移行(インポート)というと「連絡先やアカウントだけが設定済み」な状態。肝心な履歴(添付も含め)もフォルダ分けも開いたら今まで通り!が良いので「移植」を目指します。
まずは作業環境。
私の場合、Macのユーザーアカウントは一つではなく、
管理者用のアカウント(管理者権限)と、使用者のアカウント(一般)を分けて設定しています。
このような場合は、OSのUPGやアプリのインストールは管理者アカウントで行い、メールの移行は使用者アカウント上で行います。
一つのアカウントで管理者権限がある場合はそのままで良いと思います。
移す前のPC
Macmini モデルLate2012 OS10.11.6(El Capitan)※以下:旧マック Office2011※以下:2011
移す側のPC
Macmini モデルLate2012 OS10.13.6(High Sierra)※以下:新マック Office2019※以下:2019
今回は、OSの違う2台のMac間で移行していますが一台のMacでも可能です。
ただし、以下の方法は2011の「Main Identities」が取り出せる状態でないとできません
まずEl capitanの旧マックから2011のデータを抜き取ります。
データは、MachintoshHD/ユーザ/書類/Microsoftユーザーデータフォルダ/Office2011 Identitiesに格納されています。
このOffice2011 Identitiesフォルダごと、デスクトップやUSBに保存します。(コピーで)
一台のMacでOSのUPGや2019のインストールをする場合はここで。
ここからHighSierraの新マックで2019に移植します。
さっきコピーした「Office2011 Identities」フォルダを、デスクトップに移しておきます。
2019をインストールしてoutlookを起動します。
このとき2011のときに使っていたMSアカウントは使えず、2019用のMSアカウントを作成した場合等、
「1つのメールアカウントが見つかりました」と表示され、MSアカウント用のメールアドレスが表示されていると思います。
ここでアカウント作成の表示を無視し、左上の赤丸で表示画面を消します。
注)以前は一度アカウントを設定した後でも、Main Identitiesを差替えれば以前の環境が復活しましたが、
2019はできないので設定してしまうとややこしくなります。
私は一度そのまま設定してしまい、移植をあきらめかけました。。。
やってしまった人は後ほど対処法を説明します。※1
するとアカウントが設定されていない、空のメールブラウザだけが表示されていると思います。
ファイルからインポートを選択
「インポートするアイテムを選んでください。」
●このコンピュータ上のOutlook2011データ
○Outlook for Windowsアーカイブファイル(.pst)
○Outlook for Mac アーカイブファイル(.olm)
これの一番上「このコンピュータ上のOutlook2011データ」を選択します。
「別の場所からインポート」を選び「参照」ボタンをクリックします。
インポートするデータにデスクトップに移したOffice2011 Identitiesフォルダ内の「Main Identities」を選択します。
インポートが完了すると、ブラウザ上に見慣れたフォルダや履歴が表示されているので、これで完了。
※1 2019でメールアカウントを作成してしまった場合
この場合、上記のやり方でインポートしようとすると
「データは、新しいプロファイルにのみインポートできます。」とアラートが表示されてしまい移植できません。
・Office2019をアンインストール→再インストールした後上記手順で移行。※2
・そのまま新しいプロファイルを作成して移行。※3
この2択です。
私はこれからずっと使うのでプロファイルも余計なのを残すのはイヤ。
清くアンインストールを選びました。
※2 アンインストールしてからもう一度インストール(完全に新規状態)で始める場合
まずHD内のマイクロソフト系アプリをすべて選択し、ごみ箱へ。
エクセルやワードなど他のMS系アプリを残そうかと思いましたが、どうせ新規だし、
どこでデータが絡んでいるか分からないので、潔く全Officeアプリをアンイスト―ル。。
Finderに戻り、メニューの「移動」を開いた状態でoptionキーを押します。
すると「ライブラリ」がひょこっと表示されます。(キーを話すと消えます)
ライブラリをクリックするとシステムライブラリ(管理者権限)が開きます。
「Group Containers」フォルダを開き
UBF8T346G9.ms
UBF8T346G9.Office
