ならおうは穏やかに語る

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(09/08/23カウンターを付けました。)

珊瑚の異常増殖は可能か

2012-05-19 00:01:25 | Weblog
これ、国益になりませんかね。これが出来る様になると沖ノ鳥島が大きな島になるのでは?
とWikipediaを見ると「自然による造成策」として次が記載されていた。
(引用)
地球温暖化に伴う海面上昇により、島その物が将来水面下に没する事が予想されている。そこで、自然の力により島を高くしよう、との構想がある。具体的には、島の周囲の珊瑚礁を活性化させて大規模な珊瑚礁を作成させる。これが砕けて砂となり堆積や波による集積を行う事により、自然の力により島の高さを上げてしまうという構想である。この構想の調査のために、水産庁は実施期間を平成18年(2006年)度から2年間とする「生育環境が厳しい条件下における増養殖技術開発調査事業」を創設、業務取りまとめ機関として「サンゴ増養殖技術検討委員会」を設置し、初年度に3億円の予算を充てている。
(引用終わり)下線部は筆者が追記。
この「島の周囲の珊瑚礁を活性化させて大規模な珊瑚礁を作成させる」これは珊瑚が異常増殖できる様にすることとほぼ同義語だろう。
だが、研究が終わってるじゃないか。日本の国益を考えたら続けないとアカンと思うのだが・・・。
Wikipediaの引用が続くが、珊瑚礁は「造礁サンゴ」で形成されている。この造礁サンゴの増強策のヒントがこのように記載されている。
(引用)造礁サンゴは必ず褐虫藻と共生している。これは、偶然ではなく、石灰質の骨格の速い成長には、褐虫藻が必要であるためらしい。その理由は必ずしも明らかではないが、いくつかの説がある。たとえば、褐虫藻が光合成することで、サンゴの体内から二酸化炭素を奪うことが炭酸カルシウムの沈着を促進するとか、石灰質沈着を阻害するリン酸を褐虫藻が奪うためとか、石灰化の基質となる有機化合物を褐虫藻が生産するためとか、さまざまな説明がなされている。いずれにせよ、造礁サンゴであるためには、褐虫藻が共生することが不可欠であるらしく、造礁サンゴが浅い海にしか住めないのも、熱帯海域にしか生息しないのも、それと関わりがあると見られる。

また、褐虫藻の光合成は、サンゴの栄養源にもなっている。褐虫藻の光合成産物は、直後に藻類からサンゴに移るらしく、その量は光合成総量の30%に達するとの説もある。また、サンゴは同時に動物食を行ない、それが摂取エネルギー量全体の中でどれくらいになるかは一概に言えないが、必須のものであるらしい。

なお、サンゴと共生藻類をまとめて考えた時、1日の光合成量と呼吸量を比べると、明らかに光合成量が多いという。すなわち、サンゴ礁の生態系において、サンゴは生産者の役割を果たしているといえる。

(引用終わり)

これを考えると、褐虫藻の活性化促進となる炭酸ガスの濃度の増強、石灰質の基となるカルシウムの供給、肉食である珊瑚の為のタンパク質となる微生物の供給が必要になりそうだ。
ま、素人考えなんで専門家には一笑に付されるだろうが、上述の研究の継続が必要だと思う。まさかどこかの国の圧力で止めたんじゃないだろうね。


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