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son59の海外旅行記

もっと遠くまで行きたい

201804イラン行きの経緯と準備

2018年06月09日 | 201804イラン
 なんとなく砂漠へ行きたかった。
 しばらく砂漠へ行っていないこと、最近はトレッキングばかりしている反発からかそういう気分だった。行きたい砂漠といえばナミブ砂漠。しかし遠いうえに車の運転ができない自分が訪れるのは至難で、近場で面白い砂漠がないものかとここ数年探していた。
 そんな砂漠に出会えたのは偶然だった。ある日、本屋で旅行ガイド本を何気なく見ていた。最近の旅行ガイド本は年々薄くなっている。その中でダントツで薄くなってしまったのがイランのガイド本だ。誰も行かないもんなと、手に取ってパラパラ見ていると、世界遺産紹介ページにルート砂漠という文字を見つけた。イランに限らず中東には砂漠が多いが、世界遺産になる砂漠とはどんな砂漠だろう? 帰宅して調べると、ルート砂漠は世界で一番暑い砂漠とあった。
 世界一暑い砂漠…。いったいどんなとこなのだろう。暑いに限らず、世界一寒い、湿気が高い、雨が多いなど特殊な環境では、そこでしか見れない独特な風景があり、その環境に適応するための独特な習慣や知恵がある。世界一暑い砂漠に人は住んでいるのだろうか、そしてどんな風景が見れるのだろうか、など色んなことが頭に浮かんだ。
 イランは過去に一度訪れたことがあり、もう一度訪れたいと思っていた国の一つだ。ルート砂漠の場所を見るとイラン南東のケルマーン近郊で、前回の訪問では訪れなかった地域だ。飛行機も安かったので行ってみようと割とすんなりイラン行きは決定した。ルート砂漠だけでは日数が余るので、場所が近かったメイマンドを行先に加えた。
 今回の準備は以下の通り。

1.ビザ取得(2018年4月)
 イランビザ取得で難しいのはレファレンス番号という、ロシアビザで言うとバウチャー相当のものが必要になる点である。これはグーグルで検索すると日本語で対応してくれる旅行会社があったので簡単だった。昔はイランの旅行会社と英語でやり取りしたのでかなり難しかった。だいぶイラン訪問へのハードルが下がったな、と実感した。
 このレファレンス番号取得後は普通にイラン大使館に申請して終了。記入用紙にクセが多少あったので、電話で確認したほうがいいかもしれない。

2.ルート砂漠訪問方法調査
 今回訪れたいルート砂漠だが、情報が少なくどうやって行けばいいか分からなかった。ネットで旅行会社を調べ、どんなツアーがあるのか調べ、メールで質問をしてと、かなり時間を食ってしまった。
http://www.visitkalouts.com/#

3.メイマンド行き方調査
 メイマンドに行きたいと思ったもののヤズドかケルマーンから行く方法しか見つからなかった。テヘランから一気に移動する手段を調べたが、移動手段があるのかどうかも分からなかった。ここは出たとこ勝負で行くしかないと、開き直ることにした。

4.荷物作り
 イランの食事がいまひとつなことは分かっている。お菓子などを荷物に加えた。二度目の訪問となるとこういう対策もきっちり取れるのはいい。
 最後まで迷ったのは、テントを持っていくか?ということ。ルート砂漠を訪れたとき、是非とも砂漠の上で寝たい。けど荷物は重くなるし、最近周りで荷物のロストが多いのが気になっていた。お金が無くなったとき野宿で乗り切ろう、カタール航空だし大丈夫だろう、とテントを荷物に加えた。