毎回、どんなパッケージにするかで悩むんだけれど、
とりあえず中身ありきだから、じ~っとモノを見つめて考える。
その間、頭の中はものすごい勢いで引き出しを開けて
素材とか設計図とかを組み合わせてる。
取り合えず見切り発車で思いついたまま作ってみることに。
用意したのはポリプロピレンのシート、半田ごてにエアーガン。
これで包んでいったら面白くなるんじゃないかと思ってた。
エアーを入れて圧着したらまた一枚と重ねていく。
ただ、誤算があった。
半田ごての温度が高くてシートが溶けて穴が開きくっついてない。
何重にも重なる風船のようなイメージは叶わなかった(; ̄_ ̄)=3
結局この方法は捨て、気を取り直してまた悩むこと1時間。
この「何重にも」はそのまま受け継がれ原点である紙を使うことに。
ではどうしようかと(;・ω・)
パターン用のクラフト紙はたくさんあるから、まずはこれでやってみよう。
ただ重ねても面白くないので柄を入れることにした。
スタンプを作るのはもう何度目だろう。
捺すとこんな感じ。
前にがらくた貿易で買っておいたスタンプローラーも使ってみたりして。
でも何かチープな感じ。( ̄^ ̄#)
まったくもって却下!!
また考える。誕プレパッケージでここまで時間が掛かったのは意外だった。
ついに閃いた!完璧なディテール。明確な設計図!
即、材料の仕入れ先を調べる。こんなときネットは便利。
使うのはマーメイド紙の全判と呼ばれる大きな紙。
あいにく休日だから買えるところは限られているけど問題ない。
東急ハンズ様々ですわ。
これが仕入れた紙。
それと必要な金のカシメと、出来るだけ太い縫い糸なども一緒に購入。
まずはサンプル作り。
クラフト紙で餃子のように包んでおおまかな型紙をとる。
展開して実際の紙で取り直す。
前のPPフィルムのまま包もうと思ったけど、何か合わないのでこの後外した。
さらにマーキング。
包む前に切り込みを入れておく。
実はこれが大事な部分だったりする。
ホチキスで仮抑えてカタチが分かり出す。
用意したのは自分で製本する時に使う製本テープ。
黒いのは良くあるけどカラーがあって良かった。このときは茶色をチョイス。
これを全周に貼り込むことで「コバ」を隠す。
左が新品の製本用綴じ針。このままでは尖りすぎるため床でシャリシャリとこすり
右のように先端を丸くする。
千枚通しで穴をあけ、縫い糸で綴じていく。
あとで痛感するのだが、厚みのあるマーメイドの紙を8枚重ね状態はかなり力がいる。
指先がプラプラになるので注意が必要。
閉じていくとこんな感じ。ステッチの色は黄緑色。
ここまでで一つ目は完了。
そして二つ目。
使う紙と中身のヒント。
ちょっと王冠が見えるのが分かるかなぁ( ´艸`)
一番内側にくる紙はマーメイドではないんです。純白ロールと呼ばれるもの。
よく靴を買うと箱の中に白い紙が入ってますね。アレです。
仮留め。
綴じ終わったとこ。こちらはイメージでピンクの綴じ糸を使った。
綴じる前だけど二つ並べたらこんなサイズです。
そして三つ目。
今回はたまたますべての大きさが違うために大・中・小になる予定!
使った紙と包むものはこれ
黄色いステッチでおなじみのドクターマーチンを開いてぺったんこに置く。
閉じなくても重さがあるから自立する。これだとものすごく作業がやりやすいのね。
同じようにホチキスで仮留め。
コバからちょっと色が見えてるね。
テープを巻き終わったとこ。
ちなみに下はこんな風になってます。
写真ないけど三つ目の綴じ糸はパープル。
ここまで来ても完成形は分からないでしょ( ´艸`)
続く。