建設機械や産業機械は本当に種類が多く、どんなリース屋も当たり前の話ですが、なるべく償却が見込める(稼働率の高い)機械しか揃えていないのが現状です。
まずは自分の顧客の業種にあった機械を揃え、あとは、年に数回しか出ないような機械を持っていたりします。
ですので、仮に元々持ってない機械をお客さんから「貸してください。」と言われたり、自分の手持ちの機械が無くなったりしますと、他のレンタル屋からその機械をリースして、自分のお客さんに出す時もあります。
業界ではダブルリースと言います。
よその会社からリースをしますので、ほとんど自分の会社的には利益はありません。
なぜ断らないかと言いますと、場合にもよるのですが、自分の所に来てくださる客を逃したくないというのが本音です。
問い合わせがあるのが、ほぼお得意さんばかりですので、何とかして探してくれ的な感じで電話を頂くこともあります。
基本ダブルリースはその会社どうしでリースをしている事が多いです。
具体的には、A社がB社に機械を貸すこともあれば、B社がA社に機械を貸すこともあります。
お互いに所有していない機械を補い合う事で、関係が成立していたりします。
業者同士のやりとりになりますので、リース単価もエンドユーザーに出すよりは、割安で貸し借りしてくれる事が多いです。
ただ、必ずしも他社でリースするわけでもなく、場合にもよります。
大幅にリース単価が合わない時や、トラブルの多いお客さんの場合など、他にも色々な事情がありますが、そういう時はお断りしています。
基本はやはり、あまり損失を出さずにリースできる事が最低条件になります。
リース会社というのは、本当に資金がいる商売だと改めて思います。

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