Part5以前を読んでいない人はそちらを先に読んでね。
話がわかんなくなっちゃうお。
親鸞会のすべてに憎しみを覚えた。
そして親鸞会の邪義を否定する記事をブログに書いている人とコンタクトをとった。
すぐに直接会って話しをした。
金山駅まで足を運び、近くのカフェで延々と疑問点をぶつけた。
5時間かそこらだろうか、親鸞会の誤りは完全に抉られた。
その人は経典などの根拠をもとにすべての親鸞会の邪義を悉く論破した。
そして決めた。
今まで無駄なことをしていた。これからはこの人についていこうと。
しかしまだやらねばならないことがあった。
それは親鸞会の脱会だ。
こんなカルト組織なんかにもういられるか。
一気に感情昂ぶった俺は大切な話しがあるから直接話したいとAに申し出た。
その頃富山にいたAは急遽岐阜に戻ってきた。
それまでの数日、俺は大学の図書館を漁り、教行信証などの聖典を借りた。
そして当日、部室にはAとTがいた。
Tは黙って事の成り行きを見ていた。
Aは俺が部室に来たときにPCで親鸞会被害者家族の会を非難するサイトを見ていた。
すぐに閉じたが、俺には見えていた。
Aは俺が席に着くとすぐに高森会長のご苦労を述べ始めた。
そして3願転入について40分ほど勝手に語った。
無論3願転入は親鸞会の勝手な理論。
本当の仏教は1願転入。
19願20願は捨てて、18願にさっさと帰命せよ、というのが真実。
一通り話すと、Aは俺に漸く話す権利を与えた。
今考えても非常識であった。
俺はネットで調べた資料を突きつけた。
最も決定的な五逆罪の定義について追求した。
五逆罪とは、一回でも犯せば無間地獄に堕ちるという罪で5つある。
父殺し、母殺し、羅漢殺し、和合僧破り、仏身より血を出すの5つだ。
親鸞会では、末灯抄の「親を謗る者をば五逆の者と申すなり」という御文を使って、親をバカにしただけで五逆罪だ!
だから全人類は無間地獄に堕ちるんだ!という超越理論をなしている。
しかし末灯抄は親鸞聖人が当時の関東のともがらへ宛てた手紙を集めたもの。
当時関東は荒れており、そういうものに近づくなという意味で誇張してこの御文を書いた。
しかし親鸞会ではその時代背景には触れず、この御文だけを根拠としている。
そして決定的なのは、五逆罪の定義が別の場所にあるということ。
それが
一つには三乗の五逆なり。いはく、
一つにはことさらに思うて父を殺す、
二つにはことさらに思うて母を殺す、
三つにはことさらに思うて羅漢を殺す、
四つには倒見して和合僧を破す、
五つには悪心をもつて仏身より血を出す。
恩田に背き福田に違するをもつてのゆゑに、これを名づけて
逆とす。この逆を執ずるものは、身壊れ命終へて、
必定して無間地獄に堕して、一大劫のうちに無間の苦を
受けん、無間業と名づくと。
という御文である。
古典単語でことさらなりとは、とてもなどという意味で、親を故意に殺すことなどが五逆罪にあたる。
それを根拠としてAに見せ付けたのだが、「思うてと書いてあるじゃないか!心を重んじるのが仏教、こんなもの根拠にならん」だの感情論。
更には新しい根拠を持ち出し、俺をジワジワと追い詰めていった。
勿論その根拠も断章主義だったことは後々判明する。
その後、ごり押しにごり押しを重ね、Aは25時半まで俺を束縛した。
そしてもはや疲れきっていた俺は、下準備を怠ったことを後悔しつつ、親鸞会に戻ることになる。
人生最悪の日だった。
分かっているのに感情論で負ける。
屈辱にも程がある。
俺は一度落ち着き、確実に抜ける方法を模索する。
例の金山で会った人(Sとおく)とは連絡しないように命令され、俺への監視の目は更に厳しくなっていった。
昨年の12月下旬の話しだ。
そして年が明け、悶々としたまま親鸞会の生活に戻ることになる。
俺は建前上親鸞会の正しさを知らしめるためということでSと闘ってくれと懇願するが、
