勤務医の心配事

新型インフルエンザについて

新型インフルエンザ、政府の関係省庁対策会議の対策案に対して

2008-04-11 00:29:07 | Weblog
 4月10日の新型インフルエンザ関連のニュースは、9日の「新型インフルエンザに関する政府の関係省庁対策会議が海外で発生した際に国内へのウイルス侵入を防ぐ水際対策の案をまとめた」をテレビを含め多数報道されました。
 各ニュースは「公表された内容に対し「意見」を聞いた上で7月をメドに政府の行動計画などに反映させる。」とあります。
 どのようになされるのでしょうか。

 各ニュースでは、以下のような意見を集めた上で「7月をメドに政府の行動計画などに反映させる。」とありました。
・NIKKEI NET「与野党の意見などを聴取した上で」、
・讀売新聞「自治体や航空会社などの意見を聞き」、
・共同通信「内容に対する意見を幅広く聞いた上で」、
・朝日新聞「医療専門家などから意見を聴き」、
・TBS NEWS「対策会議では、この案を公表し、国民の意見を聞いた上で」、

 公表内容に関して検索すると
ブログ「RESCUE NOW危機管理topics」(http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/index.html)の4月10日に
内閣官房の4月9日付けの「新型インフルエンザ及び鳥インフルエンザに関する関係省庁対策会議」
http://rescuenow2.cocolog-nifty.com/bousai/2008/04/post_5b94.html
が紹介してありました。

 内容は新聞報道にあるように「海外で新型インフルエンザが発生した場合、国内への侵入を防止策」と「地域の封じ込め策」を中心に案が提示して有りました。
 しかし、「意見」の聴取に関する項目は有りませんでした。誰を対象にどのように「意見」が聴取されるのか興味のあるところです。

 ひとまず、政府のパブリックコメント募集のページを確認してみましたが、4月10日現在ではそれらしきものは確認されませんでした。
パブリックコメント:http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?Doing

 得てして政府の「意見聴取」は、政府の方針に沿った識者代表からの声が民意として取り上げられて、政策の裏づけにされるという事を聞いたこともあります。
 民間からの声を吸い上げる能力が担当部署にあるとは考えにくいですが、もし物申せる場があるなら国民が何を考えてるのか声を上げてみたいものです。

 何か情報がある方がありましたら、教えていただければ幸いです。

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんで1年以上前の議事録を今頃 (あらあら)
2008-05-12 14:06:28
厚労省の新着情報に、新型インフルエンザ専門家会議議事録がのっていました(現時点で、第5回まで)。なぜ2年前の議事録を今頃掲載するのか、謎です。どういう経緯でガイドラインが策定されたのか、読めばわかるようですが、これからです…。


新着情報2008年5月12日(月)掲載
[行] 第5回新型インフルエンザ専門家会議の掲載について(議事録)
平成19年3月14日(水)開催
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/txt/s0314-11.txt

新着情報2008年5月9日(金)掲載
[行] 第4回新型インフルエンザ専門家会議の掲載について(議事録)
平成19年 1月19日(金)開催
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/01/txt/s0119-7.txt

2008年5月8日(木)掲載
[行] 新型インフルエンザ専門家会議 第3回議事録
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/12/txt/s1211-3.txt
平成18年12月11日(月)開催

2008年5月1日(木)掲載
[審] 新型インフルエンザ専門家会議 第2回議事録
平成18年5月25日開催
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/05/txt/s0525-4.txt
[行] 新型インフルエンザ専門家会議 第1回議事録
平成18年4月24日
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/04/txt/s0424-1.txt

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