Cocteau Twins - Song to the Siren
室町時代までは
招婿婚、すなわち男子の通い婚が一般的であった。
女子の家系が
一族そのものであり
今日とは逆である。
戦国時代以降の力の文明が
男尊なる誤謬の
拡大再生産を惹起したのだ。
近代とは
差異を差別となし
多様性を抑圧する文明であった。
現世の力に頼る文明は
畢竟
無神論と現世至上主義に堕し
男系家族を主体とする
近代家族という不自然で窮屈なシステムを導出した。
明治以降の
近代家族モデルは
永遠の相の下に放擲されるべきだ。
民法を相対化し
吉乃さまの元へ足繁く通った信長様の如く
通い婚を標準化すべきだ。
それが高群逸枝の説であり
母権社会復活の端緒となる。
高橋研究員(文化人類学)