UBF8T346G9.OfficeOsfWebHost
の3つのデータをフォルダごと削除します。
Dockからアイコンを削除して再起動。
これでアンイスト―ル完了。
マイクロソフトから再ダウンロードしてインストールします。
(インストーラーを保管している場合はそこからインストールでOK)
ここから先は最初に戻ってやり直せば完了。
※3 そのまま新しいプロファイルを作成する場合
Outlookを終了します。
HD内アプリケーションのOutlookアイコンをコントロールキーを押しながらクリック、
または右クリックで「パッケージ内容を表示」を選びます。
「Contents」フォルダを開くといろいろデータが並んでいます。
2011で言うMain Identitiesはここのデータではないかと思います。
「Shared Support」フォルダを開き
「Outlook Profile Manager」を起動します。
2011にはこのアプリはないので、これでメールデータの管理をしているようです。
「Main Profile」があると思いますが、これは既に作ってしまったアカウントのデータなので
下の「+」を押して新規プロファイルを作ります。
分かりやすいように名前をローマ字で入れておけばよいかと。
追加したら新しいプロファイルを選択し、下の歯車マークを開いて「既存として設定」を選びます。
新しいプロファイル名が太字になっていればOK
Outlookを起動します。
すると新規で起動したときのように、アカウント設定画面が出るので
最初からの手順で行えば移行できます。
本来は一台のマックで複数の使用者がいる場合などに、アカウントを切り替えて見せないようにする等に使用するそうです。
※ちなみにプロファイルを作った後に「Main Profile」を削除しようとしても、できませんでした。そのままにしておきましょう。。。
上記方法はすべて筆者が試した結果を掲載していますが、トライアンドエラーでの成功例です。
もしかしたら環境によって、表示内容や動作は異なるかもしれませんので、
万一何かあっても一切の責任はとれませんのでご了承ください。
ちゃんと動くのが確認できるまで、コピーした「Main Identities」データは削除しない方が良いですよ。
どうでしょう。うまくいきましたか?
あくまで備忘録としてアップしましたが、お役にたてれば幸いです。
まずは作業環境。
私の場合、Macのユーザーアカウントは一つではなく、
管理者用のアカウント(管理者権限)と、使用者のアカウント(一般)を分けて設定しています。
このような場合は、OSのUPGやアプリのインストールは管理者アカウントで行い、メールの移行は使用者アカウント上で行います。
一つのアカウントで管理者権限がある場合はそのままで良いと思います。
移す前のPC
Macmini モデルLate2012 OS10.11.6(El Capitan)※以下:旧マック Office2011※以下:2011
移す側のPC
Macmini モデルLate2012 OS10.13.6(High Sierra)※以下:新マック Office2019※以下:2019
今回は、OSの違う2台のMac間で移行していますが一台のMacでも可能です。
ただし、以下の方法は2011の「Main Identities」が取り出せる状態でないとできません
まずEl capitanの旧マックから2011のデータを抜き取ります。
データは、MachintoshHD/ユーザ/書類/Microsoftユーザーデータフォルダ/Office2011 Identitiesに格納されています。
このOffice2011 Identitiesフォルダごと、デスクトップやUSBに保存します。(コピーで)
一台のMacでOSのUPGや2019のインストールをする場合はここで。
ここからHighSierraの新マックで2019に移植します。
さっきコピーした「Office2011 Identities」フォルダを、デスクトップに移しておきます。
2019をインストールしてoutlookを起動します。
このとき2011のときに使っていたMSアカウントは使えず、2019用のMSアカウントを作成した場合等、
「1つのメールアカウントが見つかりました」と表示され、MSアカウント用のメールアドレスが表示されていると思います。
ここでアカウント作成の表示を無視し、左上の赤丸で表示画面を消します。
注)以前は一度アカウントを設定した後でも、Main Identitiesを差替えれば以前の環境が復活しましたが、
2019はできないので設定してしまうとややこしくなります。
私は一度そのまま設定してしまい、移植をあきらめかけました。。。
