風見鶏つうしん:2009/8開始の太陽光発電を蓄電池付き再エネに変身させてほぼ買電ゼロを実現中の報告です。

14年超稼働中の太陽光発電に蓄電池を導入し「蓄電池付き再エネ」とすることで既築住宅での「ほぼ」買電ゼロ実現を実証中です。

愛川太陽光発電所

2018年05月06日 | スイッチング数推移など

神奈川県がメガソーラーを作ると聞いてからずっと関心があったのですが、ようやく見学出来ました。

  7902枚の多結晶型パネルが2ブロックで広がっています。

 パワコンは一か所に集中しています。パネル架台毎に設けられた接続箱から数10m~数百mの長い直流ケーブルを経てパワコンに入りますのでこの時点で直流送電ロスは避けられないようです。メガソーラーでは避けられないロスかも知れません。

 現時点の発電状況が表示されています。5月5日12:09撮影

 現在の発電電力は1394kWとなっています。1枚あたりは1394kW/7902枚=176.4wになります。ここには表示がありませんが全体の最大出力は県のHPでは1896kWとなっていますのでこの時点での瞬間利用率は73.5%のようです。一枚当たりの出力は1896kW/7902枚=240w/枚。

 平成29年度の発電電力量(3月末現在)2,075.683kWh

これから年間設備利用率を計算すると、

2,075,683kWh/(1896kW(最大出力)*365日*24h)=12.5%

となります。

 規模が小さい当発電所では昨年の年間設備利用率は15.8%ありましたが、規模の大きいメガソーラーでは直流ケーブルを引っ張りまわす事による送電ロスもあったりして12%程度に落ちるのでしょうか?

 年間目標に対する達成率が105.6%だそうですから、12.5%/1.056=11.84%程度が年間設備利用率の目標だったのでしょうか。

 太陽方向を2軸で追尾できる「クルパネくん」もありましたがこれの発電出力がどう扱われているのか特に説明はありませんでした。出力は240w x 6枚で1.44kW。「シンボル設備」だそうですが設備利用率が良いに違いありません。

 EV急速充電設備(無料!のようですが故障中!)
 このそばに「周辺地域が停電した際に、太陽光で発電した電気により携帯電話などの充電を行うことができる、防災機能付き太陽光発電設備が設置されています。」という2個の防水コンセントがついたポールが立っています。クルパネくんの発電はここに使われるのかなと勝手に想像しています。
 パネル群の周りを一周できる散歩道がありジョギングされている方を見かけました。お花畑や憩いの広場もあり、地域の方々に愛されて草刈りなどのボランティアサービスがあるのかも知れません。 平成25年に稼働を始めたばかりですがFIT期間(20年?)が過ぎても地域にとけ込んで発電を続けて欲しいものです。

HIT210(4.2kW)の発電データ 

5月5日(土)晴れ 
発電量         27.1kWh (AiSEGデータ)  
売電量         24.1kWh  
自給率          392.8% 
設備利用率         26.9%  
日照時間          12.8h  
日照時間当たり発電出力   2.12kW 
連系以来     3187日(8年265日 )


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