今日はお花見

繁さんへ。

先日はありがとうございました。
なぜか本の話題をするのは久しぶりでしたね。

わたしが通勤中に読んでいるのは
『父の詫び状　向田邦子』なのですが、花粉症の薬のせいか電車に乗るとすぐに眠くなり、いっこうにページが進みません。

そんなぼんやりした頭で感じたのは、向田邦子けっこう湿度が高いなぁということでした。
作家の、文章の湿度を感じたのは初めてのことでそういう読み方もおもしろいですよね。

山田詠美は外はカリッと中はしっとりという感じでしょうか？

三島由紀夫はなぜ、あんなにたくさんの言葉が出てくるのかな？すごいの一言です。

今日はこれから靖国神社の境内の屋台で、お花見同伴です。

真琴

母は強し・・・

真琴さんへ
　体に変調ありとのこと、くれぐれもご注意を。
いま流行のＴＶなみに言えば、何かの予兆かもしれません。
といって欠かさないウォーキッグで克服できると思います。
　本屋に行けば、「万病に効く」とウォーキング本がたくさんあります。
お互いにウォーキングで健康を若さを保持しましょう。
いや失礼、真琴さんは若いのだから健康と美しさを、ですね。

　今日は暖かく、一挙に桜が開花したように見えます。
あす会社の同僚たちと北の丸公園、千鳥が淵へ出かける予定です。
　桜前線とともに３月も終わりですね。
　
　関西テレビが番組捏造事件で民放連を除名されました。
除名でどんな不利益を被ることになるのか分かりませんが、
疑問に思うのは、私たちはフジＴＶで「あるあるⅡ」を観ているわけですから、
直接的にはこの番組が関西ＴＶの知りませんでした。
　とすればフジＴＶの番組と信じている視聴者に、フジＴＶは何らかの説明をすべきだと思うのですが。
何も御とがめなしというのでは納得いきません。

　日記を少しお休みしてしまいました。
　その間の体験を一つ。
　北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのご両親の講演を聴きました。
余りにも非道な拉致に改めて憤りを感じ涙を流しました。
　ＴＶで拝見するご両親の姿とまったく変わりなく、
滋さんはとつとつとこれまでの経過を語り、早紀江さんは娘を思う母親の心情を訴えて、
私たち聴衆の心を一つにさせる見事な弁舌でした。
　めぐみさんはじめ拉致された人たちの１日も早い帰還のための協力を求めました。
　論理的で切々と語る７０歳を超えたご両親を観て聞いて、
想像も出来ない苦しみ悲しみを克服して、
娘の奪還に奔走する２人に育ちのよさみたいな品格を感じました。
　会場では終始目頭を押させ鼻をすする音が聞こえました。
事実を語るその姿勢ほど心を揺さぶるものはないと感じました。

　猟奇事件というか、朝のワイドショーは医者の家に生まれた馬鹿息子による英国人女性殺人事件一色でした。
　かつて六本木を舞台に同じような事件がありましたが、
共通して青い目の美人に弱い日本人の一面を見せています。
　奇麗な人を誘惑したい、これは男に共通した心理ですが、
そこで自己規制が出来ない男は暴力に訴えてでも誘惑する行為に出てしまうわけです。
　タイトルは忘れましたが、江利チエミが「男はみんな狼よ・・・」と歌っていました。
　真琴さん、貴女も美人がゆえに狙われる恐れは大きいです。
専守防衛、ガードを固めてください。
　もっとも私には、ほどほどにお願いします。
繁

どっちを取る？

繁さんへ。

昨日、起きたときからだに異変がありました。
左側のあばらがいたくて、呼吸が苦しいんです。
病院に行こうかと思ったのですが、名科に行けばよいのかわからないので
家で安静にすることにしました。

昼間する仕事も、もういいやって感じでギリギリまでうだうだ。
今月はトップ取れそうもないから、来月がんばろうなんて。

呼吸困難のまま出勤するにはしましたが、客足は鈍く
休めばよかったと思っていたところずっとメールを出していた
Ｍさん三名ご来店！
好きな飲み物をオーダーさせていただく。
Ｍさんがお帰りになったあと、今月いっぱいで東京での単身生活を終えて
徳島にお帰りになるＳさんが最後のご挨拶にひとりでご来店。
別れを惜しみながらワインでカンパイ。
亜美ちゃんがヘルプに来てくれたので化粧室に立ったら霞ヶ関のＹさんからＴＥＬ。
「今、赤坂見附に着きました～」とかなりゴキゲンのご様子です。
こちらもひとりでのご来店なので、お気に入りのカウンターにに座っていただく。

