錨猫

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フネのお話し Ⅱ

2017-06-20 21:02:36 | フネ
内燃機関を動力源にするフネには大きく分けて「船外機艇」  「船内外機艇」  「船内機艇」の3種類があります。


イチバンお手軽なのは船外機。    エンジンからプロペラまでのすべての機器が一体となって船尾のボードに固定されます。   5馬力以下な小型エンジンは1時間全開走行が可能な燃料タンクまでもが一体になったものもあります。














お手軽とはいえ、最大で250馬力くらいまでのデカイものまで有りますぅ。

















お次は船内外機。  













これはエンジン本体が船内に、プロペラなどの駆動部が船外に有るタイプとなります。

中~大型のプレジャーボートによく有る機関ですぅ。







最後が船内機艇。   文字通りエンジンは船内に設置され、長いプロペラシャフトが船底を突き抜けており、先端にプロペラが付きます。













船内機が今までの機関と最も違うこと、判りますでしょうか?

船外&船内外機はペラが付いている駆動部分を左右に振ることが出来るのに対して船内機はペラの向きが変えれません・・

駆動部分が左右に振れる船外&船内外機は低速でも舵効きが割と良いのに対して、船内機は低速だとほとんど舵が効きません。



ペラが起こした水流が舵板に当たり、その反作用でフネのお尻が左右に振られ、結果進路が変わるという事になります。    なので停止時からの“その場回頭”はほとんど不可能なのよねぇ・・・・・








それぞれの駆動方式の違いもだけど、下の写真のようにペラが2つ有るフネも有りまして(#^^#)











この方式がどーなるのかは次回デス♪     今日のハナシはご理解いただけましたでしょうか