神というものが全くなく、大衆ウケさえすれば何でも受け入れてしまうオカルト集団に過ぎないことを認識すべきである。

 東大生の中に水泳教室に通っていた割合が多いという所までは統計的に現象として証明されたとしても、それが短絡的に「水泳教室にさえ通わせておけば、頭が良くなる。」ことの論証には全くならない。

 少しは大衆マスコミも自分の頭で検証したらいかがであろう。

 実際、英国での大規模実験の結果を日本のマスコミが大々的に報道したこともなく。むしろ「脳血流=頭が良くなる。」などという非科学的根拠に基づいた大衆観念によって、「これさえやっときゃ、頭が良くなる。」などという大衆迎合の体制を維持するために隠蔽黙殺することしか考えていないのであろう。



Ende;

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