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さうすぽさんの女児アニ日誌

女児向けアニメ・TCG(遊戯王・MTG)プロ野球(東京ヤクルトスワローズ)についてつらつら書いていこうと思います。

アイカツ2ndシーズンを振り返って…

2014-10-06 20:49:24 | アイカツ!
アイカツも100話を越え、先日大空あかりを主人公に据えた3rdシーズンが始まった。

いい機会と思いアイカツ2ndシーズンを振り返っていこうと思う。最初に言っておくと私はアイカツ2ndシーズンに好意的な印象を持つことはできなかった。

気分を害される方もいるだろうが、そういう方はブラウザバックしてもらいたい。

しかし、ただ頭ごなしに叩く訳ではない。もちろんいい話もあった、そういう所も鑑みて私が感じたことをここに載せていくことにする。



アイカツ2ndシーズンの看板はなんといっても星宮いちご擁するスターライト学園のライバルにあたるドリームアカデミーの登場にある。

ロックを愛する少女音城セイラに、マネージャー学科からアイドルを兼任することになる冴草きいなど、個性的なキャラクターたちとスターライトの生徒たちの交流がアイカツ2ndシーズンの主題であったように思える。

ただこの「ライバル校」という位置づけがとても曖昧なものとして描かれていたように感じる。

序盤は「スターライトVSドリームアカデミー」、終盤には「スターライト&ドリームアカデミーVSWM(神崎美月&夏樹みくる)」という構図で物語は進行していく。

まずは前者について話を進めていくことにする。

「ライバル校」という設定ながら慣れ合いしか見えなかった物語序盤。たしかにアイカツが1期で築いてきた物語性を考えるにギスギスした人間関係を持ち込むのはお門違いかもしれない。

しかし、幾度にわたる「引き分け」という対決の結果(中盤は勝敗をつけるようになったが)。 

「ライバル」である以上、必要なお互いに切磋琢磨しあう関係を私は見つけることが出来なかった。

そしてこの「切磋琢磨しあう」という関係。これをいちごたちに求めることに無理があったと私はアイカツ2ndシーズンで深く感じている。

スターライトの生徒、なかでもいちご・あおい・蘭に関しては彼女たちの物語は1期で完結したといっても差し支えないであろう。

トライスター解散からソレイユ誕生、STAR☆ANIS結成までで、彼女たちのアイドルとしての経験値はこれ以上ないものにまで洗練されたものとして出来上がってしまっている。

もうアイドルとして1人前の彼女たちに更なる「成長」を促すことは難しいのかもしれない。

一方ドリアカの生徒たちはどうなのだろうか?

彼女たちもまた、登場初期からある程度完成されたアイドルとして描かれている。

音城セイラは天性の才能を持ち合わせたアイドル
冴草きいは一流のマネジメント力を持ち
風沢そらは自分のブランドを立ち上げるほどのファッションセンス
姫里マリアは…(よく分からんけどなんかすごい)

彼女たちが心の底から挫折したシーンはアイカツ2ndシーズンでは一度も描かれることはなかった。

もともとアイカツは暗い描写を極力排除した物語構成をしているが、それでも1期は例えば16話でスペシャルアピールを連続で出す美月に悔しさを感じるいちごであったり、トライスター脱退によって一悶着あった蘭など随所にそういった話は存在した。

天才揃いであったが故に努力の反映が目に見えて私に映ってこなかったのが、満足できなったかった原因の1つであると感じている。

そういった中で3rdシーズンの主人公として登場した大空あかりの存在は私に救いを与えてくれた。

星宮いちごに憧れて、アイドルになったごく平凡な少女がアイカツ2ndシーズンに新たな空気を流し込んでくれたのだ。

超人ばかりの今までのスターライト・ドリームアカデミーと異なり、彼女が絡んだ話は努力や挫折ばかりのストーリーであったように感じる。

ブートキャンプに始まり、96,97話でスペシャルアピールを出そうと懸命に励む彼女の姿は1期の星宮いちご→神崎美月の関係を彷彿とさせる。

何が面白いかといえば、彼女にはいちごにあった天性の才能を持ちあわせていないところにある。既存のキャラクターを極力排除し、一新となる3rdシーズンでは彼女のアイドルとして成長していく姿が描かれることになるであろう。

