風見鶏つうしん:2009/8開始の太陽光発電を蓄電池付き再エネに変身させてほぼ買電ゼロを実現中の報告です。

14年超稼働中の太陽光発電に蓄電池を導入し「蓄電池付き再エネ」とすることで既築住宅での「ほぼ」買電ゼロ実現を実証中です。

翼端渦

2019年06月22日 | スイッチング数推移など

 松田:もっと具体的に言いましょうか。翼下面の空気の圧力は、上面の圧力よりも高い。そこで、翼の周りの渦を構成する大気は、左右の端で圧力の高い下面から、低い上面に回り込もうとします。ですから渦ができるのです。

 そして飛行機は前進していますから、上に回り込もうとする空気の流れが翼から置いていかれ、渦状に残ってひきずられることになりますね。かくして、後ろから見て翼の左端からは時計回り、右端は反時計回りの空気の渦ができる。これが翼端渦です。

 翼端渦 写真1

Y:翼端渦があるとどういう影響があるのですか? 

松田:翼端で翼の上から下に向かう空気の流れが付加されるので、迎え角が減った事になり、揚力が減少します。

 翼端渦の効果を抑えるために使われているのが「ウィングレット」です。翼の左右の端に小さな垂直翼をつけて、空気が下から上に回り込んでくるのを妨げるわけですね。ウィングレットをつけると翼が長くなったと同じ効果があります。翼が長いと、抵抗に対して揚力が増えます。つまり、抵抗が減った事と同じです。

 写真2
手前のソラシドエアーのボーイング737に注目。両翼の端が上がって「ウィングレット」になっている。燃費改善に大きな効果がある。以上6/18付け日経ビジネス オンラインゼミナール「「飛行機がなぜ飛ぶか」分からないって本当?」より
 
 飛行機の翼が浮力を生じるのは翼の周りを循環する渦があるため、翼の上面では空気の流れが加速され、翼の下面では減速されるので気圧の差がが出来て浮力になるそうです。一般には翼の上面の長さが下面より長いため流速の差が出て気圧の差が出来ると言われていましたが、これは翼の前端で上下に分かれた気流が同時に翼の後端に到達することを前提にしないと成り立たず、それを証明できていないので今では翼の周りを循環する渦の存在を仮定して浮力の説明がされると言う事です。この渦の存在は目には見えませんが、その渦が翼の両端を離れた後に写真1のように渦が連続して見える翼端渦が確認できる事で、その存在が推定できるようです。その翼端渦が浮力を減少させる効果があるのでそれを抑止するため写真2のような「ウィングレット」が設けられるそうです。比較的新しいジェット機の翼の端はこんな形をしており、何でかな?と思うだけでしたが、翼端渦を抑えるためと分かり何となく納得?!チコちゃんに叱られないように覚えて置きます。 

HIT(4.2KW)の発電データ 
6月21日(金)曇り 
太陽光発電量       19.6kWh 
エネファーム発電量(おまかせ)   6.8kWh
W発電量       26. 4kWh
売電量        16.8Wh 
買電量         2.2kW 
W発電自給率      221.8% 
W発電設備利用率     22.4% 
日照時間        4.9h
連系以来   3599日(9年312日)


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