大坂なおみ選手 - 全仏オープン

大坂なおみ選手は、全仏オープンの前に、SNSで
「心の健康のために記者会見をスキップする」と宣言して
いました。
そして、そのとおりにしました。すると、全仏オープンの主催者は、
大坂選手に1万5000ドルの罰金を科し大会失格の脅しをかけました。
その後、大坂なおみ選手は、「大会のためにも、他の選手のためにも、
そして私の健康のためにも、私が辞退して、みんながパリでのテニスに
集中できるようにすることが一番良いことだと思います」と発表
しました。
イギリスでは、引退したイギリス人バドミントン選手のゲイル・
エムズ氏が、記者会見は「本当に威圧的」だと語っています。
特に、人前で話すことが苦手な選手にとっては、記者会見は
「とても怖いもの」だと言います。
ウィリアムズ選手は、大坂選手が懸念していることに共感している
と述べ、アスリートには「さまざまな性格があります。
内向的な人が人前で話すのは難しいことです。内向的な人にとっては、
この職業に伴う、関心と監視に直面するのは難しいことです」と述べて
います。
私はテレビで、勝利した選手へのインタビューの
場面で、つまらない質問、あるいは、カップに
キスをして見せて欲しいとか、メダルを噛んでみせて
欲しいとか、非常識な要求が、取材する側から選手に
対して次から次へと出される場面を何度もみてきました。
質問する側の礼儀の欠如、基本的能力の欠如が多く
見られるのが残念です。