少し話は逸れるが「SHINING LINE*」の歌詞は、「星宮いちご⇔神崎美月」・「大空あかり⇔星宮いちご」の関係性が上手いこと書かれているものになっているのは有名だ。

特にCメロの

なりたいだけじゃダメだなって 夢のままじゃ違うなって きっとわたし最初から知ってた

逸らせないぐらい 綺麗だったの ありったけの勇気出して 手を伸ばしたんだ

の部分は大空あかりが星宮いちごに対しての気持ちが如実に歌詞に表現されている。星宮からのバトンを受け取った大空がどのようなアイドル像を築いていくのか非常に見物である。








さて後半戦いきますか。

WMとツウィングスの戦いとなる物語終盤。最初に言っておく。

私には神崎美月という人間が理解できない。




特に91話「結成☆アイカツ8」での彼女のこの言葉には深く頭を抱えるほどだった。

そもそも神崎美月はどのような人間としてアイカツに登場したのか。

いちごの憧れ?ライバル?仲間?

ポジションが変動し続けるキャラクターであった。

さらに登場する度にチームを変え続け、掴みどころがないキャラクターとして2期が終わる頃には着地してしまったように思える。

美月にとっての憧れはマスカレードであった。 彼女はトゥインクルスターカップを通じてマスカレードを超えたという実感はあったのだろうか?

みくるが最後に問いかけます。

「美月は? この先まだまだ夢があるんでしょう?」

それに対して美月は

「いちご次第ね!」

とこれまで見たこともないような満面の笑みで答える。

わからん。

本当に神崎美月という人間は私を苦しめる。彼女の出番は3rdシーズンでもあるのか…

そこで新たな夢を見つけることができるのか注目である。


アイカツ3rdシーズン1話を見る限り、既存のアイドルはいちご、あおい、蘭と、中等部に唯一残ったさくらだけだったと思う。ドリームアカデミーの面子は誰一人登場してないことは驚きである。

あれだけ2ndシーズンで推しておきながら影も形もないのは残念であると同時に勿体なさを感じてしまう。

アイカツにとって主人公を替えたこの3rdシーズンが正念場だと捉えている。ここで成功すれば、きっとプリキュアを継ぐ長期シリーズになっていく作品になると思うし、万一失敗するようなことがあれば終わってしまうかもしれない。



悲観的な見方だらけの本稿でしたが、私はアイカツという作品を心の底から愛しているということだけは間違いありません。期待できるだけのポテンシャルを秘めた作品であると思っているからこそ少し残念だと思う部分があるだけで…

月末はキューズモールのイベントに参加してきますし、STAR✩ANISのワンマンライブも楽しみにしてます。

それではアイカツ3rdシーズンに期待の思いを込めて本稿を締めたいと思います。





最近のアイカツに惹かれない訳

2013-08-31 02:35:10 | アイカツ!
ここ最近アイカツに魅力を感じられない。


まぁ女児向けアニメなのでこんなおっさんの意見は正直どーでもいいとは思うけど、その理由を自分なりに考えてみた。


1.いちごの成長物語のはずが、もう遠い所にいちごが行ってしまった…


そもそもアイカツのコンセプトとして、アイドルとして右も左も分からない主人公の星宮いちごが、トップアイドルである神崎美月に憧れて、目標にして成長していく姿を描いた作品だった。

しかし今その2人の関係は大きく変わろうとしている。STAR☆ANISの結成によってチームメイトとなった美月さんのポジションがよく分からないものになっている。

STAR☆ANIS初ライブ回の41話「夏色ミラクル☆」や45話の「ハピサマ☆バケーション」では皆と遊ぶ、同年代の仲間としての美月さんが描かれていて、一方46話の「リスペクトJ」では再び美月さんを高い位置に見据えて「憧れ」としている。

