身体のバランスの記事を書いて思い出したこと。
メッシは、他のサッカー選手と一体何が違うのかを疑問に思ってじっと観察していた時期があります。
ワールドカップサッカーカタール大会終了直後のことです。
大会開催中は日本チームを応援していました。
終了後に、本田圭佑さんがメッシを追う様子を動画を見て、
アルゼンチンのメッシが世界中の人に愛されていることを知りました。
自分自身も、日本人で日本チームを応援していたものの、
メッシを敵愾心を抱いて見たことは一度もありませんでした。
それどころか、多くの人と同じようにメッシが大好きです。
彼の動きを観察し続けているうち、メッシに対して誰も敵愾心を燃やすことができないのは、
メッシ自身が誰にも敵愾心を抱いていないからだと分かりました。
他の選手には、敵愾心むき出しで感情が表に出てくるシーンをたくさん見ましたが、
メッシにはそれがまるでありませんでした。
野球の大谷選手とも共通している特徴です。
大谷選手も、自分のチームの仲間を愛し敵対関係にある人たちへの敵愾心も見せません。
審判への敬意や友好的な態度、野球場施設に対するふるまいにも
野球ができることの喜びと感謝があらわれています。
ファンに対する感謝の気持ちが、高パフォーマンスにつながっています。
ただ野球をこよなく愛して、自分のパフォーマンスを究めることに集中しています。
メッシや大谷さんのそういう境地が、「本当の」無敵なのでしょう。
経済的には恵まれている国の部類には属さないアルゼンチンという国出身のサッカー選手メッシが繰り出すドリブルやシュートを見ていると、アイデアが実に多彩で、相手の守備を翻弄し、突破し、相手ゴールキーパーの予想を裏切ります。観客や視聴者に見ていて楽しい、ワクワクする気分を味わわせます。
その一つ一つの所作に、愛が込められているのです。
サッカーというゲームを多彩に楽しむのです。
あるときはゲートボールのように、球が地面の見えない小さい枠を潜り抜けます。
あるときはボーリングのように、ゴールがあの大きなサッカーゴールではなく、
あたかもボーリングのテンピンを狙ったような繊細なコース取りで狙い撃ちします。
とくに面白いと感じたのは、メッシの「女走り」です。
肩を前に出し、腕を大きく前後に振らずに動きます。
敵に気づかれないように静かに動くのは、忍者の掟です。(笑)
そして私にとってメッシの一番面白いところは、「ハイブリッド」です。
サッカーは誰よりも練習しているでしょうし、誰よりも熟知しているでしょう。
ですがときどき、「鳥の目の俯瞰」を使っています。(笑)
間違いなく異次元です。
💓今日も、最後までお読みいただきありがとうございました💓