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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

こじつけ。

2011年12月06日 15時28分21秒 | 意識論関連
起こったことの全てに意味をこじつける必要性はない。

 ウロコフネタマガイの硫化鉄のウロコに、何らかの目的を求めなくても構わないのである。単に生体にとって体内の過剰な硫化鉄分を体外に排出する機構として体表から析出した結果としてウロコが鉄で出来ているだけなのであれば、それはヒトでいえば単なる皮膚の垢とか髭と同じで、それが生存環境においての「意味」を持つのかどうかとは無関係な体内機構の「結果」に過ぎない。

 文系思考の生物学者達の多くは、生物の「結果」の全てに何らかの「意味」をこじつけておけば科学的証明であると勘違いしているフシがある。

 哲学においても「自分だけが自分なのが不思議。」などという話も。単なる「結果」に対する「結果」的違和感(気分的感覚)を不思議だとか言っているだけであって、科学的、論理的には何も謎は存在しておらず、ちっとも「不思議」ではないのである。他人の考えていることがわからないのは、単に脳神経回路がつながっていないからであって、科学的には何ら不思議など存在していないのである。

 生物学における進化に対する無理矢理な理由付け、こじつけには。科学的な謎とか不可思議が根拠になっておらず、単に従来の生物学における無意味なパラダイムに則って反射的に「不思議」だと言い張っているだけであって。最後には必ず「奇妙だ。」とか、「素晴らしい。」だとかいった主観が結論になってしまっていることがほとんどである。

 こうした無意味な主観でしか分析されないのであれば、そこから本当に科学的「謎」の解明などされる訳もなく。長谷川眞理子のように「将来殺人事件が増えるか減るか。楽しみだわ。」などという、あたかも自分がヒト以上の何者であるかの如き異常なオカルト発言をするようになるのである。NHKの室山も同様であろう。

 同じヒトである以上、殺人事件を他人事のように形容するのは、もはや科学的客観性とは言えず、単なる傍観であって、全く問題意識も探究心も持たない戯言に過ぎないのである。

 科学というのは、科学というものの価値というものは。普遍的に何が危険で何が安全であるかを認識することが可能であるからこそ存在価値があるのであって。単なる気分的満足をしているだけで何も探求しないのであれば普遍性など導き出すことは出来ず、全く意味を持たないのである。

 長谷川眞理子が導き出したという「ユニバーサルカーブ。」の普遍的傾向も、要するに大脳辺縁系の活動と年齢との相関関係を数値化したものに過ぎない。普遍的に「性別によって何歳くらいに殺人を犯す傾向」を導き出しただけでは、それは大多数の殺人を犯さないヒトとの違いには全く言及していないのである。

 つまり、「殺人事件を犯した者」という限定的事象においての普遍性しか持たず、ヒト全般における普遍性は何ら立証していないのである。こんなものを業績だともてはやして喜んでいるのはバカげた話である。結論として「これからどうなるのかは、さっぱりわからないわ。」と言っているだけだからであり、全く糞の役にも立たない話に過ぎないからだ。

 本当に役に立つ業績というのは、殺人を犯す者と、どのような環境においても殺人を犯さないものとの決定的差異を導き出すようなことであって。性別年齢における傾向性自体は、それだけでは何の役にも立たないのである。

 どうにも下らないことを業績扱いして満足しているだけなら、それは社会にとって税金を無駄遣いする「お荷物」でしかなく。科学としての価値を全く持たないのである。

 ユニバーサルカーブにおいても限定的に「立証」されているように、殺人などの凶悪事件の発生率というものは大脳辺縁系の活動との相関が明確に現れている。それなら今更無意識的本能に意味を求めるような生物学のこじつけ取り繕いに耳を貸す必要性はほとんどない。そのほとんどは結果論に対する主観的感想を述べているだけに過ぎないからである。だから「文系」生物学者なのである。

 結果論の全てに理由や意味をこじつけたところで、ヒトが犯す過ちに対して何ら原因究明にも対策にも結び付くことはない。それこそNHKの室山解説委員のように「人類は絶対に絶滅する。」のであれば、如何なる意識的対策も意味を持たないことになるのである。絶滅する可能性がないとは言わない、あっても構わない、あるならあるでどうすれば回避できるのかを「考え」ること、探求する「意思」が重要なのであって、それがあって初めて科学というものの意味が出てくるのである。「不思議だわ。」とか「奇妙だわ。」とか「わからないわ。」といった結論しか出ていないものを業績扱いしている時点で、現在の生物学の体制は「意思」としての探究心が決定的に欠如しているのである。

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