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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

○動物的。

2016年03月21日 06時12分23秒 | 意識論関連
尾木ママが「動物を飼うことは子供の教育上とても良い。」と言っていたんだけど、これには合理的根拠がない。

イヌの飼い主がイヌのフンの始末をしないことや無駄吠えをしないようにシツケないことや、ネコ好きの人がエサを撒き散らして町を汚したりするのが社会問題となっていることからも、「動物好き=人間性」であることの証明にはならない。

「動物の気持ちがわかる」というのは、論理的理解能力のことではなく。あくまで気分感情的な共感性を持っていることを意味するのであって、こうした気分的共感能力というのは、振り込め詐欺師集団や暴走族、暴力団の統率能力の素ともなるものでもあり。これが人間性の根拠である自律的な社会的責任判断能力とは無関係なのである。

気分感情というのは、あくまでヒトという種の生物にも他の動物にも共通して組み込まれた行動バイアスであり。これがどんなに「わかった。」ような気分になっても、人間としての自律的判断力には関係がない。

動物的な、いわば利己的で身勝手な行動に共感することで、他人の迷惑に配慮が出来ないのでは、かえって人間性の欠如につながっている場合も少なくない。

例えば、イヌを飼っている家庭の子供がイジメをしないとか、幼少期に動物を飼っていた人の犯罪率が低いなどと言った統計的根拠でもあればまだしも。「動物を飼うことが人間性を養う」などというのは、むしろ大衆的妄想に過ぎず、根拠がない。

気持ち、すなはち気分感情というのは、動物的な「情動」であり。これがどんなに養われても行動合理性を「考える」という論理検証性にはつながらない。

世界的に問題となっているISILというのも、彼らの気分感情によって引き起こされているものであって。オウム真理教などのカルト宗教などにも見られる洗脳というのは。イヌなどに見られる集団統率的行動バイアスを作り出す先天的な社会形成習性が引き起こす結果である。

「気分感情=意識」という大衆的な妄想錯覚を、妄想錯覚であると認識しない限り。この妄想錯覚に基づいた過ちは後を絶たない。

振り込め詐欺に騙されるのも、ヒトの先天的な行動バイアスに欠陥があるからであり。詐欺師はこれを巧妙に突くことで他人を騙すのである。 他人を騙せるのは、「他人の気持ちがわかっている」からでもあり。これは論理的理解とは全く異なる観念的なものに過ぎず、一人の人間としての自律的な社会的責任判断能力とは無関係なものなのである。

気分的に嫌な話に対しては「理性」だと解釈し、気分的に良い話は短絡的に「心(気分感情)」だと解釈するご都合主義を振り回しているから、何が問題なのかの分別(ふんべつ)がつかなくなるのである。

利己的行動というのは動物的な行動であって、利己的行動が自分が生活する社会にとって不利益になることを論理的に理解していないという、意識狭窄性こそが人間性を喪失させる原因であり。その場限りの利益を優先する動物的な行動バイアスこそが、あらゆる「人災」の最も根源的原因なのである。





Ende;

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