華やかで洗練された演出で人々を魅惑した開会式で始まった『パリ五輪』が閉幕しました。
至る所に「さすがパリ!」と呻らせるような垢抜け感がありました。
マラソンコースはこれまでで一番美しく一番過酷と言われていました。
街路樹が生い茂る美しい道路をランナーが駆け抜ける映像には広告看板がほとんど映り込まず、
景観がとにかくすばらしかったです。
一方でアップダウンがとにかく激しいコースで、選手の選考基準にも勝敗にも影響を与えたでしょう。
日本人で6位入賞した選手は、マラソンを3回走って代表権を獲得したそうで、
大学時代に4回箱根駅伝を走っており、五輪前の練習は世界選手権に1万メートルで出場し、あとはひたすら上り下りばかりを練習していたそうです。
平地が得意なマラソン選手には不利に働いたコースかもしれないですね。
1万メートルとトレイルランを得意とするようなランナーを個人的に複数人知っており、
彼らと体形や走り方が似ている出場選手が多いように感じました。
パリ五輪コースのマラソンは何か新競技のように見えて、観戦が面白かったです。
新競技といえば、ブレイキンとスポーツクライミングの観戦が楽しかったです。
新しい時代にふさわしいスポーツと言えるかもしれません。
ブレイキン、ブレイクダンスですが、多様さが評価ポイントで予選から通して、
同じダンスを踊ると評価されないというのがいいです。
スポーツクライミングは、やるのも楽しいですが見ても楽しいですね。
この競技も時代にふさわしいと感じました。
人生はマラソンに喩えられることが多いですが、
この十年から数十年は、踏み石が用意されたような、まっすぐで舗装された道路のような人生を歩めている実感のある若者は激減していることでしょう。
人生はマラソンでは喩えられなくなったのです。
足の裏で、五本の足の指で、接地点をまさぐりながら、落下してもいいからと勇気を奮って、次の一歩の歩みを進めて、それを一歩ずつ積み重ねて行って、ゴールへと向かうこの競技こそが、人生のように見えました。
手の指先の力と握力を付け、省力化でスタミナを温存させる訓練をすること。
また、太ると自重でやられてしまいますから、贅肉をそぎ落としたスリムな身体を保つことが重要です。
活躍する日本人選手を見ていて、今回の五輪は何か違うと強く感じましたが、
今の15歳から28歳あたりですからどんぴしゃで噂のZ世代ですね。
さらっと洗練されていて、昔風のど根性など一切見せませんが、ものすごい力を発揮して偉大な成果を残しました。
噂通り、少しでも早くこの世代に日本の未来を託せるといいのかもしれないですね。
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