この日はABCトレッキング初日。ポカラからナヤプールへ移動して、ジヌーまでトレッキングした。
8時にナヤプル行きワゴン車で移動開始。車内は旅行者数人でガラガラだった。

ポカラの街を抜けると山々が美しい。1時間ほどでフェディを通過。そしてウネウネとしたところや凸凹の山道をワゴン車は進む。
ナヤプル到着は09:30ごろ。同バスのイングランド人とTIMSのチェックポイントへ向かう。

イングランド人はアンナプルナ入域許可はあるがTIMSなしでやってきていた。ポカラではTIMSのオフィスが閉まっていたようだ。大丈夫なのかと心配してみていたが、TIMSは閉まっていたという説明すると簡単にトレッキングを許可された。TIMSなしという手段も非常手段としてありなのかもしれない。

プーンヒルに向かうイングランド人とはチェックポイントでお別れ。さてABCトレッキング開始。この日は出来るだけ距離を稼ぎたいので最初からガンガン飛ばした。いきなりマチャプチャレが見える。この山を見ながら進むのは気持ちよい。

前を歩いているチトワンからの大学生の団体に混じってスタート。団体の先頭にいたガンドルク出身の学生さんにネパール語を教わりながら進む。この団体はガンドルク泊で3日滞在とのこと。ガンドルクは混みそうだな。
ちなみにナヤプルからガンドルクまではバスがあるようで砂埃を上げながら走っていった。これに乗れば楽チンだな、と思ったがもうスタートしてるとかまわず歩く。
途中でガンドルクとチェムロンの分岐。

どちらにするか迷ったが学生さんとガンドルク方面に向かう。この辺りは住まいやゲストハウスの脇にトレッキング道があり、さらに進んでゆくと段々畑があるというパターンが多かった。冬だというのに意外と花が咲いているし段々畑は青々としている。そしてタムチョ。漫画やテレビでしか見たことがないものが目の前にあってネパールなんだと実感した。

登りがしんどくて失敗だったかと後悔してるうちにペースが落ちた。学生さんはさっさと進んでいって取り残されてしまった。
急坂に悩まされながら進むとカナダ在住のネパール人とその友人に遭遇。一緒に歩きながら日本のことから、ネパールとインドの関係など幅広く語り合う。インドは気にくわないことがあると、ネパールへの輸出を制限するようで、今回のガソリン不足のようなことが過去に何度かあったようだ。復讐のためどうすれはインド人を怒らせることが出来るか?というのは興味深い話だった。答えは、ガンジス川に豚骨やビーフのスープを流してやればいいとのこと。俺たちはガンジスの上流だから、それができるんだぜと笑ってた。さすがの宗教観と舌を巻いた。
彼らが休憩とのことでお別れ。自分は先を急ぐので歩いてゆく。楽しい話をありがとうございました。
ここからは一人で進みガンドルク到着。ガンドルクの街にはたくさんのゲストハウスはもちろん、学校やACAP(看板だけ見かけた)もあって街らしい街だった。ここからチョムロンまでの道をどうするかが迷う。地図を見ると西回りか東回り。東回りのランドルクやニューブリッジ経由のほうが宿はありそうとそちらに進もうと道を探していると、こちらジヌーという看板発見。

ジヌーはニューブリッジの先の集落。通りがかりのジヌーに住んでるという学生さんに聞いてみると地図にはないショートカットがあってジヌーまで3時間とのことだった。時刻は14:00。現地人の早いペースで3時間は自分の何時間だ?と怪しむが暗くなる17:30には到着できるだろうと学生さんの後をついていった。しかし学生さんは、サンダル履きなのに、ペースが早くてついていけない。すぐに置いてけぼりにされてしまった。あのペースで3時間とすると、自分のペースでは4時間くらいか…暗くなってしまうなと暗澹たる気分で歩いた。道は段々畑の合間の下り道。もはや戻る気にはならない。ローカル感満載だが看板一つないし人もいないので、道を間違えたらアウトだなと内心ビビりながら進んだ。
30minほど坂を下り、川を渡ったとこでようやく人間に遭遇。地元の子供達で可愛い。道を確認するとジヌーはこっちと道を教えてくれた。さらに進むと牧草地で牛が多い。民家にいた羊飼いたちがちょうどジヌーに帰る人たちで同行させていただくことに。
一緒に歩きながら、羊飼いを仲間にした、という言葉が浮かびドラクエみたいだなと思ったが、少し違う気がした。今日は色んな人に道を教わりながらここまでやってきた。「西南シルクロードは密林に消える」で著者は色んな人に運ばれて西南シルクロードを走破したと書いていたが、今日の自分はそれに近い状況だ。

途中で学生さんに追いつき4人でジヌーへ進む。ジヌーから2時間ほどすると民家に到着し、羊飼いが民家の人と雑談を始めた。
民家を過ぎ川を渡ると、そこからジヌーの街まで上りの階段。階段を登りきったところがジヌーだった。時刻は16:30。もう少し先まで行けるかもだが目標としていたニューブリッジを超えたからいいや。
羊飼いオススメのナマステホテルにチェックイン。実はこの宿の人間だったようだ。

この宿から15minのところに温泉があるが、もう時間的に遅くて暗くなってしまうだろうと温泉行きはあきらめた。ヒマラヤの温泉を体験したかったのでかなり残念。代わりに宿で恐ろしく冷たい水シャワーを浴びた。そして汗まみれの靴下やシャツを干して仕事終了。
夕暮れ時に山々を眺める。アンナプルナサウスとヒムチャリの山頂付近が赤くなるのは美しい。

やがて暗くなり星空を見ようとしたが、月明かりが明るすぎて星が見えない。意外と他の山小屋の灯りもある。ちょっと残念だが標高高いところで見ればいいや。
夕食はダルバートを食べて就寝。
8時にナヤプル行きワゴン車で移動開始。車内は旅行者数人でガラガラだった。

