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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

ツケ

2022年05月15日 01時35分49秒 | 意識論関連

スタンレーミルグラムによる服従心理実験では 被験者は権威と見なした相手の言っていることを鵜呑みにして 疑うということをしなくなり 他人に危害を及ぼす行動を促されても唯々諾々と従ってしまう性質がヒトには普遍的に存在していることを立証している

実験室以外においても 「哲学者」という肩書さえあれば イマヌエル:カントの「純粋理性批判」の内容を説明されて その内容に論理の飛躍や実証不能の謎の観念が混入していることについては 100年以上も誰も指摘せず 「近代哲学の最高峰」などと形容して唯々諾々と鵜呑みにしてきたのである

ヒトの大半は自分の頭で物事を論理客観的に「本当の話なのか」を識別しようとすらせず 権威に言われた内容を盲目的に信用して 何の疑いも持たずに鵜呑みにする先天的な認知上の欠陥が存在しているのである

この認知上の欠陥を 平たく言えば「バカ」と言う

ヒトは先天的にはバカなので チャールズ:ダーウィンによる遺伝的進化のメカニズムを説明されて「知って」いるとしても 知識として「知って」いるだけで論理的には誰も「理解」はしておらず 「○○のために進化した」といった合目的的な進化の説明であっても何の疑いも持たずに鵜呑みにするのである

今現在 学校において遺伝的進化をどのように説明しているのかは知らないが 「遺伝的進化には目的がない」と説明しておきながらも 一方では「○○のために進化した 進化を選んだ」といった論理整合性のない説明を続けているのである

遺伝的進化というものは 死なずに生き残った生物の結果に過ぎず 「目的のために進化した」のではなく 「拡がりやすい遺伝子だけが遺った」だけの話に過ぎない

ブチハイエナのメスの義陰茎による6割も死産しているとしても 結果的にそれを上回る繁殖をすることによって 個体数が維持できてさえいれば現存生物として成立するのであり 実際に成立している

個体がどんなに苦しもうとも 一定数が死のうとも 絶滅せずに個体数さえ安定的に維持できれば「環境に適応して繁殖を維持」できていることになり これが遺伝的進化というものの実相である

ヒトの男の浮気症も 出来る限り多くの女性と子供を作りたがる習性を持った男の遺伝子の方が「拡がりやすい」結果として進化的に組み込まれた習性であって それは誰の「目的」に基づいたものでもなく ただの自然現象の「結果」でしかない

生態系も含めて恒常安定性への収斂進化も 恒常安定性が得られなかった個体種や生態系の全てが死滅した結果であって 決して個体や生態系の全てが常に恒常安定性を獲得するような変異以外が生じないわけではない

遺伝的進化による現存生物や生態系だけを見れば 結果的には恒常安定性が獲得できた個体や生態系だけしか残っていないからといって 進化の過程で常に恒常安定性にとって都合の良い変異しか起きなかったわけではない

あくまで変異というのはランダムなものであって 遺伝的進化というものは膨大な失敗(絶滅)の果てに偶発的に生じる「結果」であって 決して進化の全てが向上安定性を獲得して存続可能になることが保証されているわけではないのである

オミクロン株はデルタ株よりかは重症化しづらいとは言え 一旦重症化した場合の死亡率はあまり下がっていないため 治療現場の医師によって「弱毒化はしていない」という見解もある

現状ではオミクロン株はBA.1~BA.5まで変異が確認されているが これからどのような変異が起きるのかは誰にも予測は出来ない

「拡がりやすい」という「感染力が強くなる」結果以外においては 遺伝的進化によって何が起こるのかは誰にも予測がつかないのである

何せ遺伝的進化というものは バクテリアがヒトにまで進化することもある奇妙奇天烈なものであって それこそヒトの体内で起きている生理現象の全てをコンピューター上でシミュレーションでもしなければ ウイルスの変異がどのような影響を及ぼすのかは予測がつかない

現状では世界最速のスーパーコンピューターを使ったとしても そもそもヒトの生理現象の全てが解明されているわけではないため シミュレーションのしようすらないのである

富嶽で計算できるのは 精々飛沫の飛散予測程度しか現状ではできないのである

ウイルスが弱毒化するプロセスとは 弱毒変異株以外に感染した宿主ごとウイルスも死滅し 弱毒変異株だけへの収斂進化によって引き起こされるものであって 大手町の医師が言うような「環境に適した変異がどんどん起こる」だとか「毒性が強すぎると弱毒化しない」などという話には科学的根拠が全くないのである

実際に弱毒収斂進化が起きたアナウサギにおけるミクソーマウイルスは当初95%もの致死率があり ヒトに対するエボラ出血熱ウイルスも当初の死亡率は70%を超えていたのであり 「毒性が強すぎると弱毒化しない」などというのは大手町の医師による根拠のないデマである

ミクソーマもエボラも 当初よりは弱毒化が起きているものの その致死率や死亡率は50%前後にしか低下しておらず 宿主を完全に絶滅させない限りは「繁殖の継続」にはなるため 別にそれ以上の弱毒収斂進化をする「必要性」すらないのである

それは ブチハイエナの死産が60%もあっても種として存続可能なのと同じで 後天的にどんなに苦痛であろうと困難であろうとも 種として絶滅さえしていなければ「生物」として存続し続けられるのである

ましてや「月経の痛みが進化でなくならないのかしら」などという予測は 遺伝的進化のメカニズムやプロセスを全く理解していないバカげた妄想観念に過ぎない

こうした衆愚の妄想観念に対し 生物学者は「進化には何千万年もかかる」などという「説明」しかしていないが 実際には収斂を促すような淘汰圧力が働かなければ進化は全く起きることはなく 逆に断種や殺害をすれば数世代で「品種改良」することも可能ではある

要するに遺伝的進化というものは 自然に生ずる「品種改良」に過ぎず 環境に適さない個体種の全てを死滅に追いやる淘汰圧力の結果しかもたらすことはないのである

 

ヒトが権威の命令に服従する習性が働くことによって 限られた環境資源の奪い合い競争に勝ち抜いた個体種への収斂進化が働き 「遺伝子が拡がった」結果として ヒトは懲罰的暴力という正義を振り回す習性を持った変異種への収斂進化が促されているのである

客観的統計からは 懲罰とは全く真逆の措置を採ることの方が犯罪者の更生や再犯率低下にとっては有効性が立証されているにも関わらず 衆愚の多数決によって刑法懲罰ばかりが優先され続け 結果的にヒトの先天的暴力性や危険性や無責任性といったものの原因分析が全く進まないことにより 結果的にロシアによるウクライナ侵攻やミャンマー政府軍による民衆弾圧といった「暴力で解決」する蛮行が全く収まらないのである

 

 

 

Ende;


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