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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

誠実さの真実

2019年07月18日 08時58分11秒 | 意識論関連
ニューラルネットワークAIがブラックボックスだからといって特別に観念的恐怖心を煽るのはおかしな話である

そもそもヒトの生体脳機能自体もブラックボックスであり 故に誰も制御など出来ていないからこそ戦争や犯罪の論理的原因もわからず 無くすことも出来ないのである

大衆が抱く「新しいものへの観念的恐怖心」を利用し あたかもAIこそが危険であるかのように誘導するのは単なる大衆迎合エンターテイメントであり 到底科学や哲学に基づいた検証とは言えない

ヒトの生体というのは脳に限らず未だブラックボックスな部分は多く 決して全てが解明されているわけではなく 麻酔のメカニズムは未だ科学的には解明されてはいないし 細胞同士がメッセージ物質のやりとりで連携していることもごく最近解明されたことだそうである

 ◇

「AIが何をしでかすかわからない」と怯える前に そもそも「ヒトが何をしでかすかわからない」ことの危険性を解明することの方が先である

ところが ヒトの危険性というものは長い間放置されてきたものであるため 危険性に慣れてしまって「怖くない」ために問題意識が働いていないだけのことである

犯罪や戦争というのは人類史上無数に繰り返されてきたため 何が危険なのかを理解しようという意欲が働かなくなっているのである

中世における暴力覇権争いを英雄視し 「天下統一を果たした」などと称して偉人扱いするが それならナチスの勃興がなぜ英雄視されないのかと言えば 中世における暴力覇権争いに対してヒトの多くはファンタジーか何かのように「他人事」扱いになってしまっているからである

同じ「ヒト」が引き起こした厄災であることを忘れ 遠い昔のお伽話扱いにしているからナチスと扱いが正反対になるのである

こうしたヒトの無意識性が持つ危険性を認識せず 「慣れて」しまうことで問題意識が失われてしまうのである

ヒトは先天的にバカなので 新しいものは観念的に恐怖心を抱くが 昔から変わらないものには何の疑念も抱かなくなる習性がある

これはドーパミンが持つ常習性によるものであり 単なる中毒に過ぎない

意識の本質とは 論理的安全性と観念的安心の明確な区別によって目的行動選択をすることである

ところが 大衆マスコミの大多数は観念的安心ばかりを追求し 観念的恐怖心に基づいた叙述ばかりを信用したがるため 哲学(考え)を逸したお伽話を鵜呑みにしてしまうのである

本当に安全性を求めるために必要なのは 観念的恐怖心に基づいた煽動に惑わされず 徹頭徹尾論理的根拠に基づいた検証性という本質的意識が必要である

そのためには自己の何が観念的恐怖であるかを区別認識する必要性がある

人工知能を怖がる前に その人工知能を作ろうとしているヒト自体の危険性について徹底的に検証することの方が先なのである

ヒトは今まで実証不能の観念を振り回し他人に多大な迷惑をかけてきた それに慣れてしまって「ヒトとはそういうものである(養老孟司)」と称して慣れてしまい 問題意識を持たなくなり 論理客観的原因究明や再発防止のアプローチすらしなくなっているという頭の悪さを認識すべきである

 ◇

大衆の多くは「誠実さ」というものを「ご機嫌取り」能力か何かと勘違いしているフシがあり 気分が悪くなる話は「俺様に対する誠実さが欠けている」などという主観に基づき 「自分自身の誠実さの欠落」をなかったことにしてしまう性質がある

その傲慢さこそが 真理 真実に対する誠実さを喪失する原因なのである



Ende;

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