たぶんこの「気軽な仲間」でもなく、「高嶺の花」でもない関係が今の美月といちごの関係だと思う。45話の2人の会話で少し気になる部分があったので、そこを引用する。

いちご「私が太陽じゃないからですか? 太陽っていったい…?」

美月「私、いちごを見て思った。いちごと私は違う輝き方をしてる。」

美月「でも。まだ足りない。そんな光では月に負ける。同じ空では輝けない。」

いちご「追いつきます。負けないくらい強く輝いて太陽みたいになります。」

美月「待ってる。」


アイカツはキャラクターの挫折という描写を極力排除する傾向が強いので、努力の価値が目に見えて反映しにくいスタイルだ。努力の厚みを伝えにくい。

そして、何よりいちごがトライスターのオーディション以降、失敗をしていない。これじゃあ、いちごがもう完璧なアイドルに見えてしまってもおかしくはない。

STAR☆ANIS結成以降はオーディションの機会がなくなり、ライバルの存在が消えてしまった。これもいちごの成長が感じにくい1つの要因だと思う。



2.アーケード事情が如実に出てる設定の穴


こんなこといちいち突っ込むのも野暮だが

①トライスター・ソレイユというユニットを結成したのにも関わらず実働したのはおよそ1ヶ月程度。

②トライスターのスケジュールは1年先まで埋まってるのではなかったのか

③STAR☆ANISの結成に2大ユニットはともかくぽわぽわぷりりんという野良ユニットまで加入


こういった設定の穴がどうしても気になってしまう。アーケードの展開考えれば仕方ないんだけどね。

私にとってアイカツ35話「涙の星がアイカツ屈指の素晴しい回だという気持ちがあって、いちご・あおい・蘭との競い合い、そして親友との別れ。どれをとっても感動できるエピソードだった。

なのにこれら全てをぶち壊してしまった現状が正直残念で仕方がない。


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他にも理由はあるだろうが、まぁこんなところ。こんなに叩いてる文章を書いたけどアイカツを見放した訳ではありません。2期も決定したこの作品がどのような結末を迎えるのか楽しみにしてます。

もうここまできたらアイカツらしさを全面的に押し出して完走してもらいたいものです。期待してます。




アイカツ!35話 涙の星 (追記)

2013-06-13 19:44:44 | アイカツ!
今日はアイカツの大筋を担う重要な回でしたね。



自分からみた今回のテーマは「仲間からの自立、独りで輝けるのか」


前回のファイナルオーディションで勝ち残ったいちご、あおい、蘭は美月が提案した「今度こそファイナルオーディション」で戦うことになります。

そして、その前日に学園長及び美月はいつも仲良しの3人を屋敷に招き、別々の部屋で一晩過ごすように言われます。

今まで仲間としか認識してなかったいちごたちを試したのでしょうか。それとも決戦前夜でどう過ごしてよいか分からない彼女らに対する学園長たちの優しさとも捉えられます。

本番のオーディション第一部は「公開面接」美月が3人それぞれに質問を投げていきます。

気になった質問をいくつか載せていきます。



美月「星宮さんが入ったらトライスターにどんな輝きが加わるのかしら?」


いちご「私はトライスターの太陽を目指して朝から晩まで沈まずに輝き続けます。」


28話であった美月とスッポン回の回収ですね。しかし、これには美月さん驚きの表情。



ここで月影さんが重要なセリフを

月影「美月が見極めようとしているのは、トライスターというユニットのなかで、ひとりで輝ける強さがあるかどうか。」





美月「霧矢あおいが入ったらトライスターにどんな輝きが加わるのかしら?」

あおい「私は芸能界のあらゆる情報が詰まったアイドルの缶詰です。それをすべて丸ごとトライスターを輝かせるために使います。」

あおいらしい言葉です。色々考えたいことがありますが、それはまた後で。


同じ美月の質問に蘭はこう答えます。



蘭「私にとってはステージが自分の居場所なんです。隣に誰が来ても誰と組んでも、たとえトライスターに加わっても紫吹蘭は紫吹蘭です。」


あれ? 蘭の面接シーン短くね?? また負けてまうん?????


