勤務医の心配事

新型インフルエンザについて

鶏のインフルエンザ対策は取られているのか、日本の養鶏産業の経営悪化

2008-04-22 09:48:18 | Weblog
 4月18日鶏卵値上げを訴える養鶏業者の姿をテレビニュースで見て危機感を感じました。

 飼料の値上げが経営を悪化させ、倒産に追い込まれる業者が増えているとの事です。これでは鳥インフルエンザ対策どころでは無いと思われ、日本で鳥インフルエンザが出ていないのは、単に運が良いだけかもしれません。



 インターネットでは大手マスコミの扱いが無いようで不安を覚えました。検索ででてきたサイトのニュースを拾ってみました。



○鶏卵値上げに理解呼びかけ -養鶏業者らが東京で街頭PR(農業共同組合新聞2008.4.16)

http://www.jacom.or.jp/news/news08/nous101s08041609.htmlhttp://www.jacom.or.jp/news/news08/nous101s08041609.html)



○~国産の卵かけごはんが食卓から消える!?~30年ぶり 卵値上がりの危機――08.3.25~国産の卵かけごはんが食卓から消える!?~ プレリリース決定版

http://www.koohoo.jp/newsrelease/index.php?page=1&id=398




 穀物を中心とした「生産費の8割を占める飼料」が高騰し「鶏卵産業が赤字の危機に直面。大手でも倒産が続出している今、国産卵が食卓から消える可能性が生まれてきた。」とあります。
 見ると鶏卵は食糧需給率が悪い日本の中で98%を誇り、値上げも無かった非常にありがたい商品とあります。


 鳥インフルエンザの危機管理の面でも、食の安全、日本の安全保障を含め養鶏業界がしっかり経営できるよう値上げはしっかりしてもらってよいと思います。



「30年ぶりに卵の値上げを申し入れる」とありました。養鶏業界の皆様と鶏に感謝です。



 隣の韓国ではまだ鳥の処理と人感染の危機が継続しています。
 ○殺処分作業の兵士感染か 韓国の鳥インフルエンザ MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080421/kor0804212346004-n1.htm
 韓国紙、ソウル新聞は22日付早版で、韓国南西部全羅北道の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の感染確認現場で、家禽(かきん)の殺処分に従事した韓国軍兵士(22)が高熱を出し、ウイルスの感染が疑われていると報じた。
 同紙が入手した防疫当局が作成したとみられる文書によると、兵士は18、19両日に作業に投入され、部隊復帰後の20日から39・8度の熱を出し、ソウル市内の軍病院に収容された。同紙は兵士が所属する部隊の軍医官が、電話取材に対しウイルス感染の疑いがあると認めたと報じた。
 韓国では2003年冬から翌04年春に鳥インフルエンザが家禽類の間で流行した際、家禽を処分した複数の作業員がH5N1型ウイルスに感染したが発病はせず、06年になって感染が確認されたことがある。

○たかぼーんさんのコメントでも同じ内容の記事を危惧されていました。
韓国で感染疑い例。
ヘッドライン:殺処分作業の兵士感染か 韓国の鳥インフルエンザ 2008年4月21日 21時52分 中日新聞 
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008042101000948.html