基本的に不要と考えているのでその根拠を述べよう。
●ワックスそのものが埃を吸着する。
どこかで「バターを塗っているようなもの」という記述を見たが言い得て妙だ。何も塗っていなくても静電気で埃は吸着する。その埃がワックスの油分となじむと汚れた油の状態になる。それを落とすためにはワックスを除去する界面活性剤の力が必要。ところが塗っていなければ油まみれの埃にはならない。
●汚水跡がひどくなる。
ワックスは水をはじくが、水滴は水に漂う埃を集めるのでシミになる。これがウォータースポット、つまりは高濃度な汚水の跡だ。乾くと汚水跡はワックスと一体化してしまう。これを取り除くためには界面活性剤でワックスごと除去するしかない。
しかし、先に述べたようにワックス面は汚れた油を塗った状態だから何をしているのかよくわからないことになる。
と塗るだけめんどくさくなるのだ。
ワックスのうんちく。
ワックスは基本的に「ロウ:蝋」だ。カルナウバロウはカルナウバロウヤシ(椰子の木)の葉などから得られる植物性のロウ。
ロウはパラフィンとも云う。これはおよそ分子量300~600のアルカン。凝固点は36から81℃。沸点はない。もう少し低分子量になると潤滑油、重油になる。
パラフィンは常温で固体(約50℃で融解)なのでクルマ用の固形ワックスは適当な溶剤と混ぜて練ってある。溶剤比率を高めると半練りから液状になる。界面活性剤と共に乳液上にしていることが多い。この辺から「化粧品」に近いことが推定できる。
ボディ表面は直射日光に晒されると簡単に100℃近くになるのでワックスは溶けてしまう。そこに埃が落ちると埃まみれになる。
基本的に疎水性だから、水に弱い塗膜(「昔の」塗装面)の加水分解による劣化を防ぐ効果がある。
塗膜の凹凸に入り込んで乱反射を防ぐので色の深みが出る。
屈折率はおおよそ塗膜1.5と空気1.0の間の1.3程度なので反射防止効果があり、これも乱反射防止効果がある。
・・・水に濡れた状態。
現在の塗膜の樹脂は少々のことでは加水分解しないので疎水効果は期待するほどのモノではない。
乱反射の原因となった小さな傷は洗車とワックスがけで生じているので、洗車しないほうがよい(笑)。
シリコーン系でもフッ素系でも基本は同じ。
塗ったらさらに塗膜面を痛めるのだ。
・・・化粧するほど肌が傷むのと同じ・・・。
●ワックスそのものが埃を吸着する。
どこかで「バターを塗っているようなもの」という記述を見たが言い得て妙だ。何も塗っていなくても静電気で埃は吸着する。その埃がワックスの油分となじむと汚れた油の状態になる。それを落とすためにはワックスを除去する界面活性剤の力が必要。ところが塗っていなければ油まみれの埃にはならない。
●汚水跡がひどくなる。
ワックスは水をはじくが、水滴は水に漂う埃を集めるのでシミになる。これがウォータースポット、つまりは高濃度な汚水の跡だ。乾くと汚水跡はワックスと一体化してしまう。これを取り除くためには界面活性剤でワックスごと除去するしかない。
しかし、先に述べたようにワックス面は汚れた油を塗った状態だから何をしているのかよくわからないことになる。
と塗るだけめんどくさくなるのだ。
ワックスのうんちく。
ワックスは基本的に「ロウ:蝋」だ。カルナウバロウはカルナウバロウヤシ(椰子の木)の葉などから得られる植物性のロウ。
ロウはパラフィンとも云う。これはおよそ分子量300~600のアルカン。凝固点は36から81℃。沸点はない。もう少し低分子量になると潤滑油、重油になる。
パラフィンは常温で固体(約50℃で融解)なのでクルマ用の固形ワックスは適当な溶剤と混ぜて練ってある。溶剤比率を高めると半練りから液状になる。界面活性剤と共に乳液上にしていることが多い。この辺から「化粧品」に近いことが推定できる。
ボディ表面は直射日光に晒されると簡単に100℃近くになるのでワックスは溶けてしまう。そこに埃が落ちると埃まみれになる。
基本的に疎水性だから、水に弱い塗膜(「昔の」塗装面)の加水分解による劣化を防ぐ効果がある。
塗膜の凹凸に入り込んで乱反射を防ぐので色の深みが出る。
屈折率はおおよそ塗膜1.5と空気1.0の間の1.3程度なので反射防止効果があり、これも乱反射防止効果がある。
・・・水に濡れた状態。
現在の塗膜の樹脂は少々のことでは加水分解しないので疎水効果は期待するほどのモノではない。
乱反射の原因となった小さな傷は洗車とワックスがけで生じているので、洗車しないほうがよい(笑)。
シリコーン系でもフッ素系でも基本は同じ。
塗ったらさらに塗膜面を痛めるのだ。
・・・化粧するほど肌が傷むのと同じ・・・。