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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

○AI。

2018年10月14日 22時13分02秒 | 意識論関連
AIの怖いところは AIというのは与えられた命題について有効な答えは出せるのだが その「有効な答え」というのはあくまでも「与えられた命題」についてしかAIは答えを出していないという点にある

例えば AIに「日大アメフト部が試合での成績を上げるためにはどうしたら良いのか」という命題について出してきた答えというものは 「成績を上げる」という目的のために有効な答えは出してくるのかも知れないが それ以外のファクター要素についてAIは一切「考え」てはいないということである

AIが導き出した答えに則って行動を実行した場合に「成績は上がったが犯罪者は増えた」のでは話にならない

だがAIからしてみれば「聞かれたことには最善の答えを出したが、聞かれていない要素については聞かれていないので答えようがない。」のである

これは日大アメフト部内田正人元監督が「勝ちゃ良いんだろマシン。」に陥ったのと同じようなものです

AIというのは所詮は機械なので 与えた命題以外にまで考慮するという人間性は特に組み込まれていないのです

何を目的として優先的に答えを導き出すべきなのかは AI自身は自ら自律的に責任を持つ構造がない

人間としての本質的意識を持たない無責任なアメフト監督や 機械に過ぎないAIというのは与えられた命題以外を一切考慮に入れない「それだけやっときゃ良いんだろマシン」としてしか機能しないということです

もし 利己的利益だけを追求するために超高性能量子コンピューター上のAIを用いて金融取引をさせた場合には 富の独占をさらに暴走させることにもなり得る

ですから超高性能AIには 社会持続可能性と安全性にとって最も有効な答えを導き出し 金融政策などに反映させることが必要になるでしょう

AIなんてのは所詮機械でバカに過ぎませんから 「バカとハサミは使いよう」なので使い道については人間性を追求する必要がある バカは暴走しかしませんから ブレーキは「人間」がかけないといけない



また AIは錯覚を再現させることも可能なのだそうなので ヒトの多数派同調性や迎合性も再現されている可能性が非常に高い

実際 優生学に対する論理反証については 少数異端であるという判断をするだけで科学論理的に正しいかどうかを理解判断することは出来ず 恐らく同時に養老孟司や多くの生物学者や哲学者の言っている内容が論理的根拠に基づいた有効な理論ではないことも認識は出来ない



 ◇追記:

命題に対する暴走という点においては 経済学における「株主の利益を最大に」という話も暴走に過ぎない

株主の利益を最大にすることだけを目的に暴走していれば 従業員が自殺しようと環境破壊になろうと「知ったこっちゃない」ということになる

本来経済というのは「世を経って民を救済する」のが目的であって 株主の利益だけのためにあるわけではない

自然淘汰の構造原理を経済に持ち込むのがそもそもの間違いであり 遺伝的進化というのはバカ丸出しで同じことだけを繰り返し 膨大な屍の上に成り立つ淘汰圧力の結果でしかない

アダム:スミスの言う「見えざる神の手」などというものは理論的にも存在しないのである

もし存在しているとしても その「神」というのは株主にとってだけの「神」であって 人類全体にとっては「神」でも何でもない「無能の神」でしかあるまい

教えられた内容の中で一体何が間違いなのかを自律的に判別出来ないバカが どんなに大量の知識をひけらかして自慢しても それは「誰からも教えられていないことに気付く」能力とは全く別次元なのである



Ende;

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