ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

マレーシアグランプリ寸評

2004-03-22 22:22:25 | クルマ
結果は割愛して、気になったことを記載する。
タイヤのウォーミングアップ(低速スラローム:タイヤ表面温度をあげ、グリップを増す行動)におけるフェラーリとジャガーの動きの違いから考えたこと。
【現象】
・フェラーリは重心を中心に大きく旋回する傾向。
・ジャグア他はフロントタイヤを細かくシェイク。
【推察】
フェラーリは前後タイヤを同時に温められるが、ジャグアは前輪が強く暖まるだけ。これがスタートダッシュの違いを生んだ。
僕らのクルマはフォームラではないが、同じ様なスラロームをやってみよう。フロントタイヤを細かくシェイクしてもクルマは向きを変えない。しかし少し「タメ」を入れると食い込むような挙動と共に旋回が味わえる。
これはコーナリングフォースを考えるとよくわかる。
前輪をステアで右に切る。スリップアングルがつくので左前輪に荷重が乗ろうとするが左前のダンパーがあるので重心は緩やかに左前へ移動する。
そして左前輪を軸に自転しようとするが、左リアが踏ん張る。
そのため公転(つまり右側へ曲がっていく)。
左リアの踏ん張りがなければリアがブレークして強烈なオーバーステア。踏ん張りすぎると曲がらないアンダーステア。
アンダーステアの解消は前輪へ荷重してリアの荷重を抜くこと。
つまり減速のブレーキを・・・。

さてフェラーリF2004はスラロームで自転しているわけではない。
※だとするとスピンモード。
ステアを切った時の荷重移動が滑らかだから、ああいう動きになるのだろう。しかも速いステアリング操作ではないようだ。
ジワーっと切っている模様。(せわしないステア操作では無理な挙動)
この辺がタイヤの使い方を含めて旨いのだろう。
せわしなくステアを振動させてもタイヤには荷重が乗らないので加熱できない。

あのスムーズな動きはもしかしたら前後左右ダンパーの伸び/圧縮を制御しているかもね。(憶測だが)

僕たちも急なステア操作ではなく、緩やかに(早い目にじわーっと)ステア操作しましょう。きっとカービングスキーのように曲がっていけるはず。

コーナーでブレーキを我慢して奥でスパっと切っても曲がらない。コーナー手前でジワっと外側前輪に荷重を載せていくのがコツ。

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