花鳥風月

やろうと思ったときができるときが座右の銘。
今はカワサキW400がお気に入り

木の板は何を待ってるのか

2010年03月28日 | 作ってるものと作ったもの。
それは私の祖父が使っていたもの。

今ではほとんど見かけない裁ち台。
元の大きさはかなり大きく厚い一枚板。

これはその一部。

長い年月を経たおかげで一枚板だった裁ち台に
反りが発生、平滑さを欠いてしまい、既に使い物にならなくなっていたものを
作業台に仕立て直した。

今でも作業台は使われている。
これはさらに残った「かけら」

それでも縦90×幅35×厚4センチある。


これを何に仕立てようか。
この前始めたテーブルの天板に使うのもいいかもしれない。

それまでもうちょっと寝かせておこう。


ホイールのセンターキャップを作ろう。

2010年02月21日 | 作ってるものと作ったもの。
時間がある時に~なんて言われたものの、すっかりほったらかしのセンターキャップ。

合わせるホイールはこんなやつらしい。



センターボルトがむき出しになるから、何かカッチョイイやつお願いね。

と、言われたものの。なかなか浮かばないわけですよ。
いい感じのが。

ラインストーンとかは子供っぽいし、単なるステッカーってわけにも…。

だから作り直し。
実際にドナーとなるのは純正のキャップ。



既に塗られてますが、本人が車体に合わせて塗ったらしく
同色になっているものの、何だか地味らしいσ(^◇^;)。。。

そりゃまぁね。単色だもの。

私は塗るのが嫌い。作るのが好き。

だから迷わず塗装を削る。



出てきたのはホンダのエンブレム。
ホントに純正だったのね。

このままでは食い付きが悪いので、さらに削り、ズレ留めの穴まで開ける。



これで完全密着!の予定。

そして肝心のデザインですがラフを書いてみた。



※描いたうちのひとつ。絶対こうなりません:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

型を取るために近所のスーパーで買ってきたジップロックの容器に樹脂を流し込むことにした。



だけど、それから一週間経っても樹脂が硬化しない!

原因は圧着させるためにのせたキャップ。これが邪魔して揮発しないらしい。

確かめるために一度取り外し、まだグニャグニャのパテに再度硬化剤を混ぜた。

今度はキャップを乗せたものと、素で固めるものを用意。

一日経ったら素のものは既に固まっている。
硬化剤を増やしたものの相変わらずキャップを乗せたものは硬化が遅い。
やっぱり。

だからもう数日様子を見てみる事にした。
パテだけのものは完全硬化までもう少し。

固まったらゴリゴリ切削開始!!

誕プレパッケージは自由な発想から!2

2010年01月11日 | 作ってるものと作ったもの。

みんなこんな感じの佇まい。


最後に作るのはいろいろな形の取っ手。

取付けるとこうなります。


大きい包み。

中くらいの包み。

小さな包み。


全部並べたところ。
ガーメントバッグみたいな鞄型パッケージになりました!!

このあと大きさと量の多さに持って行けず。こっちに来てもらいました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

最初の方で紙に切り込みを入れておきましたね。

ここからは指を入れて一枚破くたびに完成していきます。


二枚破いて、三枚破いて最後の薄紙を破っていくと
プレゼントが顔を出します o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪



こっちは大きな包み。


ピーコートが入ってました。


小さな包みにはきれいなお財布が入ってます。


全部開けるとこうなっちゃう。

ん~カラフルo(^▽^)o
よく見るとお分かりの通り

今回は包むものからイメージするカラーにしてみたんです。
ピーコートは海軍装備なのでマリンブルーとグレー。
ドクターマーチンはイギリス生まれなのでユニオンジャックの赤・白・青。
ヴィヴィアンウエストウッドは、タルトみたいにぷるぷるな赤を引き立たせるために
ピンクのグラデーション。

実は取っ手も同じようにイメージ。
「錨」に「ゴシック」、そして「ハンドバッグ」

もらった方は分からないけど、作る方は気付いてくれるかなぁなんて考えて作る。
こういうのは楽しい。

今回は紙が破かれてプレゼントまでたどり着くまでの色の重なり具合がキレイに見えれば成功。
「後で使えるように!」なんて考えてない。

たった一度の瞬間にだけ美しく楽しく嬉しそうに開けてくれたら、こちらも良かったなって思いますね。
これがパッケージングの楽しみじゃないでしょうか:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


誕プレパッケージは自由な発想から!

