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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

数理の嘘。

2013年07月02日 16時14分18秒 | 意識論関連
○数理の嘘。

 電力というのはエネルギー全体から見ると1/4でしかなく。温室効果ガス抑制というのは電力以外でも解決可能なものでもあるそうだ。

 自分では何がしたいのかわからなくてクソうるさいポンコツ車輌で近所をグルグル回っている迷惑騒音男がいなくなれば、二酸化炭素排出量を大幅に減らすことも可能かも知れない。

 この種のバカって日本中に蔓延しているからな。




 ヒトという生物の本能習性が、論理検証的思考を「嫌う」ことと。論理検証的に考えなければ解決策が得られない事実は相反するものではない。

 大抵の場合、マスコミの議論というのは気分的な「希望」や「ワクワクする」などという観念的快楽に帰結してしまって。問題の本質を簡単に見失う傾向が強い。

 原発の危険性を放置した原因の一つとして、「夢のエネルギー」などと称して気分的に満足してしまったが故に検証性を喪失したのであって。気分の問題を論理的問題とすり替えるのは最も危険な文科系大衆観念であり、思考バイアスである。

 おいらは「数理」という言い回しが嫌いで、「数字統計」というのは偏った特定の利権者にとって都合の良い数字だけを取り上げることで、本質的論理検証性が撹乱されることが少なくないからだ。

 特定の数値統計というものが、本当に本質的な論理的根拠を伴うものであるのかどうかを検証判断するのは、数字だけではなく。その数字の根拠となる論理の方を検証する必要性がある。

 そもそも数学が得意な奴が、養老孟司の言っている内容の論理検証が出来るかと言えば、現実全く出来ない場合がほとんどであり。オカルト生物学/脳神経科学や哲学が放置されているのも、数理学者達がポンコツだからに他ならない。

 脳の動作を数理モデルに基づいて予測することが可能であるとしても、それは環境依存的「結果」しか導き出すことはなく。個人の意識的論理検証性に基づく「目的」行動選択自体は数理モデルに依存するようなものでは構造原理的にない。

 通り魔の脳の数理モデルを再現したところで、通り魔がどうして自分の行動を論理検証出来ないのかについては全く答が出ない。それは蛾が人工の炎に飛び込むシーケンスを数理化したモデルと同じものであって、無意識的条件反射行動の数理モデル化以上の意味が存在しない。

 意識的論理検証という自律的な目的行動選択というものは、数理数量予測化出来るようなものではなく。あくまで個人の自発的「意志」によって変えることの出来る選択可能性を論じているのであって。株価変動などの「結果」だけを取り扱う金儲け主義経済学とは全く次元の異なる話である。

 金儲けだの、世間的成功といった個人の世間的比較評価成績といったものを基準にしてしまえば。個人の自律が蔑ろにされるのは必然である。原発の危険性を放置してでも東電の体制維持を目的にしていれば、そりゃ自律的な社会的責任判断がされなくなるのは当たり前でしょ。

 自律判断というものは原理的に数理数量化出来ないものであり、だからこそ「自律」なんですよ。

 初期値と条件値を入力すれば、必ず結果が確定するような無意識的条件反射行動バイアスという「結果」だけを述べているのであれば、これは「寝言」以上の何の価値も存在しないわけです。

 自分の周りにバカしかいない環境条件の場合、自分もバカに陥ることを正当化出来るわけではありません。ヒトの多くが環境に基づいた無意識に行動を左右されがちな傾向性をどんなにたくさん統計数理的に実証しても、人間としての自律的行動選択をしなくて良いことの論証には全くならないのです。

 これは数値数量化出来ない論理構造であって、数理の問題ではありません。

 自閉症スペクトラムが原因でイジメが発生するのが問題なのではなく、むしろ多数派の「正常」とされる「普通のヒト」達が観念的に少数派を差別排除迫害するという先天的習性こそがイジメの根源にあるのであって。多数派という数字を論拠に「正常」と見なす非論理性自体を指摘するのも数理ではありません。

 数理というのは多数派を短絡的に正常と見なす観念の源に利用されることが少なくない。多数派が間違っていることを指摘する場合、数値統計的根拠は全く意味を成さず、構造的不条理性を論ずる以外にない。

 数理は万能ではなく、数字は断片的現象結果しか現さない。

 「結果」だけを論じているならば、そこに「目的」行動選択が永久に出てこないのは必然的結果である。

 数理は手段道具としての役割は存在するが、数理だけで全てを論証しているから、「合理性=心がない。」などという文科系大衆観念に陥るのである。

 数理というのは、論理検証の道具ではあっても、目的として扱うべきものではない。




Ende;

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