赤坂あいがさ日記

赤坂の街が好きです

なのでこの街でお店を始めました

今年もお世話になりました。

2008-12-31 21:46:38 | Weblog
いつものように、オードブルとワインとお寿司をテーブルに並べて
紅白を見ながら迎える年の瀬を過ごしています。

さっき「ブルーマン」が出てきて、ちょうど一年前に繁さんと観に行ったパフォーマンスを思い出しました。

斬新なパフォーマンスに心は刺激されながらも
最後に座席の後ろから降りてきた、膨大な量のトイレットペーパーをひたすら
『もったいない!』と思ったことも蘇ってきました。
ホステスなんかしてても、やっぱりただの小市民なのでね。
もったいない行為をノーテンキに面白がれない。それがわたしです。

しかし、エンヤのこの独特なエフェクター通したような声は地声ですか?
もうすでにワインを赤、白と飲んでいてわけわかりません。

12月に久しぶりに顔を見せてくれたセンセイ(衆議院議員)は
その日のがらがらの店内を一瞥し
「あと少なくとも三年はこんな時代が続くよ」とおっしゃったように
年がかわったからといって、華やかな期待なんかできないことはわかっています。

今年一年が、経済的にも社会的にもまるでなにかが歪んだような
『変』なできごとばかりだったのは
世の中のエネルギーが
「物質中心の社会」
から
「エネルギー中心の社会」
に移り変わる端境期にさしかかっているからなんですって。

お金の時代から心の時代になるということです。

そう考えたら、なんだか気持ちがほっとしませんか?
ふつふつと湧いてくる希望を抱えて
あたたかい新年を迎えましょう。

今年もこのブログを訪問していただいて
ありがとうございました♪

真琴

年の瀬に

2008-12-31 17:04:09 | Weblog
真琴さんへ

 オデッタありがとうございました。
この「赤坂あいがさ日記」も魅力倍増です。 
 ちあきなおみも「過去の人」にならないうちに復帰されるといいですが。

 昨日今日のTVや新聞は、今年一年の回顧ものを特集しています。
つまるところ百年に一度の金融危機から発生した、
この景気後退の荒波が来年どう暴れまくるのか、また収まるのかという回答はありませんでした。

 ドーンと構えて前を向くしかないと開き直り、
どうせなら笑いと華麗な美の「シネマ歌舞伎」を鑑賞して新年を迎えることにしました。
 東銀座・東劇での「眠駱駝物語らくだ」と「連獅子」です。

中村勘三郎と坂東三津五郎の古典落語を題材とした「らくだ」は笑い、爆笑の連続で、
 今年のうさを吹き飛ばすに十分なお芝居でした。
2人の演技は上手いの一言に尽きます。

 10分の休憩後は、
勘三郎、勘太郎、七之助の親子3人による舞踊「連獅子」です。
 勇壮な獅子の毛降り、その時の3人の表情はシネマならではの迫力で魅了されました。
 衣裳の華やかさは言うまでもなく、
隈どりされるという顔化粧の美に、踊り以上の「芸術」を観たのです。
親子での踊り、歌舞伎役者冥利に尽きるのでしょうね。
 
 来年が華やかな年になるとはとても思えませんから、
ここで気持ちだけでも心だけでも豊かにしてウシのごとく一歩一歩着実に歩もうと、
 わが身に言い聞かせながら劇場を後にしました。

 シナマ歌舞伎は歌舞伎鑑賞の有力なメディアであることを改めて確信しました。
次はシネマ歌劇に挑戦するつもりです。
 先日NHKでプッチーニ特集を観ましたが、
「ラ・ボエーム」が来月、またメトロポリタン歌劇場の「蝶々夫人」なども上映されるとのこと楽しみです。

 あと6時間余りで09年を迎えます。
後ろを振り返る、歴史に学ぶことも大事ですが、前を向いてポジティブに生きていこうと思います。
 暗雲がたれ込めるというならなおさら上を向いて。

 真琴さんも同じですよ。
よいお年を迎えてください。
 繁

朝日のあたる家

2008-12-30 22:34:03 | Weblog
今日はお店の大掃除のため赤坂に出て
帰りに東京駅の八重洲ブックセンターで本を二冊買い
家に帰って年賀状の裏面を50枚ほど書いたところで
字が汚くなってきたので、息抜きにパソコンに向かっています。

