観察しつづけて約八年。

ちょっとしたスキを

見逃さないのが　万次郎。



家族それぞれの行動を

日々、観察しつづけて八年近く。



そんな彼が

いちばん狙っているタイミングは

わたしがトイレに入った時。



どんな悪事をしでかしても、

ドアを開け

『コラぁーっ！！！』と叫ばれても、

便座から立ち上がり

追いかけてこれないことを

彼は熟知しているからだ。



そして今朝、

万次郎にとってのゴールデンタイムに

彼がやらかした悪事はこれ。




しかし、

全損ではなかった お茶漬けのもと。

八年近くの実績と経験により

お茶漬けのもとは

白いご飯と一緒だからこそ美味しいことも

熟知しているのであろうか？







どこぞの長老のように

真っ白なアゴになった万次郎よ、

その ひたむきな努力

別の方面で活かすことはできませんか？





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