諦めモードのときにお客様が重なるのはうれしいことです。
が、Ｓさんとは家が同じ方向なので前回送っていただいたことがあり
Ｙさんは家が全然逆方向なんですが、毎回送ってくれます。
お付き合いの長さも断然Ｙさんのほうが長いんですけど
最近「部屋でお茶を飲みたい」とか言ってくるんですよね・・
それを振り切るのがたいへんなんです。
Ｓさんに送ってもらったほうが楽なんだけど、結局昨日はＹさんと一緒に帰りました。
車の中で「今日は来てくれてホントうれしかった～。だって今日のＹさんの指名でわたし美樹ちゃんを抜いたんだもん。ありがとう！」と褒めまくる真琴。
それで満足されたＹさんは昨夜は紳士的に「おやすみ」と帰っていかれました。


そんなわけで昨日はお店を休まなくてよかったです。

繁さんにも今週お出かけいただけるとのこと。
お待ちしております。

真琴

可愛い・・・

真琴さんへ
　女性は可愛いと言われると嬉しいですか。きれいですねと言われると心が躍りますか。
　幾つくらいの年齢でこの可愛い、きれいの境目が出来ますか。
フィギア・スケートの女性陣はみんな可愛いくて、きれいです。
可愛いが当てはまるのは浅田真央であり、
きれいは安藤美姫、荒川静香とうことになります。
　大きな年齢差はないと思うのですが。
それにしてもみんな強くて見事な成績に驚いています。
　２６日は名古屋に出張しましたが、昼食時に話題はなぜフィギア・スケートは名古屋かがになりました。
浅田、安藤、伊藤みどりなどを輩出しています。
　結論は彼女たちを指導するコーチの指導力ということでした。
名コーチあって名選手ありというわけです。
さすがですね、フィギア・スケート演技の分析。３回転、ルッツだとか着地がどうのこうのとＴＶの解説を聞いていても、良く分かりません。
　バレーの素地があるかないかで、フィギアの楽しみ方も違ってきますね。
　ついでに聞いたお話。
　名古屋にも料亭「吉兆」のお店がありました。そこは京都の出店みたいなもので、若い女将さんは「奇麗な」人で、
偉ぶった気取ったところがなく、いわゆる京美人というのか清楚な雰囲気を漂わせていました。
　聞けば、京都の５カ所はじめ、東京、大阪にお店がありますが、女系家族で４人姉妹が取り仕切っているそうです。
　しかし今風なのか、結婚後は旦那の姓に替えているそうです。

　「可愛い」の言葉がぴったり相応しい女性に会い、赤坂で食事をともにしました。
ヤッターとまさに心躍るひと時でした。
　２５日夜のことで、　韓国映画「私の頭の中の消しゴム」の主演女優ソン・イェジンです。
スカパーＮＫＴＶの友人が紹介してくれたもので、
ともかく小さい頃から女優になりたかったそうです。
　じつは私は日本の韓流ブームの中で、
ソンはかなり人気がある女優さんであることを知りませんでした。
　ともかく会わせてあげるという言葉に釣られて、
ノコノコ出かけたわけですが、小柄できゃしゃでカワイイ女性でした。
　話し方も謙虚で好印象をもちました。
彼女が出演する、来月からＫＮＴＶで放送される「恋愛時代」（原作・野沢尚）を見ることにしました。

　この辺で「私はどうなんですか」という真琴さんの声が聞こえますから、おせいじでも「奇麗です」と言わないと叱られますね。
　いやホント、奇麗ですよ、ますます磨きをかけてください。

　そうそう忘れていました。
　名古屋ではブランド店が軒を並べる、正確にはビルの中で店を並べる建物に入りましたが、
２億円のネックレスを中国人が買ったとか、ルイヴィトンは１週間の売上が数千万円とか、バブルなお話があふれていました。
　ショーウインドウをのぞくと、７０００万円のネックレスが飾られていました。
日本でいま一番元気な名古屋ならではの光景でした。
繁

桜の咲くとき

繁さんへ。

今頃は名古屋の空の下にいらっしゃる頃でしょうか？

週末のあたたかさで、東京の桜もいっせいに咲き始めました。
わたしは昨日、さっそく六義園に行ってきました。
お昼までの雨も上がった後で湿った土からもやが出るなかを散歩。
薄墨色の空を背景の花をいっぱいに抱いた枝垂桜は幻想的なたたずまいでした。
夜はライトアップされるみたいですね。