で、オデッタです。
今までアニマルズかちあきなおみのヴァージョンしか聴いたことがなかったので
なんだか新鮮かつ凄みがありますね。
いや、わが日本のちあきなおみも「凄み」というところでは負けてないです。
興味のある方はYouTubeでチェックお願いします。

アメリカ初の黒人大統領誕生のセレモニーでオデッタ・ゴードンが歌う。
それはきっと感動的な瞬間になったでしょうね。


年末のテレビは今年の出来事を振り返る番組が多いですよね。
そういうの見てると、おのずと自分の一年も振り返りたくなり
頭のなかでぐるりと回想してみると、やっぱり四月に入院したことと
そこから立ち直ったことがいちばんの出来事だったと思います。

実は去年の12月に医師から「もしかすると手術になります」と言われていて
そのことがあったので、新年に伊勢神宮へ初詣に行ったのでした。
まさに絵に描いたような<困ったときの神頼み>な行動でしたけど
切なる願いは聞き入れられ、今こうして平穏な年の瀬を迎えています。
ほんとうなら年明けの初詣にお礼参りにいかないといけないですよね。
それなのに、のど元を過ぎればそんなことはすっかり忘れ
秋に京都旅行をしてしまったので
お正月にお礼に行くことができません。

不義理かとは思いますが遠く離れた東京から、
元旦にお礼の気持ちを伝えることにします。

明日は早く起きて、TBSの「源氏物語・後編」を見なくちゃ。
光源氏が東山紀之なの。なかなかはまり役です。

真琴

Odetta Live in concert 2005, "House of the Rising Sun"


さようならオデッタ

2008-12-30 11:01:52 | Weblog
真琴さんへ

 スクラッチ、「ひっかきレコード」を教えてくれたのは真琴さんでした。
久しぶりにスクラッチのジャズ風ヒップポップを楽しく聞きました。

 画像を見ていて、
マーチン・ルーサー・キング牧師の横顔を見つけ、オバマそして今月初めに亡くなった
 オデッタ・ゴードン
と連想していきました。

 アフリカンアメリカンのオデッタはフォークシンガーで、
ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ、ハリー・ベラフォンテなどに影響を与えた。
 わたしの記憶にあるのは、
黒人の基本的人権獲得を目指した公民権運動家で63年のキングが指導したワシントン大行進です。
 彼女は「アイム on my way」を熱唱、自由を歌いあげたのです。

 来年1月のオバマの大統領就任式では車椅子で歌う予定だったといわれます。
彼女は歌手と言われるよりも、
 「音楽の歴史家」
と呼ばれることを好んだそうです。
米国建国以来初めての、
まさに歴史的な黒人大統領の誕生を喜んでいたに違いありません。
 就任式で歌ってほしかったと思います。

 ここで真琴さんなら、you tubeから
彼女がしっとりと歌う「朝日のあたる家」をここに掲載して、
 この駄文を少しでも読んでいただけれる仕掛けができるのですが。
私にはいかんともし難い・・・。

 今日は部屋の片付けと、年賀状書きに取り組んでいます。
窓越しの日差しは暑いくらいです。
 
 昨日は新聞記者として畏敬する先輩と久しぶりに赤プリで会い、
談論風発で楽しいひと時を過ごしました。
 宿題をもらってしまいました。

「君は友のために人を殺せるか」
というもので、
 ゲイリー・クーパーの映画「ヨーク軍曹」を見て考えてというのでした。
「良心的兵役拒否」の問題どう考えるかという議論だったのです。
廉価版のDVDを探すことにしました。
 難問です。



今年もあとわずか

2008-12-29 23:35:14 | Weblog
金曜日、今年最後の営業も常連さんたちが顔を揃えてくれて
賑やかに締めくくることができました。

さ~お休みだ!
って言っても毎日好きなように過ごせるわけじゃなく
今は年賀状の山と戯れています。

そしたらBGMがわりのテレビから、はるか昔に聴いたような曲が・・
みればレイ・パーカーjrじゃないですか!
もともとはジャズの人だったレイが、
この「ゴースト・バスターズ」の主題歌を歌ったときには
ファンから非難ごうごうだったと聞いたけど
スマスマに出ちゃうのはどうなのよ?

