池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(音源リンクしてます)

メトロポリタン・マンドリン・オーケストラ第22回演奏会

2011-09-19 | レビュー/演奏・CD・ジャズ

「メトロポリタン・マンドリン・オーケストラ第22回演奏会」を紀尾井ホールで聴く。
僕はマンドリン・オーケストラは数えるほどしか聴いた事が無い。今日分かった。それが「無数のオルゴールのさざめき」だと。

ドビュッシー「牧神の午後~」はその様な媒体に極めて相応しかった。ただマンドリンの特性上、32分音符ですらトレモロにする結果、リズムが間延びしてしまうのがもどかしかった。
ラヴェル「弦楽四重奏曲」は圧巻。編曲者(笹崎 譲)はラヴェルのオーケストラ・スコアを見ながら編曲したそうで、第3楽章のクライマックスでは「ダフニス」、第4楽章のテーマに「ピアノ協奏曲」、クライマックスに「マ・メール・ロア」のサウンドを聴いた。第2楽章のピッチカート音型はトレモロでは無く、引きしまった。
その反面、シベリウスは奇異に感じた。シベリウスは南国人だったか?ハワイアンのように聴こえたが…。湯浅「エレジイ」では厳しさや冷たさが実現された。



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1 コメント

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そんなコンサートがあったとは…。 (itsumi@作曲)
2011-10-10 12:54:13
来年、マンドリンの作品を書きます。
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