と思いましたが


オーディション第二部でダンスを終え、トライスターに蘭が選ばれることになりました(これまでの連敗はこの裏付けだったのか)

1年先まで埋まってるというトライスターのスケジュール。そのため蘭は事実上の退場です。悲しい…別れを惜しむいちご、あおい。



蘭「これで二度目なんだ。親友と別れるの。」
このセリフ反則ですよー… もうこの辺で自分の涙腺は…






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今回の考察は「なぜ蘭がトライスターに選ばれたのだろうか。」
その点について考えていきたいと思います。

今回のダンスシーンでの選考はおまけ程度のものであり、彼女たちの命運を分けたのは「公開面接」が全てでしょう。ではさっそく、なぜ蘭が選ばれたのか自分なりに考えてみようと思います。

①「トライスター」を「美月」を彼女たちがどう捉えているか


美月が求めた人物は自分と並び立てる存在、そのためのプロ意識。過去の彼女の経験からこういった人を探しているのでしょう。

いちごは面接にて
「美月さんは私の…私たちのみんなの憧れだから。トライスターに入ることは私たちの夢が叶うこと。だから頑張れるし、応援できるんです。」

「憧れ」ではだめなんです。美月さんと遜色なく肩を並べることができる人間が選ばれるんです。

しかし、美月がいちごを仲間としてではなく、ライバルとして置いておきたいと思った…こう捉えることもできるのではないでしょうか。

あおいは、月影さんのセリフと逆のことを言ってるのが面白いです。

美月さんは、「トライスターを輝かせて欲しい人」ではなく、「自ら輝く人間」を見極めているのでしょう。



もう一度月影さんのセリフを確認しておきます。


月影「美月が見極めようとしているのは、トライスターというユニットのなかで、ひとりで輝ける強さがあるかどうか。」


これがこの回の全てです。


この2人と蘭のセリフの対比は面白い。

決して他人に混ざっても自ら輝こうとする姿勢、プロ意識が窺えます。しかし、それだけでは以前の蘭なのです。「仲間の支えのありがたみ」「独りでも輝ける術」両方を知った蘭だからこそ、この発言ができたのだと思います。




②面接の際に登場した3人それぞれを支えるキャラクターについて

いちご…太田くん


あおい…らいち


蘭…ヒカリ



それぞれ今回登場しましたね。この中で大田くん・らいちとヒカリには決定的に異なる点があります。

それは簡単なことで、前者がただの「1ファン」なのに対して、後者はお互いを高め合う「ライバル」ということです。応援してくれるファンはもちろん大切なのだが、高め合うライバルの存在。これを表現したのではないのかなと思います。


これから大きく動こうとしてるアイカツ。これからもますます目が離せません!!!!!




【アイカツ!26話】北大路さくらちゃん登場。1話完結に拘るアイカツ

2013-04-12 10:00:46 | アイカツ!
新OPすっごいかっこいい!!! 

【見どころ】

○北大路さくらちゃんと今後の登場が予想される新キャラ



○ジョニー先生どのアイドルよりも動いてるよww



○ライチ…蘭さんに浮気しちゃダメだよw
 






【本編】
今回は、北大路さくらちゃんという後輩の登場と、先輩としてのいちごを描いた1話でした。

さくらの悩みは2つあったように思います。



1.名門北大路家としてのプレッシャー

2.過保護(シスk…)な兄との軋轢




これがプリティーリズムでしたら数話かけて解決に結びつけるでしょう。でもアイカツは違います。


アイカツとは徹底的に1話完結に拘る作品である。


と私は定義づけています。唯一連動してたといえるのが、美月ちゃんとのライブ回16・17話でしょう。これもわざわざサブタイトルにPart1、2と銘打っているところから基本的には一話完結型という誇示とも受け取れます。

では今回の話で2つの問題は解決できたのでしょうか? 「2」においては、解決できたような気がします。しかし、自立したのではなく、保護する対象が兄からいちごに変わっただけでは…?

「1」の方はどうなんでしょう。練習中に「優勝候補は北大路さくらちゃんだよねー」みたいな話を耳にして俯くさくらちゃんが描かれていましたが、これを克服するエピソードは描かれるのでしょうか?
基本的には話を持ち越さないアイカツなだけに気になります。