さて、わたしは昨日からジャジーな気分なので
今日はJazzy Hiphopを。
繁さんどうですか?
スクラッチとピアノのコラボレーションは♪

真琴
Common - Resurrection



2人の黒いメガネ

2008-12-28 11:00:54 | Weblog
真琴さんへ

 今年もあと数日などと数える歳の暮れになりました。
米国発の金融危機で私たちの生活にも大きな影が落ち始め、
08年の年越しは歴史に残ることになりそうです。

 真琴さんにはこの1年お世話になりました。
見聞が広がり、
 大いに見てやろう、大いにやってやろう
という関心が180度に展開し、若者に負けないモチベーションを持つことができたと自認しています。
 だんだん、だんだん・・・。
この正月は寝正月となりそうです?

 知人から頂いた宍道湖の大きなシジミ汁を「朝めし」で食べ、
数ページ読み残した村上春樹訳の
 カポーティー『ティファニーで朝食を』(新潮文庫)
を読了。
 だんだん、だんだん・・・。

 村上の新訳なら「『朝食』でなく『朝めし』でよかった」などとの書評があったと思いますが、
 ここは定評のある『朝食』でいい。

 50年前の小説ですが、
私たちが今使っている言葉に置き換えられた新訳は分かりやすく、
 型破りな奔放さを見せる主人公の秘められた過去、性格などをうまく表現していると思いました。

 ただ「あとがき」で、
コメディー・タッチで描かれたオードリー・ヘップバーンの映画のイメージを捨てて読んでほしい、
 と村上は言っていましたが、
最後までヒロイン・ホリー・ゴライトリーをヘップバーンとダブらせてしまいました。
 それだけヘップバーンの映画が強烈だったのです。
正確には「オードーリー・ヘップバーン」その人ですね。

 小説のホリーはよく黒いメガネをかけて登場します。
オードーリー・ヘップバーンも新鮮で小悪魔的な貴婦人のようでもあり、 
 黒いメガネは効果的な演出となりました。

 先日のことです。
渋谷道玄坂にある中華料理屋で友人らと忘年会をし痛飲しました。
 興が乗ってきたとき、
7、8人のお相撲さんが入ってきました。
 その数分後、背の高い黒いメガネで黒コートの男性が私たちの前を通って個室に消えました。
 遅れること数分、2人の子供を連れた女性が同じ個室へ。

 貴乃花一家と、部屋の皆さんでした。
 聴けば忘年会で、ちなみに料理は私たちの3倍、お値段は・・・。

 化粧室にでも行かれるのか、
正面から見た貴乃花はなかなかのイケメンで格好が素晴らしい、
またスカッ、スカッと正面を見て歩く景子夫人は大変綺麗な女性でした。

 時に鬢(びん)の香が匂うなかでの中華も美味でした。

  だんだん、だんだん・・・。
 繁


 
 

Viva La Vida~美しき生命

2008-12-25 14:44:39 | Weblog
昨日、出勤の準備をしてると
飯島愛のニュースが入ってきた。

仕事から帰って、携帯で彼女のブログ読んだ。

冬になってからの書き込みには
たびたび「寒い」とありました。

なんでこの季節に・・と思うと同時に
8年前の、やはりクリスマスシーズンにイタリア・エルバ島で自ら命を絶った
フリーダイビングのジャック・マイヨール(映画・グランブルーのモデル)
のことがよみがえってきました。

そのときもいろんな憶測や噂がたったけど
電話で話した、ダイビングで知り合った友人の
語ったひとことがいちばん重く心に残りました。
「人が死を選ぶいちばんの理由は、きっと孤独じゃないかな」

クラブで踊ることや音楽を愛した
飯島愛がブログで好きだと言っていた曲を
今日は聴いてください。

真琴


Coldplay - Viva La Vida



弱腰な民主党

2008-12-25 13:34:15 | Weblog
真琴さんへ

 いつもながら絶妙なタイミングでの選曲眼には敬服します。
   ジョン・レノンとオノヨーコが映る「ハッピー・クリスマス」はよかったです。
 ブログ上の画面でリプレイをクリックすると、
You Tubeへ飛びそこで再生となるなど、優れもののyou tube
に改めて感心し続けて3回も聞いてしまいました。
 
 先日、軽井沢のジョン・レノンに言及しましたが、
デジカメで撮った写真をみると、
 メモ用紙のような紙切れには、
     「夢をもとう」
 と日本語で書いてありました。
 レノン、ヨーコどちらが描いたかは分かりませんが、
 なにか励まされたような気になりました。
良い言葉です。

