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Snowman's Cafe Annex

演劇関連のテレビ・ラジオ情報です。

殺意 ストリップショウ

2020年10月04日 23時20分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
23時20分~01時27分
https://www4.nhk.or.jp/p-stage/

【作】 三好十郎
【演出】 栗山民也
【出演】 鈴木 杏
【収録】2020年7月21・22日/世田谷パブリックシアター
【上演時間】2時間00分 (休憩:なし)

目まぐるしい変化を遂げた、第二次大戦前後の東京と人々の心模様に飲み込まれ、心を強く通わせた愛する男を失ったことで、この世の不条理に怒りを燃やしていた主人公が、次第に人というものの本質に気づき受け入れていく様には、現代にも通じる大衆主義の愚かさと、人間存在への諦念、切なさが滲み、2020年を生きる我々の胸にも深く突き刺さる作品です。
観客は、高級クラブの客という形式で舞台を見守ることとなりますが、決して無関係な傍観者ではなく、誰もが「殺意」を持つ・持たれる当事者となりうることを、本作は鋭く投げかけます。

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私たちは何も知らない

2020年06月07日 23時20分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
23時20分~
https://www4.nhk.or.jp/p-stage/x/2020-06-07/10/20789/2646270

【作・演出】永井 愛
【出演】朝倉あき、藤野涼子、大西礼芳、夏子、富山えり子
    須藤 蓮、枝元 萌
【収録】2019年12月11日/東京芸術劇場シアターウエスト
【上演時間】約2時間40分 (第一幕:1時間10分 休憩: 15分 第二幕:1時間15分)

平塚らいてうを中心とする「新しい女たち」の手で編集・執筆され、女性の覚醒を目指した『青鞜』は、創刊当初は世の中から歓迎され、らいてうは「スター」のような存在となる。
しかし、彼女たちが家父長制的な家制度に反抗し、男性と対等の権利を主張するようになると、逆風やバッシングが激しくなっていく。
やがて編集部内部でも様々な軋轢が起こり─ 

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ぼたん雪が舞うとき

2020年04月06日 03時28分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
03時28分~
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-04-05&ch=10&eid=04040

【作】高木 達 
【演出】齊藤理恵子 
【出演】横堀悦夫、津田真澄
【収録】2018年9月1日/小劇場B1
【上演時間】1時間30分(休憩なし)

チェルノブイリ原発事故が起こった1986年、
青年座は、当時の米ソ対立による核戦争を仮想した寓話劇『風が吹くとき』を上演した。


これを踏まえ、今回は、2011年の東日本大震災による原発事故をモチーフにした
新たな創作劇『ぼたん雪が舞うとき』を上演する。

全国各地に多数の原子力発電所を有する日本。

原発がある街、どこでも、いつでも、だれにでも起こりうる出来事を
青年座の3人の演出家、3組のキャストによって競演する。



ある日、未曾有の大地震が起こった。
津波によって原子力発電所が損壊。

すぐさま半径20㎞~30㎞圏内の住民に屋内退避指示が出された。

夫婦は、政府の指示を忠実に守り、電話も電気も水道も止まった家の中で、
二人だけの避難生活を始めることになった。

これは、立入禁止区域に取り残された夫婦の一週間を描いた物語である。

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ドクター・ホフマンのサナトリウム

2020年04月06日 00時00分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
00時00分~
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-04-05&ch=10&eid=04040

【作・演出】ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【振付】小野寺修二
【映像】上田大樹
【音楽】鈴木光介
【出演】多部未華子、瀬戸康史、音尾琢真、大倉孝二、村川絵梨
    谷川昭一朗、武谷公雄、吉増裕士、菊池明明、伊与勢我無
    犬山イヌコ、緒川たまき、渡辺いっけい、麻実れい
    王下貴司、菅 彩美、斉藤 悠、仁科 幸
【演奏】鈴木光介(Tp)  向島ゆり子/高橋香織(Vn)、伏見蛍(Gt) 、関根真理(Per)
【収録】2019年11月19日/神奈川芸術劇場
【上演時間】3時間30分(第一幕:1時間45分、休憩:15分、第二幕:1時間30分)

KAATとケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が初タッグ!
「失踪者」「審判」「城」に続く、カフカ4作目の長編小説の遺稿が発見された!?
そして、誰も知らない「カフカ未発表長編」が舞台化されたら?
KERAが書き下ろす最新作に豪華キャストが集結!

近頃発見されて話題となった、フランツ・カフカの長編小説の遺稿。
これをすかさず舞台化しようという企みが、この度の公演である。
困難な上演になるだろう。
なにしろ、そんな遺稿なんて見つかってないのだから。
 カフカ(1883〜1924)は、お馴染みの『変身』をはじめとした数々の短編小説と、『失踪者(アメリカ)』、『審判』、『城』の3本の未完の長編小説(『審判』は途中が欠落、他の2作は文字通りの未完)を遺し、親友の編集者マックス・ブロートに「遺稿は全て焼き捨ててほしい」と言い遺して天に旅立った。
死因は、当時まだ不治の病だった結核。
マックスは約束を反故にし、焼き捨てるどころか、全集を出版した。ひどい話だが、そのおかげで今、我々はカフカの、カフカにしか書けない小説を、幾度でも読むことができる。
そして、死後100年近くを経ての、新たな長編原稿の発掘。
発掘されてないのだけれど。
 発掘されてない以上読めるはずがない。
故に私はまだこの小説を未読だ。
きっと前例に漏れず、欠損だらけだろうと憶測する。
ラストシーンはあるのだろうか。
全体がないのだからあるわけがないが。
「ドクター・ホフマンのサナトリウム」というのは、彼が最後の数ヶ月を過ごした療養所である。
ということは、『城』のあとに書かれたのだろう。
書かれてないのだけれど。
「 カフカ第4の長編」は、まだ見ぬ「カフカ最後の長編」だ。
人生の終焉を見つめ、それまでにない「新しいカフカ」が見つかるやも知れぬ。
困難な公演だ。
せめて遺稿が見つかっていればもう少し楽だろうに。

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熱帯樹

2019年05月06日 00時00分00秒 | BS Premium

NHK BS Premium
00時00分~
https://www.wowow.co.jp/detail/114054/-/01

【作】三島由紀夫
【演出】小川絵梨子
【出演】林 遣都、岡本 玲、栗田桃子、鶴見辰吾、中嶋朋子
【収録】2019年3月6日/シアタートラム
【上演時間】2時間55分(一幕:1時間50分/休憩:15分/二幕:0時間50分)

 

1959年秋の日の午後から深夜にかけて。
資産家の恵三郎は、己の財産を守ることにしか関心がなく、妻・律子を自分の人形のように支配している。
律子は夫の前では従順だが、実は莫大な財産を狙い、息子の勇に夫を殺させることを企んでいた。
その計画を知った娘の郁子は、愛する兄に母を殺させようとするが……。
いびつな愛に執着する律子と郁子、権力者の父を憎みながら母と妹に翻弄される勇、地位や名誉を手に入れはしたが息子と対立し妻の不貞を疑わぬ恵三郎、そしてそこに同居する恵三郎の従妹で風変わりな信子、それぞれの思いが交錯し……。


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