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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

脳に良い刺激。

2011年09月19日 22時56分20秒 | 意識論関連
 認知症の患者に土いじりをさせたら、脳血流が増えたというのだが。これに対してNHKの番組は「脳に良い刺激が与えられていることがわかります。」などと形容した。

 赤外線トポグラフィの画像から、一体何をもって「良い刺激。」だと言うことができるのであろうか。

 「脳血流の増加=頭が良くなる」といった短絡的な見解には論理的根拠がない。

 それは「脳トレ」による脳血流増加が明確に確認されていながら、実質的には何ら頭が良くなったことを証明できなかったことからも、短絡的に「脳血流の増加=頭が良くなる」ことは全く証明できないのである。

 そもそも、どうような刺激が「脳に良い。」と言っているのであろうか。「悪い刺激」と「良い刺激」との区別が実証されているのであろうか。

 実際には、そんなものは全くないのである。


 別に私は庭園を用いた心理療法が無効であると言っている訳ではない。私が言いたいのは、脳血流が増えさえすれば絶対的に正しいかのような短絡的解釈が問題であると言いたいのである。

 何をもってして「脳に良い刺激」であるのかの論証がないにも関わらず、脳血流が増加したからといって短絡的に「脳に良い」などということはしてはいけないのである。

 振り込め詐欺をしている詐欺師の脳血流が増加している可能性も充分有り得るは話である。

 そもそも「脳に悪い刺激」が「良い刺激」と区別可能であるのであれば、あらゆる犯罪者の脳を改善することも可能であり。それ自体がノーベル賞級の大発見なのである。

 実際にはそんな区別など、現在全くできないのである。にも関わらず短絡的に「脳に良い刺激が与えられているのがわかります。」などと解釈するのは、もはや科学ではなくオカルトでしかないのである。

 NHKって、そういうことを平気で言い出す。

 文系の人間って、論理的思考が出来ないのに、科学的であるかのような身勝手な決め付けを平気でする。







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