エアフィックスのテンペストを注文するに、送料が惜しくて、ちょっと気になっていたこれも買ったという、節約したのか無駄遣いしたのか良く判らない買い物。多分、ボディー下半分が歪んでなければ古いけど悪くないキットと感心したと思う。ポルシェ悲願のルマン制覇を初めて達成した車なので、四苦八苦しながら、なんとか形にした。
ボディーは上側が前後2分割、プラスボディ下側計3分割。まず、上側は最初に前後をくっつけて塊にした。上側はバリエーション展開の為、あそこを埋めろ、これは削れが有って面倒くさい。私の買った奴は色々組み付ける土台となるボディー下半分が歪んでいて、後ろの方を組んで行く内に辻褄が合わない所が出てきて苦労した。
これ空冷エンジンだったのは知らなかった。この手のレーサーはフルボディーでエンジン作らなければ「がわ」だけ作れば済むのだが、これは放熱の為か後ろの方、パイプフレーム丸出し、ちょっと面倒な姿。
剥き出しパイプフレームは上手に模型化してあり思っていたより簡単に組めた。ただし、ボディーの歪みのせいか、最後にボディー上下を合わせる段になり、辻褄が合わず、あっちを刻みこっちを削りで苦労した。色々手当しても、ボディー上下の合いは当然悪く、塗った後の接着と言う事も有りずいぶん気を使わされた。窓部品の組精度は素晴らしいかったのに。
デカールは微妙に透けるが重ね張りするには厚いかなと言う微妙な出来。ヘッドライト回りがすっきり貼れるから、上質の部類かもしれないが、さすがに重なる所はちょっと気になる。細いストライプの重ね張りも大変そうだったしボディーの変形も有り、どうなるか判らなかったので、手成りにしておいた。尚、フジミにデカールの在庫は有った。えらいぞフジミ。
焦ったのは、最後の方にボディーの上下を合わせる時、ちょっと強引に接着せざるを得ず仕方なくジェリー瞬間を沢山使ったら、気付かぬ内に瞬間の蒸気がボディーや指に付いていた事。ラプロスでそっと磨いて目立たなくしては見たが、ちょっと悔しい。次からは気を付けよう。
思っていたよりずーっと小柄な姿。運転席がF-16みたいで、こんなのに座って200km越えで走るのはたまらんなー。ポルシェの執念を感じたぞ。