ポカラの街を抜けると山々が美しい。1時間ほどでフェディを通過。そしてウネウネとしたところや凸凹の山道をワゴン車は進む。
ナヤプル到着は09:30ごろ。同バスのイングランド人とTIMSのチェックポイントへ向かう。

イングランド人はアンナプルナ入域許可はあるがTIMSなしでやってきていた。ポカラではTIMSのオフィスが閉まっていたようだ。大丈夫なのかと心配してみていたが、TIMSは閉まっていたという説明すると簡単にトレッキングを許可された。TIMSなしという手段も非常手段としてありなのかもしれない。

プーンヒルに向かうイングランド人とはチェックポイントでお別れ。さてABCトレッキング開始。この日は出来るだけ距離を稼ぎたいので最初からガンガン飛ばした。いきなりマチャプチャレが見える。この山を見ながら進むのは気持ちよい。

前を歩いているチトワンからの大学生の団体に混じってスタート。団体の先頭にいたガンドルク出身の学生さんにネパール語を教わりながら進む。この団体はガンドルク泊で3日滞在とのこと。ガンドルクは混みそうだな。
ちなみにナヤプルからガンドルクまではバスがあるようで砂埃を上げながら走っていった。これに乗れば楽チンだな、と思ったがもうスタートしてるとかまわず歩く。
途中でガンドルクとチェムロンの分岐。

どちらにするか迷ったが学生さんとガンドルク方面に向かう。この辺りは住まいやゲストハウスの脇にトレッキング道があり、さらに進んでゆくと段々畑があるというパターンが多かった。冬だというのに意外と花が咲いているし段々畑は青々としている。そしてタムチョ。漫画やテレビでしか見たことがないものが目の前にあってネパールなんだと実感した。

登りがしんどくて失敗だったかと後悔してるうちにペースが落ちた。学生さんはさっさと進んでいって取り残されてしまった。
急坂に悩まされながら進むとカナダ在住のネパール人とその友人に遭遇。一緒に歩きながら日本のことから、ネパールとインドの関係など幅広く語り合う。インドは気にくわないことがあると、ネパールへの輸出を制限するようで、今回のガソリン不足のようなことが過去に何度かあったようだ。復讐のためどうすれはインド人を怒らせることが出来るか?というのは興味深い話だった。答えは、ガンジス川に豚骨やビーフのスープを流してやればいいとのこと。俺たちはガンジスの上流だから、それができるんだぜと笑ってた。さすがの宗教観と舌を巻いた。
彼らが休憩とのことでお別れ。自分は先を急ぐので歩いてゆく。楽しい話をありがとうございました。
ここからは一人で進みガンドルク到着。ガンドルクの街にはたくさんのゲストハウスはもちろん、学校やACAP(看板だけ見かけた)もあって街らしい街だった。ここからチョムロンまでの道をどうするかが迷う。地図を見ると西回りか東回り。東回りのランドルクやニューブリッジ経由のほうが宿はありそうとそちらに進もうと道を探していると、こちらジヌーという看板発見。

ジヌーはニューブリッジの先の集落。通りがかりのジヌーに住んでるという学生さんに聞いてみると地図にはないショートカットがあってジヌーまで3時間とのことだった。時刻は14:00。現地人の早いペースで3時間は自分の何時間だ?と怪しむが暗くなる17:30には到着できるだろうと学生さんの後をついていった。しかし学生さんは、サンダル履きなのに、ペースが早くてついていけない。すぐに置いてけぼりにされてしまった。あのペースで3時間とすると、自分のペースでは4時間くらいか…暗くなってしまうなと暗澹たる気分で歩いた。道は段々畑の合間の下り道。もはや戻る気にはならない。ローカル感満載だが看板一つないし人もいないので、道を間違えたらアウトだなと内心ビビりながら進んだ。
30minほど坂を下り、川を渡ったとこでようやく人間に遭遇。地元の子供達で可愛い。道を確認するとジヌーはこっちと道を教えてくれた。さらに進むと牧草地で牛が多い。民家にいた羊飼いたちがちょうどジヌーに帰る人たちで同行させていただくことに。
一緒に歩きながら、羊飼いを仲間にした、という言葉が浮かびドラクエみたいだなと思ったが、少し違う気がした。今日は色んな人に道を教わりながらここまでやってきた。「西南シルクロードは密林に消える」で著者は色んな人に運ばれて西南シルクロードを走破したと書いていたが、今日の自分はそれに近い状況だ。

途中で学生さんに追いつき4人でジヌーへ進む。ジヌーから2時間ほどすると民家に到着し、羊飼いが民家の人と雑談を始めた。
民家を過ぎ川を渡ると、そこからジヌーの街まで上りの階段。階段を登りきったところがジヌーだった。時刻は16:30。もう少し先まで行けるかもだが目標としていたニューブリッジを超えたからいいや。
羊飼いオススメのナマステホテルにチェックイン。実はこの宿の人間だったようだ。

この宿から15minのところに温泉があるが、もう時間的に遅くて暗くなってしまうだろうと温泉行きはあきらめた。ヒマラヤの温泉を体験したかったのでかなり残念。代わりに宿で恐ろしく冷たい水シャワーを浴びた。そして汗まみれの靴下やシャツを干して仕事終了。
夕暮れ時に山々を眺める。アンナプルナサウスとヒムチャリの山頂付近が赤くなるのは美しい。

やがて暗くなり星空を見ようとしたが、月明かりが明るすぎて星が見えない。意外と他の山小屋の灯りもある。ちょっと残念だが標高高いところで見ればいいや。
夕食はダルバートを食べて就寝。