 会社のPCに今年最後の「麻生内閣メールマガジン」が届いていました。
24日にまとめた来年度予算、第二次補正予算を自画自賛する内容でしたが、
 その中に次のような一節がありました。

   私は、総理就任以来、
    1)大きな方針を示し、
    2)それを踏まえて、政府与党で検討してもらい、
    3)最後に、私が決断する、
   という方式をとってきました。
 
  首相発言が二転三転する「迷走内閣」と皮肉られる政権運営が、
 よほど気になっておられるのだなと直感しました。

 言わずもがなことを書かなければならない心情を察します。
首相として当然取らなければならないスタンスを弁解がましく言い連ねるのは見苦しくもあります。

 そもそも衆院解散のための内閣であったのに、
解散を見送ってしまったからこの体たらくになってしまったといえます。

 ただ心配することは、
 ここまで追い詰められてしまった麻生首相は、
今秋の衆院議員任期いっぱいまで粘ってしまうのではないかということです。
 最近そんな気がしてきました。

 ひとつには民主党が以外と弱腰で、ケンカ下手だからです。
 麻生首相にはそこを見抜かれているように思います。
民主党にはわが身を捨てて果敢に攻めとほしいと思うのでっすが・・・。
 
 今の状況が続くと、
世論の民主党離れが起こると思います。
 繁


 
 


Happy Christmas (War Is Over)

2008-12-24 15:51:55 | Weblog
クリスマス・イブです。

イブもクリスマス当日もわたしたちはお仕事なので
昨日、家で友達とクリスマスをしました。

ケーキなどを調達しに銀座へ。
暮れの銀座はもう街がまるごとディズニーランドのようで
“キル・フェ・ボン”でケーキを買うだけで30分待ちでした。

クリスマスだからって、もうどうってことないんですけど
この季節は寒くてもみんな幸せそうでいいですよね。

今日はジョン・レノンのクリスマスソングで・・

真琴


Happy Christmas (War Is Over)



内村鑑三★★軽井沢での「出会い」③

2008-12-24 11:45:41 | Weblog
真琴さんへ

 急激に冷え込みました。
ちょっと厚めのコートで出勤、電車内は完全防備姿が目立つ朝でした。

 銀座を歩いてもディズニーランドへの降車駅に立っても、
不況知らずの人たちで一杯です。
 
 しかし、TVや新聞は、今日の宿がないという解雇された人たちの悲鳴、円高で収益の見込みが大幅に落ち込んだと嘆く企業人などなどと、
 深刻な不況、恐慌が押し寄せたと報じています。

 勝ち組、負け組という言葉は好きではありませんが、
世の中、持てる者持たざる者の2極化が着実に進んでいるような気がします。
 麻生首相がいま取り組まなければならないことは、
この格差をどう解消するかだと思います。

 さて、軽井沢の「出会い」もいい加減にまとめなければなりません。
そこで今日は「内村鑑三」について、
 書いてみます。

 息子の結婚式は、
中軽井沢の雑木林の中の「石の教会」でしました。
 軽井沢には町全体で11の教会あるとのことですが、
この教会は20年前に米国の建築家が造った石とガラスづくりの建物で
 若者に受けそうな結婚式用のしゃれた教会と見受けました。

 「石の教会内村鑑三記念堂」が正式な名称です。
なぜ内村か。
 牧師に聞く機会がありませんでしたが、
翌日14日に軽井沢教会で、
 内村は大正末期の同教会夏期伝道集会で講演をしていました。

 高崎藩士の家に生まれた内村は、
夏を軽井沢で過ごすことがあったそうです。
 石の教会は内村関係の資料を集めているところから記念堂としたらしいです。

 明治大正を生きた、同志社を創設した新島襄らとともにキリスト教の指導的人物で、
日本にキリスト教を受け入れる基礎をつくったのです。
 私は高校時代に『余は如何にして基督信徒となりし乎』を読んで、キリスト教に対する関心を深めました。
 
 これがきっかけで宗教に幅広く浅く関心を持ち始めました。
どこの宗派教派にも属しませんが、
 私たちの生活に宗教は必要だと思っています。

牧師さんは良いことを言いました。
 「2人が幸せになることが最大の親孝行です」