2010年01月11日 | 作ってるものと作ったもの。
毎回、どんなパッケージにするかで悩むんだけれど、

とりあえず中身ありきだから、じ~っとモノを見つめて考える。

その間、頭の中はものすごい勢いで引き出しを開けて
素材とか設計図とかを組み合わせてる。

取り合えず見切り発車で思いついたまま作ってみることに。


用意したのはポリプロピレンのシート、半田ごてにエアーガン。


これで包んでいったら面白くなるんじゃないかと思ってた。


エアーを入れて圧着したらまた一枚と重ねていく。
ただ、誤算があった。
半田ごての温度が高くてシートが溶けて穴が開きくっついてない。
何重にも重なる風船のようなイメージは叶わなかった(; ̄_ ̄)=3

結局この方法は捨て、気を取り直してまた悩むこと1時間。

この「何重にも」はそのまま受け継がれ原点である紙を使うことに。

ではどうしようかと(;・ω・)

パターン用のクラフト紙はたくさんあるから、まずはこれでやってみよう。


ただ重ねても面白くないので柄を入れることにした。
スタンプを作るのはもう何度目だろう。


捺すとこんな感じ。


前にがらくた貿易で買っておいたスタンプローラーも使ってみたりして。

でも何かチープな感じ。( ̄^ ̄#)

まったくもって却下!!

また考える。誕プレパッケージでここまで時間が掛かったのは意外だった。

ついに閃いた!完璧なディテール。明確な設計図!

即、材料の仕入れ先を調べる。こんなときネットは便利。
使うのはマーメイド紙の全判と呼ばれる大きな紙。

あいにく休日だから買えるところは限られているけど問題ない。
東急ハンズ様々ですわ。


これが仕入れた紙。

それと必要な金のカシメと、出来るだけ太い縫い糸なども一緒に購入。

まずはサンプル作り。
クラフト紙で餃子のように包んでおおまかな型紙をとる。


展開して実際の紙で取り直す。

前のPPフィルムのまま包もうと思ったけど、何か合わないのでこの後外した。


さらにマーキング。

包む前に切り込みを入れておく。
実はこれが大事な部分だったりする。


ホチキスで仮抑えてカタチが分かり出す。


用意したのは自分で製本する時に使う製本テープ。
黒いのは良くあるけどカラーがあって良かった。このときは茶色をチョイス。


これを全周に貼り込むことで「コバ」を隠す。


左が新品の製本用綴じ針。このままでは尖りすぎるため床でシャリシャリとこすり
右のように先端を丸くする。


千枚通しで穴をあけ、縫い糸で綴じていく。
あとで痛感するのだが、厚みのあるマーメイドの紙を8枚重ね状態はかなり力がいる。
指先がプラプラになるので注意が必要。


閉じていくとこんな感じ。ステッチの色は黄緑色。

ここまでで一つ目は完了。
そして二つ目。


使う紙と中身のヒント。
ちょっと王冠が見えるのが分かるかなぁ( ´艸`)


一番内側にくる紙はマーメイドではないんです。純白ロールと呼ばれるもの。
よく靴を買うと箱の中に白い紙が入ってますね。アレです。


仮留め。


綴じ終わったとこ。こちらはイメージでピンクの綴じ糸を使った。


綴じる前だけど二つ並べたらこんなサイズです。

そして三つ目。
今回はたまたますべての大きさが違うために大・中・小になる予定!


使った紙と包むものはこれ


黄色いステッチでおなじみのドクターマーチンを開いてぺったんこに置く。


閉じなくても重さがあるから自立する。これだとものすごく作業がやりやすいのね。


同じようにホチキスで仮留め。
コバからちょっと色が見えてるね。


テープを巻き終わったとこ。


ちなみに下はこんな風になってます。

写真ないけど三つ目の綴じ糸はパープル。

ここまで来ても完成形は分からないでしょ( ´艸`)

続く。

材料足りないテーブルはいかに。

2009年12月27日 | 作ってるものと作ったもの。
それはテーブル。

いや、座卓と呼んでいいのではないだろうか。

要は細切れになっている薪のような木材は、
机にするには寸足らずな脚にしかならないということ。
しかも材料足りないし…。



その割には悩んだ。

造作のない無垢ならともかく、ほぞ穴だの切れ込みだのと
一度カタチあったものだけに、下手すると廃品利用にしか見えないのだ。





そこで。

そのまま活かすことにした。

足りない箇所は鉄で補い、古めかしさを残す。



新しいのにアンティークのような佇まいにしよう。

だからメンドクサイ仕様になるのは仕方ない。



でもやっぱり、年を超えてしまうのね。

結局、脚しかできないもの。
天板の材料が揃うまで、ゆっくりカタチにしていこう。