土曜、日曜と大好きなフィギュア・スケートに釘付けでした。
悔やまれるのは金曜日のショートプログラムを見逃したことです。
安藤美姫、強くなりましたね。精神的にも肉体的にも。
モロゾフコーチについて練習を始めた当初は、全身筋肉痛になって
日本の家族に泣きながら電話をしたなんてエピソードを証明するように
足がしっかり氷を捕らえていると思いました。

ところで外国の女子シングルの選手って四肢の使い方がラフだと思いませんか？
なんていうのかエネルギーがこうバラバラに分散しちゃってる感じ。
その点、アジア勢の選手たちは手足の使い方が繊細で表現がやわらかい。

安藤美姫。これから追われる立場になりプレッシャーもあるでしょうが
今度はオリンピックで金メダルを取ってほしいですね。
浅田真央。清潔で素直でかわいらしいスケートはみんなに愛される要素で
いっぱいですが、次は一味違った真央ちゃんが観たいです。

真琴

靖国神社にて

繁さんへ。

東京に桜の便りが一番乗りをしたので
昨日さっそく、靖国神社に行ってきました。

九段下の駅を上がったところの桜の木はどれもつぼみがあるばかり・・
なんだ咲いてないじゃん。と思いつつ靖国神社の境内へ。
神社の参道にはお花見の屋台が設置を始めていました。
実は毎年、境内のテーブルでお花見をしているんです。
仕事帰りの大人の花見客しかいないので、落ち着いてお花見ができていいですよ。
まぁ大抵、焼き鳥とかおでんに夢中で花なんか見ていないのですけど。

境内の気象庁の観測の目安に使うという桜の木には、
ほんの数輪の花が咲いていました。
携帯カメラでそれを写してからお参りをしました。
初詣とは、まわりの参拝客の拍手の音の強さが違います。
不思議とあの場所では、自分に関してのお願いが頭に浮かびませんでした。

真琴

春よ、来い

繁さんへ。

昨日、ダンサーの志保ちゃんが大阪から一ヵ月のダンス合宿から帰ってきました。
次の舞台のオーディションを兼ねたレッスンということで、からだはもちろん精神的にキツかったと話していました。
そのせいで一段とシェイプされた志保ちゃんをみて、わたしは少し焦りました。

今度の舞台は制作がブロードウェイ形式で、まず作品ありき
これからスポンサーや劇場が決定します。まず大阪（オフブロードウェイ）から始めて、評判がよければ東京（オンブロードウェイ）で公演するというのもアメリカ式です。
いずれにしても、まずは大阪。
繁さん、どうしますか？
わたしとしては見たい気持ちは大いにあります。
公演は来春の予定だそうです。

昨日はお店があまりにも閑で、ママは早退してしまいました。

真琴

借りるも妙手なり

真琴さんへ
　交換日記は、１８日の真琴さんの素顔が見えるような飾らない素直な文章でつづったものが的確で、
私のように気取った、さもうん蓄がありそうに装飾した内容は
読者を辟易させていると思います。
　ですが、ここで軌道修正する才覚もないので従来通り自分の道を走ります。

　ウォーキングは土曜の夜から再開しました。
日曜日も厳寒の中を約１時間黙々と歩き続けました。
　ipodを耳にしないで、何も考えずに足を機械的に運んでいました。
意識的に体をいじめると、快眠できるからです。
　１８日の日曜日は街の中央図書館まで歩き、帰りに「TUTAYA」にはいりました。
改めて「何でもあり」と驚き、入会の手続きを取りました。
　以前から聞いて見たいが買うほどでもないＣＤと決めつけていた
村治香織の「スペイン」「パストラル」の２枚を借りました。
　早速ｉｐｏｄにインポートして通勤ラッシュの電車の中で。
ギターの音、村治のテクニックに魅了されました。
　もっと早く「蔦屋」に飛びつけばよかったとも思いました。
ｉｐｏｄへのインポートは３００曲を超えましたが入力容量はまだ半分にも達していません。

