北から紅葉情報がちらほらと聞こえるようになりました。雨の心配がなさそうなので、栃木・福島県境の林道へ出撃です。
竜頭の滝が身頃を迎えているとのことで、東北道~日光宇都宮道路の渋滞が危惧されましたが、すんなりと今市ICまで。

一本目の川俣桧枝岐林道に到着。いきなり入口から工事現場が見えて不安になりますが、路肩を補強している模様。通行止め等の制限も無く通過できました。


沿道の紅葉はまだまだ。渓谷を覗き込むと僅かばかりの色づきが見受けられました。そろそろ桧枝岐方面の分岐かな・・・という辺りから舗装路面が出現。山ノ神方面から舗装が伸びているようです。


舗装のまま桧枝岐方面と土呂部方面の分岐に到着。ここまでのダートは約12kmでした。山ノ神方面にはこんな警告が立てられていました。「土呂部・湯西川へは行けないけれど、田代山はOK?」ということでしょうか。どの部分で通行止めになっているのかはっきりしません。

予定通り、桧枝岐方面へ進みます。お約束の馬坂沢第2砂防ダムからは相変わらず神秘的な眺望。


峠に近付くにつれて、色づいた木々が出てきます。九十九折区間に入ると、無限軌道で路面を均した痕が残っていました。


ここも定番の撮影ポイント。この辺りからの紅葉は針葉樹が多いためいまいち。


会津側を覆う鉛色の雲にびびりながら県境の峠に到着。ここにあった例の通行止めに関する地図によれば、土呂部峠~山の神間が通行止。県道249で土呂部から湯西川へは抜けられる模様。福島から田代山に入ると、川俣湖方面へ抜けなければ人里に下りられないということか・・・。


桧枝岐側も紅葉はこれからといった具合。そろそろ終点というところで、数百mの真新しい舗装区間が出来ていました。いずれ福島県側は全線舗装になってしまうのか・・・(悲)。


R-352に出て大規模林道で舘岩村へ・・・というのが定説ですが、本日は平沢林道に初アタック。ツーリングマップルの2012版に掲載されていたので機会を伺っていました。入口は小繋トンネルから1.5kmほど下ったところにあります。この看板にある小平沢林道とは?工事を行っているようですが、通行を制限するものが設置されていないので進入してみます。

いきなり真新しい無限軌道の痕。その先からは重機の音が・・・・。ユンボがアームで凹凸を均していました。一区切りが付いた所で作業している方に状況を尋ねてみると、「道が狭くなるところがあるけどバイクなら行けるんじゃないかなぁ。この前も(バイクが)走って来たよ。気をつけてね。」とのことでした。
入口から1.6kmで分岐。右には工事を行っている支線があります。この支線が小平沢林道か?本線は沢沿いに直進のようですが、その路面からは明らかに通行量が少い、というか皆無であることが伺えます。地図の等高線と平『沢』林道を信じて直進しました。

最初はいい雰囲気で「静寂に包まれた森を独り占め!」だったのですが・・・・

水が流れていればプチ一本杉峠か?

土砂が詰まって溝の役目を果たしていないよ!画像で見る以上に深く抉れています。

画像の左は谷。溝はステップが引っ掛かりそう。山側には辛うじてタイヤ一本分の痕が残っています。先人が残してくれたトレールに感謝。この林道最凶の難所でした。

四輪の通過は不可ですね。今後は更に路面の崩落が進みそうです。

土石流が路面を覆っています。なかなか激しい表情を見せてくれる林道ですなぁ。


路面が落ち着きだすとそろそろ終点。ゲートを境に6.7kmのダートが終了しました。R-352にはこんな立派な標識が設置されていますが、「ふるさと」という温かみからは程遠いようなガレガレオンパレード。えっ?林道野郎にとっての「ふるさと」ということか(苦笑)。
舘岩に来たら外せない赤かぶ漬ですが、ガソリンスタンドと物産館で仕入れた情報によれば、まだ製品としては出回っていないようだが、赤かぶを道の駅番屋で見掛けたとのこと。


田代山&安が森の入口をスルーして道の駅まで足を伸ばしました。漬物はありませんでしたが、赤かぶそのものがありました。これまでだったらどうやって持ち帰ろうか?と見送りとなるはずでしたが、パニアケースに仕舞い込めば問題なし。赤かぶ漬のレシピも頂きました。
このまま山王峠経由で帰ろうか?それとも田代か?安ヶ森か?「赤かぶを積んでいるから激しいルートは避けたい・・・でも少しはダートも走りたい・・・」暫し思案の後に安ヶ森に決定。R-352を戻ります。


麓の紅葉はこんな具合・・・・まだ早いですね。そしてお約束のトンネル。ここの前後でバイク数台、自転車の団体とすれ違いました。


安ヶ森といえば、子安川林道と同じようなこの白い砂路面。田代や川俣桧枝岐にはないのにどうしてここだけ?

ダート15.8kmで安ヶ森峠に到着。ダートとアスファルトの境が県境ということか。中津川林道の三国峠を彷彿とさせます。
湯西川温泉からはダム建設に伴う快適な付け替え道路でR-121へ。その先は往路と同じルートで日暮れ前に帰宅となりました。