たとえば模型道楽

タミヤ 1/35 ドイツ装甲8トンハーフトラック 3.7cm 対空機関砲37型搭載フラックザウリア

タイトルが長いのは仕方が無い。そもそもフラックザウリアとは何なのかは良く判らないのだが、これが商品名。昔の製品なので当然生産休止の品、申し訳なし。確かドラゴンからもっと精密・瀟洒・作るの大変な高価キットが出ていたはずだが、これも今となってはどうなっているのやら。

昔のキットなので、ゴツイ、厚い、太いなのだが、ノテックライトは残り物、車幅指示棒は真鍮引き物、前輪はレジン、荷台金網はPEと手を入れると、まー見られる姿に化けた。お大尽モデリングではある。多分全部足すとドラゴンと変わらない値段になっているはずだ。ただし、ドラゴンが出たのはこれを買ったずーっと後だったはず、と言い訳しておこう。

「付けりゃいいんだろう、付けりゃ。」という風情の、のっぺりした装甲キャビンに少しでもメリハリが付けたかったので、小さいが窓全開、屋根の通風ハッチも開にした。写真を見ると屋根の後ろ側にキャンバスが付いているようなので鉛板で追加。これで、大分のっぺり感が薄まる。もっとも、荷台を見ると「乗せりゃいいんだろう、乗せりゃ。」風に高射砲が積んであって、この辺は首尾一貫した設計思想が伺える(?)。

組説の迷彩は繊細過ぎて塗る自信が無かったのでダークイエロー単色に。この手の細いうねうね迷彩は本当に難しい。さすがに単色塗りっぱなしはダルだったのでクレオスのウエザリングカラーで適宜立体感を演出してやった。

私好みの車両、要はゲテモノ。模型映えのする魅力的な形だと思う。

コメント一覧

辻堂ジップ
黒猫2号さん、ありがとうございます。
恥を忍んで申し上げますが、これ、押し入れから出してきた昔の完成品じゃないんです。押し入れに入ってはいましたが、買い込んだまま寝ていた代物で、まだ血気盛んだった頃、買い込むスピードに作るのが追い付かず、積み上がっていった不良在庫のひとつです。中には、こりゃ駄目だ、で捨てた物も有りましたが、これは捨てがたく、成仏させてやりました。もっとも、これだけアフターパーツ買い込んで、もったいないし、も有りました。(こっちの方が本音かもしれません、要は貧乏性。)
黒猫2号
おはようございます、辻堂ジップ様
3.7cm 対空機関砲フラックザウリア、完成おめでとうございます。

いやぁ~かなり手を加えられておられて、正直ビックリしました
そう云えば確かにノッペリ車体、これは殺風景なので手を入れたくなりますよね(^^)
しかし追加工作の効果で、単色でも立体感のあるイイ感じだと思います

>車幅指示棒は真鍮引き物、前輪はレジン、荷台金網はPE<
まさに超豪華版!前輪までがレジンというのは驚きました。
ワタシの場合は、「付けなくてもいいだろう?」という訳で「何も足さない」モデリング(笑)

拝見して、押し入れに入れたままの過去作を見たくなりました(^^)
素敵な作品をありがとうございました。
辻堂ジップ
Choro-Pooさん、ありがとうございます。
大昔のキットで申し訳ありません。でも。これが出た当時は、おータミヤは偉いと思いました。
そうなんですよ、荷台の金網は我慢できるとして、あの前輪のトレッドパターンは興ざめでした。レジンのタイヤに感謝です。
Choro-Poo
祝!完成。
タミヤもこんなの出してたのですね。
ついタミヤサイトのカタログ写真と見比べてしまいました(すみません)。
やっぱ前輪タイヤと荷台のPE金網が効いてますね。
記事中の「付けりゃいいんだろう、乗せりゃいいんだろう。」に笑ってしまいましたが、「付いてるのと乗かってるだけで大違い」とか(笑!)。
控えめなウェザリングが後方使用の車両らしくてとてもリアルです。
私だったら何も考えずハゲチョロ錆だらけの誘惑に絶対負けてます(笑)。
辻堂ジップ
hajimeさん、ありがとうございます。
私も対空車両大好きです。これも確か再販された時、中身は承知でしたが、周りにPEとかも売っていたのでつい手が出たと思います。近所に気の利いた(商売上手の)模型屋が有った頃の話です。さっさと作れよ、ですね。
細吹きうねうね迷彩は見場が良いせいか塗装図に採用されますが、凸凹の多い車体に塗るのは難しいし、よれると見るも無残な姿になるので鬼門ですよね。塗るか止めるか、いつも悩みます。
16式、最近のタミヤキットだから、ちょっと嫌らしい砲身だけ奢れば良い眺めに仕上がるように思われます。装甲車1台プラス別売品で1.1K越えはちょっとねー、です。
hajime
完成おめでとうございます。
ディテールアップの効果は大きいですよね。
古いキットならなおさらだと思います。この車両、わたし結構好きです。と言うか対空車両全般が好きです。
タミヤの塗装例は、確か細吹きうねうね迷彩だった気がします。細くてうねうねなんてなかなか難しいですよね。私は薄く吹いて不自然さをごまかし、経年変化の結果としました^^;
塗装はダークイエロー単色の方がシンプルで現実的かもしれません。飛行機から身を守るなら樹木でカモフラージュが一番のような気がしますし。
タミヤはシンプルなのでディテールアップパーツをできるだけ揃えると総額は中華系と同じ位になっちゃいますよね。
そういう意味では値上がり激しい中華系でもそれほど割高とはならないのか、と判断に迷うところです。
ちなみに16式の1/35のタミヤキットにレジンタイヤ、P.E.、挽物砲身、アンテナなどのディテールアップパーツの総額はヨドで7K越えです。
本体と合わせると11K オーバーですから、あながちドラが高いとはいえないかもしれません。
16式は買おうかなあと思っていますが、現実はそんなにお金をかけられないのでせいぜい挽物の砲身を追加するのが精一杯です。
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