やってしまった人は後ほど対処法を説明します。※1
するとアカウントが設定されていない、空のメールブラウザだけが表示されていると思います。
ファイルからインポートを選択
「インポートするアイテムを選んでください。」
●このコンピュータ上のOutlook2011データ
○Outlook for Windowsアーカイブファイル(.pst)
○Outlook for Mac アーカイブファイル(.olm)
これの一番上「このコンピュータ上のOutlook2011データ」を選択します。
「別の場所からインポート」を選び「参照」ボタンをクリックします。
インポートするデータにデスクトップに移したOffice2011 Identitiesフォルダ内の「Main Identities」を選択します。
インポートが完了すると、ブラウザ上に見慣れたフォルダや履歴が表示されているので、これで完了。
※1 2019でメールアカウントを作成してしまった場合
この場合、上記のやり方でインポートしようとすると
「データは、新しいプロファイルにのみインポートできます。」とアラートが表示されてしまい移植できません。
・Office2019をアンインストール→再インストールした後上記手順で移行。※2
・そのまま新しいプロファイルを作成して移行。※3
この2択です。
私はこれからずっと使うのでプロファイルも余計なのを残すのはイヤ。
清くアンインストールを選びました。
※2 アンインストールしてからもう一度インストール(完全に新規状態)で始める場合
まずHD内のマイクロソフト系アプリをすべて選択し、ごみ箱へ。
エクセルやワードなど他のMS系アプリを残そうかと思いましたが、どうせ新規だし、
どこでデータが絡んでいるか分からないので、潔く全Officeアプリをアンイスト―ル。。
Finderに戻り、メニューの「移動」を開いた状態でoptionキーを押します。
すると「ライブラリ」がひょこっと表示されます。(キーを話すと消えます)
ライブラリをクリックするとシステムライブラリ(管理者権限)が開きます。
「Group Containers」フォルダを開き
UBF8T346G9.ms
UBF8T346G9.Office
UBF8T346G9.OfficeOsfWebHost
の3つのデータをフォルダごと削除します。
Dockからアイコンを削除して再起動。
これでアンイスト―ル完了。
マイクロソフトから再ダウンロードしてインストールします。
(インストーラーを保管している場合はそこからインストールでOK)
ここから先は最初に戻ってやり直せば完了。
※3 そのまま新しいプロファイルを作成する場合
Outlookを終了します。
HD内アプリケーションのOutlookアイコンをコントロールキーを押しながらクリック、
または右クリックで「パッケージ内容を表示」を選びます。
「Contents」フォルダを開くといろいろデータが並んでいます。
2011で言うMain Identitiesはここのデータではないかと思います。
「Shared Support」フォルダを開き
「Outlook Profile Manager」を起動します。
2011にはこのアプリはないので、これでメールデータの管理をしているようです。
「Main Profile」があると思いますが、これは既に作ってしまったアカウントのデータなので
下の「+」を押して新規プロファイルを作ります。
分かりやすいように名前をローマ字で入れておけばよいかと。
追加したら新しいプロファイルを選択し、下の歯車マークを開いて「既存として設定」を選びます。
新しいプロファイル名が太字になっていればOK
Outlookを起動します。
すると新規で起動したときのように、アカウント設定画面が出るので
最初からの手順で行えば移行できます。
本来は一台のマックで複数の使用者がいる場合などに、アカウントを切り替えて見せないようにする等に使用するそうです。
※ちなみにプロファイルを作った後に「Main Profile」を削除しようとしても、できませんでした。そのままにしておきましょう。。。
上記方法はすべて筆者が試した結果を掲載していますが、トライアンドエラーでの成功例です。
もしかしたら環境によって、表示内容や動作は異なるかもしれませんので、
万一何かあっても一切の責任はとれませんのでご了承ください。
ちゃんと動くのが確認できるまで、コピーした「Main Identities」データは削除しない方が良いですよ。
どうでしょう。うまくいきましたか?
あくまで備忘録としてアップしましたが、お役にたてれば幸いです。
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