その後、私は自信を取り戻し、息子と義理の兄から束縛されることもなくなりました。全能神への信仰に固執する私を見た息子は私が彼と一緒に私たちの牧師と会うことをせき立て、牧師を使って私の邪魔をしようとしました。私はこう思いました:「私は何も間違ったことはしていないわ。一緒に行って、いい機会だから牧師に神の御国の福音を説いてみせるわ。」しかし、私は真理を欠いていることを知っていたので、牧師に騙され妨害されず、神の証を立てられるよう、道中ずっと神に祈りを捧げ、御啓示、御知恵、そして喋るべき言葉を与えてくださるよう請いました。
私たちが牧師のオフィスに到着した時、牧師は落ち着いた口調で私にこう聞いてきました、「主イエス様が再臨なさっておられると証言する人がいると耳にしましたが、これは事実ですか?」私はこう言いました、「はい、主はお戻りになり、人間を清めるために裁きと刑罰の働きをされておられます。」そして牧師は声を上げて私にこう聞きました、「私は主の再臨については知りませんでしたが、あなたはどのように知ったのですか?」彼の大きくなった声を聞いて、私は心臓が高鳴り、心の中で神に何度も祈りを捧げました。そして、私は彼にこう言いました、「主の再臨は他の者の交流を聞いて知りました。聖書にはこう書かれています、『夜中に、「さあ、花婿だ、迎えに出なさい」と呼ぶ声がした。』(マタイによる福音書25:6)。 これは、主がお戻りになる時、それを知り、それについて説教をする人がいることを意味しています。神は人間を救うために受肉され、人間の中に来られました。神が私たちにお知らせくださらなかったら、私たちはどのようにして神からお救いを受けられるのか。それいついて、聖書にはこう書かれています、『したがって、信仰は聞くことによるのであり、聞くことはキリストの言葉から来るのである。』(ローマ人への手紙10:17)。この御方が主の再臨であるのかどうかという確認は、この御方の御言葉を聞いて、それから判断するべきです。私はあなたが全能神の御言葉を読んで調査すればよいと思います。」私の提案を聞いた牧師は憤慨してこう言いました、「どうして私が調査をしなくてはならないのですか?あなたは長い間に渡って主を信仰し、聖書を理解している人々の言葉を聞くべきです。私はあなたよりも長く主を信仰してきて、あなたよりも聖書を良く理解しているし、あなたよりも主の知識を持っています。あなたは聖書に関する知識と理解をどれだけ持っていると言うのですか?」私は、「長い間に渡って主を信仰し、聖書に精通している人たちが最初に主の来臨について知るというわけではない」、と思いました。主イエス様が来られた時、東方の三博士と預言者たちが最初にそのことを知りました。ペテロ、ヨハネ、そしてサマリアの女は主イエス様が救世主の来臨であることを主の御言葉から知りました。しかし、パリサイ人は聖書に精通し、人生を通してヤ―ウェ神に仕えていたにもかかわらず、主イエス様が来られた時、主に気付かないどころか、主の働きに抵抗し、それを非難し、さらに酷いことに、彼らはローマ政府と共謀して主イエス様を十字架に磔にしたのです。神は人々の地位の高さや低さ、彼らがどれだけの間主を信仰していたか、または彼らがどれだけ良く聖書を理解していたかは確認されず、彼らに探求する意思があるのかどうかを見られました。それは今回も同じことなのです⋯」牧師は私の言うことは全く聞いてくれず、私に全能神教会を去ることを説得し続けました。私はこれを見てもう何も言いませんでした。
ある日、私は牧師の家の近くで彼に出くわしました。彼は私に向って歩いてきてこう警告しました、「戻って来ないと、助祭の地位から解任しますよ。」私はこう思いました:「私は真の神に従っているんだから、助祭の地位なんかどうでもいいわ。それが私を天国に連れて行ってくれるわけでもないし、私にとって何の価値もないわ。」
牧師による妨害を通じ、私は彼の行っていることをある程度見極めました。以前、私は牧師は主の真の信者であると信じ、彼は長い間主を信仰し、長年に渡って聖書を読んできているのだから、彼が主を一番良く知っていると思っていました。そして、主がお戻りになる時、真の道を調査し、主をお迎えするよう私たちを引率してくれると思っていました。しかし、私は彼がこのように振る舞うとは全く思っていませんでした:彼は自らが調査しないだけでなく、私が調査することも妨害したのです。私は主イエス様がこう仰ったのを覚えています:「偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたは、天国を閉ざして人々をはいらせない。自分もはいらないし、はいろうとする人をはいらせもしない。」(マタイによる福音書23:13)。牧師の妨害を受け、私はついに彼の本質はパリサイ人のと同じであったことを見抜きました。彼は私が天国にはいるのを邪魔する障害だったのです。同時に、私は牧師に騙されて、心を揺さぶられることから守ってくださった神に感謝しました。
