気ままな日記~弘前にて~

日々の雑多な出来事や印象深かったいろんな思い出など

手を骨折した医者

2009年06月27日 | 日記
医師でありながら利き手を骨折してしまった私
まず、真っ先にしたことは私が執刀する予定であった術前の患者さんに事情を話して謝罪し、待機、術者変更もしくは紹介など今後の方針を決めることであった。
次に同僚の医師達に相談して、私の手についての治療方針を決め、当番や手術予定の変更などを決めた。
幸いにして人差し指の使い方に気をつければ何とかいろんな事が可能なようだったため、病欠ではなく出勤継続として手術以外の外来や病棟業務はそのまま行うことにした

     
骨折の場合、↑このようにシーネをあてて1ヶ月くらい固定するのが原則。しかしこれではいろいろ不便だし、目立つため診療時には適さない。そこで、数日して腫れや痛みが一段落してきたところで↓のようなテーピングに切り替えてみた


     
ちなみに隣の指にテーピングしてシーネ代わりにするこの方法をbuddy tapingという。これなら指使いに気を付けさえすれば、筆記、パソコン操作、注射はできるため、何とか業務をこなすことが可能だ。
しかし、こうやって自分でいろいろ固定法を勝手に変えて、安静も守らず、患者としてみたら最低の奴だな、と思い苦笑い
普段医師の指導を守らない患者さんにはいろいろ手を焼かされるが、こうやって自分が患者になってみるとそれぞれ指導を守らない事情があるのだな、と当たり前の事に気付かされる。骨折しなければわからなかったことだ



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2 コメント

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お見舞いありがとうございます (スナフキン)
2009-06-30 07:06:52
骨折部の転位が少ないのと比較的安定している部位なので、色々調べてみたのですがどうやら簡単な固定でよいようです
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大丈夫ですか? (りみ)
2009-06-28 14:58:38
あらら・・・大事な商売道具が
テーピングだけでも治る期間は同じなんですか?あまりムリなさらないように、患者さんも心配していることでしょう
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