児玉講師によってその話はもみ消されることになる。
何とか信用を取り戻さないと抜けるに抜け出せないと感じた俺は、鬼門と言われる教学聖典3号を模試も本試験も一文字のミスなく満点で合格する。
それにより監視の目はほとんど取り除かれた。
部室を1人で任されることも多くなり、2012年2月に入った。
そろそろ新歓の時期となり、俺もそのメンバーに加えられそうになった。
この時俺は既に部室でかなり不動の位置にいた。
逆に言えば新歓前にやめればここはかなり混乱する。
4月までにはやめてやる。それが俺の些細な復讐の決意だった。
別の部活の合宿が終わり、3月11日。
俺は被害者家族の会とコンタクトをとった。
同時に部員と講師からの連絡をすべて無視した。
家族の会の方と電話で15分ほど会話し、俺は脱会へと向かっていく。
しかし12日に俺は39℃を超える熱を出した。
とても脱会どころではない、そして会員からの電話が鳴り響く。
鬱になりそうだった。
それでも病院帰りに郵便局で内容証明郵便を受け取った。
13日は丸1日休み、14日に内容証明郵便を富山宛てに速達で送った。
すると今まで嵐のようにかかってきた電話が15日の午前を最後にぴたっと止み、それ以降かかってくることはなかった。
無事脱会できた証明だ。
名号は部室の仏壇に安置されているが、恐らくAが富山に送っただろう。
とても正攻法では勝てないと思った俺は、えげつない手段を使い、親鸞会を最後の最後で裏切った。
しかしこれで親鸞会への復讐が終わったわけではない。
これから会員が一人でも多くやめるように活動していくつもりだ。
さて、ここまでが俺の身に起きた出来事。
5日前に漸く終結し、今に至る。
アビスさんに特にこれを見せたかったのは、以前の仏教についての内容に一番アビスさんがコメントをくれたからだ。
今となっては、あんな理論を掲載したことを大変後悔しつつ、アビスさんがカルトに迷いこまないようにと心配して綴った次第である。
最後に、親鸞会はただお金を集めるためだけに、親鸞聖人の言葉を利用して発展してきたカルト組織である。
オウム並に危ない団体であり、あそこに所属すると非常識になる。
俺の担当講師のAは東大卒らしいが、それでもだまされて今も講師を続けている。
親鸞会のマインドコントロールの前には、どんな高学歴も通用しない。
他にも東大卒や、早稲田卒で親鸞会に入った人も多くいる。
親鸞会で得られるものは何もない。強いて言うなら強靭な忍耐力だろうか。
ただし代償は大きく、多額のお金と今まで築いた常識を失う。
俺の場合は例外であったが、友達をも多く失う人も多くいる。
更には家族をも巻き込み、会員にしようとしてくる団体で、全国津々浦々で拠点を構え、常に勧誘活動を行っている。
「人生の目的」「絶対の幸福と相対の幸福」「飛行機のたとえ」「なぜ生きる」「歎異抄をひらく」「顕真会」などのキーワードが出てきたら間違いなく親鸞会だ。
絶対に関わらないようにすることをオススメする。
アナタがお金を毟り取られるのが大好きで、忍耐力をつけたくて、非常識になりたくて、来世地獄に堕ちたいのなら話は別だが。
最後に、俺は仏教や浄土真宗を罵ったのではなく、親鸞会を罵ったのだ。
俺自身浄土真宗の教えは信じ、これからも仏教徒でいるつもりだ。
ただ、それを利用している団体がいることを知ってほしい。
ほとんどの大学にダミーサークルとしてまぎれているだろう。
公共施設などを借りて時々講演会も行っているだろう。
いつ何時声を掛けられてもおかしくないのだ。
北海道から沖縄まで、外国もアメリカ、ブラジル、イギリス、中国、・・・
親鸞会はゴキブリ並の生命力で世界中に蔓延していっている。
カルトがこんなにも強大な施設を造り上げたのかってね。
まぁ会員からの多額のお布施から造ったものだけどね。