「人間に飼い慣らされたことによって脳が小さくなっている可能性が指摘されました。」
◇出典:「ネコの脳は小さくなってきている」と研究で明らかに -GIGAZIN
という見解があるのだが
後天的に「ヒトに飼い慣らされていて脳を使わなかったから脳が小さくなった」かのような解釈をしているが これは間違いである
先天的に脳が小さい方が飼い慣らす上において扱い易いなどの理由で 脳が小さい個体を交配させていた結果として脳が小さくなったと考えるべきである
後天的に脳を使うか使わないかは遺伝的要素には影響を及ぼすことはなく 脳容積は先天的に決定しているものであって ヒトが意図していない「品種改良」として脳の小さい個体への収斂を促している可能性がある
脳が大きい個体だと飼い慣らすのが難しいとか 頭が良くてどこかへ逃げてしまうとか そういった理由で結果的に脳の小さい個体ばかりを配偶交配させてしまっている結果として 世代を重ねたことで脳が小さくなったと考えるべきである
「飼い慣らしたら 脳が小さくなった」というのは論理的に間違いである
「脳が大きいと飼い慣らしづらいため 結果的に脳の小さい個体同士ばかりを配偶交配させていた」という意図していない「品種改良」になっていると考えるべきである
「品種改良」というものは ある特定の形質や習性への収斂を促すことが可能ではあるものの 意図しない形質や疾患などをもたらすこともあり 乳牛はヒトが搾乳をしないと死んでしまうなど ヒトが飼育しなければ死んでしまう性質も持っているのである
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