イヌの生存戦略など存在しない
そもそも遺伝的進化に「戦略」が介在する余地などない
イヌがヒトの感情を読み取る
⇨感情を読み取ったとしても 読み取っているのは主観的感情であり ヒトの動物的側面だけである
私であっても 良く訓練されたイヌに対しては安心感を「感じ」ることができるが 主観的「感じ」をいくら抽出枚挙しても論理客観的な何か科学的立証にはならない
菊水健史(きくすいたけふみ) 麻布大学
ヒトとイヌが見つめ合うとオキシトシンが分泌される
⇨シロイルカと見つめ合ってもオキシトシンが分泌される可能性は充分にある
ネコ好きならネコ相手でもオキシトシンが分泌されてもおかしくはない
そもそもオキシトシンは仲間同士の絆のような感情も作り出すが 同時に差別や序列も作り出すものであって 決してオキシトシンが分泌されたからといってアニマルセラピー以外に何かの役に立つわけではない
⇨イヌは平等を嫌う 平等を嫌っている時点で人間性と反する
イヌも言葉を理解しているという
少なくとも400語は憶えるという
⇨言葉を理解したとしても 論理的に物事を考え 人間としての論理客観的判断ができるわけではないし
そもそもヒトであっても 学力偏差値がたかくても論理客観的判断が出来ている者はほとんどいないのである
イヌが理解しているのは 物の分別だけであり 新聞とは何か PETボトル飲料がどれか そういった区別だけならニューラルネットワークAIでも可能なものであり 人間の知能としての論理客観的真偽の判定ができるわけではない
AIがSNS上のヒトのヘイトスピーチを「正解データ(常識)」として学習してヘイトスピーチに便乗するのと同じように
イヌは野犬の群れの中で育てば野犬にしかならない
ヒトであっても大量の言葉を理解していたとしても 東京電力福島第一原子力発電所において原発の津波に対する脆弱性を放置しない保証があるわけではない
ロシア ドミトリー:ベリャーエフ ギンギツネの人工繁殖実験
野生では極めて警戒心が強い
ネオテニー 幼形成熟性
眼輪筋はイヌでは発達したが 原種のオオカミにはない
⇨多頭飼育崩壊をイヌが避けられないのは イヌには何の戦略もないからである
イヌに対して気分的安心満足感を主観的にいくら「感じ」ても それを事後正当化する形のあらゆるこじつけには意味がない
主観的感覚はいくら並べ立てても主観以上の何も論証しないのである
Ende;