　土曜日は上海にいる学生時代からの友人の紹介で中国のキャリアウーマンに会いました。
　学生などの国際交流・インターンなどを企画する一方、
日本人を相手にした農村や少数民族、民芸体験など、
中国人と直接接する体験コースを中心としたツアーを計画する会社の一人でした。
　興味を持ったのは、中国の教育問題です。
　聞けば、中国は人口が多すぎるゆえの競争社会、格差社会だそうです。
　９歳の女の子をもつ彼女は、普通の小学校に入れているが、
授業時間は朝７時半から夕６時半までの１１時間拘束される。
このため、ストレスをもつ子供が氾濫しているとか。
　進学校になると、さらに下校後塾に通わせ、土日も塾漬けになり、
子供は息抜きの時間がないそうです。
　私立校になると、生徒の成績と教師の給料が比例するそうです。
つまり担任の生徒たちの成績が上がり合格率が高くなれば、
優秀な先生と評価され給料が高くなる。
　逆に低ければ、低くなるというわけです。
　低い先生は学期などお構いなくそくクビになります。
先生予備軍が多数控えているため、教師に不足がないからです。
　そこで、教師は生徒が９８点でも親を呼び出して、１００点を取るまで叱るそうです。
自分のクビ、給料に跳ね返るわけですから、真剣勝負となるそうです。
　そして名門大学に入る、やがて卒業となり、仕事探しがはじまるが、
仕事にありつける学生は少数とか。０８年のオリンピック景気にわいているが、
学生たちには空前の就職氷河期だそうです。
　人口が日本の１０倍もある中国社会の「負」の一面を露呈しているのだと思います。
繁

　

あたたかい、ことば

繁さんへ。

今日は彼岸の入りでしたので、家族そろってお墓参りに行きました。
弟夫婦は花とケーキを持って。
今日は母の誕生日でもあったのです。
バラとカーネーションの花束には、６歳の姪がおぼえたてのひらがなで書いたカードが添えてあり
母はそのメッセージをとてもうれしそうに読んでいました。

誰かからもらう言葉はあたたかい。

お客様からメールの返信や

「今日は顔が見られてよかった」とお店で言っていただくことや

繁さんがブログに書いてくださる励まし。

そういうものがうれしくて
わたしはホステスをやっているのかもしれないなぁと
なんだかしみじみと思ったりする日曜日です。

さぁ明日はわたしのほうから、
元気な言葉を発信しなくちゃ☆

真琴

継続は力なり

真琴さんへ
　東京に初雪とか。午前７時から３分間「雪」が舞ったそうです。
昼間は春の陽気、朝夕夜は肌を寒さが繰り返される異常気象に、
今朝は黒のコートを引っ張り出して出勤しました。
　夜の厳しい寒さを口実に、なによりも「糖尿予備軍」を脱した数値の改善に雀起し、
こ一時間のウォーキングをサボり、酒量も増えました。
　元に戻る可能性が高いと自業自得の反省もしており、
真琴さんに刺激されて、今夜からウォーキング再開とします。
　ただ幸運なことに私は太りません。
結構食べているのですが、お腹の周りが１センチ増えたら「注意信号」だそうで、ともかく太ってはいけないといわれています。
　私は小太りはいいと思うのですが、健康や美容に「太る」はＮＧなのですね。

　昨１５日夜は、スカパー韓国語放送の関係者と汐留で会食。
　ソウルは大変なバブルで立地条件の良いマンションにはプレミアがつき、
日本円で２億円程度のものが飛ぶように売れているそうです。
　国民性なのでしょう、たとえばタクシーの運転手の顔をみると、
暗くなぜこんなことをしているかという不満の表情が露骨に出ているそうです。
乗客がちょっとでも不満をしゃべると、
乗りたくなければ乗らなくてもいいよ、と露骨に反発するのは当たり前とか。
スの運転手もしかりです。
　また韓国では自転車が普及していないそうです。
国策で国産自動車を普及させるためですが、
市民のレベルでは「危なくて乗れない」という防犯上の問題だそうです。
　日本では深夜若い女性が一人で自転車に乗っていますよと言ったら、
驚いていました。
　運転手たちが隠さない不満な表情は、少しでも多い収入を得ようと頑張っている姿とかで、
韓国社会には「格差」という概念がないそうです。
　思ったことはポンポンと口に出して発散するため、「鬱（うつ）」がないとのことでした。
　日本は「鬱」だらけで心理療法が流行っていますが、
これも韓国では信じられないそうです。
　笑えるお話ですが、韓国では夫婦、恋人同士でＴＶドラマは観ないそうです。
俳優が美男美女であり番組が終わった時に、
隣にいる彼氏彼女と比較して、こんな人を、とがっかりするからだそうです。
真顔で話していました。
繁