その後、私の前の教会の長老と助祭たち全員が戻ってくるようにと私を説得しようとしました。しかし、私はそれがサタンによる妨害であるとはっきり分かっていました。サタンは私の邪魔をしようと私の息子と義理の兄を利用しましたが、それが失敗に終わったので、今度は私に神を裏切らせようと牧師と助祭たちを使って私を引きずり込もうとしたのです。それでも、私は彼らの影響を受けず、毅然と神に従いました。
正に弱り目に祟り目!サタンは私に対する阻害と妨害を緩めませんでした。私が全能神を信仰するのを牧師ですら止められないと知った息子は、私の目の前で驚きの行動に出ました。彼は跪いて、自分の頭を何度も床に叩き付けたのです。そして彼はすすり泣きながらこう言いました、「お母さん、お母さんが全能神を固く信じるのなら、僕は家を出るよ、そして二度と戻らない。お母さんは独りで自分の神を信じたらいいよ。」私はこの状況に呆気にとられました。私は彼にこう言いました、「私が全能神を信じているから家を出るって言うなら、その必要はないわ。私が出て行く。」私の言葉を聞いた彼は私を部屋の中に引っ張り込み、もう一度私を説得しようとしました。私は少し弱気になりましたが、以前読んだ神の御言葉と自分が神の前でした決意のことを考えると、私はまた証言をする機会を失うわけにはいきませんでした。これ故に、私は神に祈り続けました、「ああ、神様、前回息子に邪魔をされた時、私はあなたの御心を満たすことができませんでした。しかし、今回はあなたの御心を満たし、決してあなたから離れません。神様、どうか私に自信と力をお与えください。」こう祈りを捧げた後、私は自信を取り戻し、息子にこう言いました、「私は何十年も主を信仰してきて、今やっと主の再臨をお迎えすることができたの。あなたとあなたの伯父、そして牧師がどのように邪魔をしてきても、私は自分の信仰を続けるわ。」これを見た息子はどうすることもできず、溜息をついてこう言いました、「僕1人の力じゃお母さんを止められない。」その後、彼は荷物をまとめて家を出て行きました。
息子が家を出た後、家の中は空っぽに感じました。私は彼のことが心配でしたが、同時にサタンの卑劣さと邪悪さを知っていました。それは私を解放せず、私の家族を使って私が神を信仰するのを妨げようとし、私が屈するまで諦めそうにありませんでした。しかし、私は神の御言葉を支えに、全能神は正に主イエス様の再臨であられることを確認し、主に最後までついて行く決心をしました。私は息子が家を出たことで惨めな思いをし、彼が家から離れるのは危険でないかと心配でしたが、神がこう仰っておられたのを思い出しました:「あなたがこのことを信じようと信じまいと、ありとあらゆるものが、生けるものも死せるものも、神の考えに従い、移ろい、変化し、新しくされ、消え去るのである。これが、神が万物を支配する方法である。」そうなのです、全ての物と出来事は神の御手にあり、私の息子も同じなのです。私は神への信仰を通じて神を頼り、神を見上げ、私の息子を神に託すだけでいいのです。こうして、私は神に祈りを捧げました、「ああ、神様、私は息子をあなたの御手にお連れいたします。彼が戻ってくるのかどうか、そしていつ戻ってくるかはあなたが定めておられることです。私はサタンからどのように邪魔をされようと、最後まであなたについていきます。」
驚いたことに、その3か月後、私の息子は無事に家に帰ってきました。彼は私にこう言いました、「お母さん、自分の歩む道が正しいのかどうかはもっと慎重に考えてね。」私は確固たる口調でこう言いました、「私が信仰しているのは真の神よ。私は全能神が主イエス様の再臨であると確認したの。だから、あなたがどうやって反対しても、私は神について行く決心をしているの。」私の息子はこう応えました、「真の神を信仰していると確信しているなら、信仰を続ければいいよ。僕はもう邪魔しないから。」息子の言葉を聞いた私は心の中で言葉で表現できないほどの興奮を感じ、今までずっと私に御加護と御指導を差し伸べてくださった神に感謝しました。私は時に弱く否定的になることがありますが、神は常に私がサタンの妨害と誘惑に打ち勝つことができるよう神の御言葉で私を指導し、導いてくださりました。
数か月後、私は洗礼を受け、神への信仰が更に強まりました。私は真理を理解していなければ、人はいつ何処にいても神に抵抗し、神を裏切る者になり得ると感じました。私はサタンは本当に邪悪で卑劣であり、常に全ての方法で神の働きを邪魔し、妨害し、そして人間が神の御家に立ち返るのを防ごうとすることを知りました。しかし、神は人間を救うために最善を尽くしておられ、御言葉によって私がサタンの誘惑に打ち勝ち、神の証を立てられるよう御導きくださったのです。全ての栄光、全能神にあれ。
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