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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

迷惑の構造

2022年05月08日 13時13分35秒 | 意識論関連

遺伝的進化が促される過程においては 必ず環境に適応的でない個体のほとんどが死滅する必要性がある

遺伝的進化というものは淘汰圧力という死滅なくして促されることはないのである

遺伝的に癌体質の遺伝子を持った人達を全員断種や殺害して遺伝子が遺らないようにヒトという種の生物は癌になりにくい「進化(品種改良)」を促すことは可能である

先天性のあらゆる疾患も その遺伝子が拡がらないようにすれば 先天性疾患の遺伝子を持ったヒトは確実に減り 医療費も抑えられることになるだろう

しかし それは当然のことながら先天性疾患の遺伝子を持ってしまっている人の人権を侵害することでもある

自分の遺伝子は自分では選べず 本人には何の瑕疵もないにも関わらず 遺伝的進化の名残りとしての変異によって先天性疾患を持って産まれてきてしまった人に対して断種や殺害といった行動を採ること自体が人間として間違っているのである

先天性の疾患や障害は 変異によってこれからも増え続けることになる

それは医学的進歩によって克服すべきものであって 淘汰圧力を必要とする遺伝的進化に頼るべきものではない

 

ヒトが暴力的報復や懲罰によって「解決」だと錯覚する先天的な認知上の欠陥は 自己客観的論理検証によって錯覚だと自覚し 合理的に実効性のある再発防止対策によって本当の「解決」に近づけること「も」可能である

ヒトが物質的富や権力欲に溺れるのは 結局は「他人との比較」によるものであって 他人とどんなに比較しても本当の自分は満たされることがないため 独裁者は際限なく身勝手な欲望を暴走させるのである

自分が幸福かどうかは 他人と比較しても意味がない

なぜなら ヒトの脳は他人とは脳神経接続が存在しないために どんなに「俺の方が幸福だ」と思っても 比較のしようがないのである

だが 他人からの評価や 他人との比較による幸福を追求しても 本質的には自己が満たされることがないからこそ 独裁者は際限なく欲望に踊らされ 非合理な暴走に陥ることになるのである

生物学者の加藤英明や ヴァイオリニストの千住真理子のように 自分が主体的に楽しいと思えることに熱中できてこそ 他人への配慮も働くようになるのである

加藤英明なら爬虫類の研究を続けるためには社会が安全であることが前提であるからこその献身的行動が採れるのであり

本当に自己が満たされるためには社会が安全で公平であることこそが 本当の「究極の利己」でもある

しかし 独裁者というのは 他人との比較による優位性の錯覚に囚われてしまうことによって 中毒的に他人を蹴落とすことばかりに意識を奪われ 他人への迷惑に配慮が働かなくなるのである

何が本当の幸福なのかを見失っているからこそ 独裁者達はおしなべて満たされぬ自己を満たそうとして他人に危害を加えようとするのである

誰かから評価を受けている状態であれば 評価してくれるなにがしかの「権威」に服従忖度迎合同調していれば満足感も得られるだろうが

いざ自分が権力の座に就いた途端に評価してくれる相手がいなくなり 結果的に他人から物質的な富を奪うことでしか満足感を得られなくなるために 独裁者達は暴力的になるのである

それは イヌ科の動物が群れの中でボスだけが特異に服従対象を喪失することによって暴力的になることや 繁殖行動が促されるのと同じメカニズムである

要するに独裁者というのは 野犬の群れの封建的ヒエラルキーを作り出す先天的行動バイアスに操られているだけなのである

暴力性というのは恐怖によって促されるものであって 主体的に楽しめる事柄があれば 熱中している間はかりそめにも「忘れ」ることができて満足充足感を得ることが可能となる

恐怖というものは 生物が弱肉強食の過酷な殺し合い競争の中で培われたものであって これは人間社会においては無駄なものである

だが 熱中できる何かがあれば これは他の人には真似ができないような発見や発明にも到達することも可能となり これこそが文明の発展を促してきた原動力「知的好奇心」というものである

 

全ての人が個人的に熱中できることがあれば 自ずから社会的配慮は働くようになり 富の独占のような中毒に取り憑かれて社会を崩壊に導くような行動はしなくなるようにもなるのである

暴走族だの迷惑系ユーチューバーだのといった奴らというのも 本当に個人的に楽しめる純粋行為を持たないが故に ウケ狙いが暴走することで迷惑行為にしか中毒的に取り憑かれて破綻にまで暴走するのである

加藤英明は 言うなれば爬虫類中毒ではあるが これは他人と比較できるものではなく あくまで「自分が個人的に爬虫類をカッコイイと思っている」からこそ 他人への迷惑にも配慮ができるようになり 社会貢献的活動もできるようになるのである

 

社会的な迷惑者になりたいと思って独裁者や迷惑系ユーチューバーは迷惑をかけているわけではなく 何が本当に自分を満たしてくれるのかを識別できていない盲目性によって 本当は望んでもいない結末へと暴走することに歯止めがかからなくなるのである

プーチンであれば 「業績」評価によって他人よりも自分の方が優秀だという優越感を突き詰めた結果 評価してくれる自分よりも「上」の者がいない最高権力を得てしまったが故の喪失感に突き動かされる形で戦争などという非合理な行動に陥っているのであって 他人からの「業績」評価に頼った評価承認欲求中毒というものは 薬物中毒同様に本質的な自己を満たすことが出来なくなってしまうのである

要はプーチンは「誰かに褒めて欲しい」と甘えているのである

だからプロパガンダによって自国民を騙してまで虚構の評価までをも得ようとしているのである

他人を騙しているつもりが 実は錯覚によって自分が自分に騙されているのである

 

 


Ende;


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