Yuki's Feeling Time・・・

しあわせのかけら
大好きな音楽 出来事
少しずつ紡いでいきたいと思います

@theater

2010-04-13 | movie
立て続きますが 映画の話です
先日 かなり久しぶりに劇場へ映画を観にいきました

第9地区



先週末公開されたばかりなので新作ほやほや!
なので 若干ネタバレということになりますがご了承くださいませ

最近は3Dとかいろいろ流行っているようですが
特にその類の映画という訳でもなくTVCMを観て衝動的に(笑)
大画面で映画を観たいなぁ!と
すっかり勢いでしたので全く予備知識ナシで劇場へ

序盤・・・
あれ?

中盤・・・
あら?

終盤・・・
あらららららぁぁぁぁぁぁ

主人公の序盤から終盤への変化は物語の肝ですが
何より舞台の大前提
“人間と地球外生物が地球で共存”
訳の分からない状況(とは言えないかも?)がストーリーの始まりだなんて

これも舞台設定が‘南アフリカ’というところから主題の本質について想像も広がるわけですが
エンディングの雰囲気からして続編がありそうな感じ
どうなんでしょうか
というか 続きがないと不完全燃焼という感じです

“SF”を想像して観たけれど“SF”ではなかったという印象です
“人間ドラマ”な感じ 宇宙人絡みますけど
“人間”の醜い姿をたくさん見ることが出来ます

“3年後・・・”の話も知りたいです。。。


Movie to Movie

2010-04-08 | movie
久しぶりに映画の話でも・・・
最近 ある作品をきっかけに関連のある作品を続けて観ました

ブレードランナー 最終版 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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ブラック・レイン [DVD]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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ア・ホーマンス [DVD]

東映ビデオ

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まずは『ブレードランナー』

リドリー・スコット監督作品
根強いファンが多く近未来SF映画の世界観の金字塔と言われている作品です
昔 サイバーアクションとか近未来なんとかと言われる映画や本にはまっていた時期がありまして
当時を思い出したりしながら

冒頭から日本語がたくさん画面に登場します
海外の方が日本に持つイメージのひとつとして外せない“漢字”や“ひらがな”のインパクト
日本人が見たら“?”な印象も受ける使われ方をしている気もしますが・・・
個性的なキャラクターとしてアジア系の俳優さんも登場しています

設定は2019年・・・
あと9年後か・・・
作品全体に広がるのは呼吸すれば体が重たくなりそうな鉛色の世界
環境破壊によって汚染された街と科学の発達によって生まれた“人間”と“人造人間”の確執
荒廃した街に青い空が広がることはなく
酸性雨で湿った地面と地球外の星への移住を促す広告
“明るい未来”の要素なんてひとつもない・・・
実現なんてして欲しくないけれど
でもこれが現実なのかもしれないなぁなんて思いながら
この映画には裏テーマのようなものがあるとかないとか
いろいろな意味を含んだ作品です

次に『BLACK RAIN』

同じくリドリー・スコット監督作品
日本が舞台になっていたり日本人の俳優さんが多数出演したことで非常に話題になりました
当時わたしは中学生でしたが記憶に残っています
随分前に一度観た事はあったのだけれど再び手に取ってみました

当初この作品は別の方が監督の予定だったということですが
交代したことによってまたここにリドリー・スコットの世界観が
でも何より印象的だったのは松田優作の存在感
“表現者”の姿だな...と思いました
当時抱えていた病との闘いなど後日語られる要素はありましたが
わたしは余りそれは関係ないと思いました
台詞は少ないけれど台詞以上の顔力
冷たく鋭い身震いするほどの狂気が刺さりました
表現に対する集中力の高さは圧巻です

そして次に『ア・ホーマンス』

松田優作初監督作品
1986年の作品で石橋凌さんが本格的に俳優の活動を始めるきっかけになった作品だそうです
原作は漫画らしいのですがストーリーは随分変えてあるようです
この作品も監督が降板している^^;
交代しての松田氏ということですが こういうことってよくあることなのかしらなんて思ってしまいましたが
登場人物それぞれのキャラクターがとても光っていて
そしてびっくりする結末・・・
決して愉快な映画ではないけれど楽しく鑑賞しました


続けてみた映画 全体的に重たい・・・
並べてみて更に実感・・・
ま たまにはよかろうもん(笑)

さ 次は何を観ようかな

『THIS IS IT』

2009-11-05 | movie
先日のライブのmcでもお知らせしていましたが(笑)
予告通りに翌日『THIS IS IT』を観に行ってきました



彼がもういないなんて信じられない・・・
そんな気持ちで胸がいっぱいになりました

リハーサル風景なんてそう見られるものではありません
それだけで貴重な映像ですが

今回予定されていたツアーが一本も行われなかったということが残念でなりません
断片的にいろいろなシーンや仕掛けを見ることが出来ましたがこれが最終的にどんなショーとなったのか見てみたかった。。。。。
どんなメッセージを伝えようとしたのか
最後のツアーと言われた彼の最後のメッセージ

「彼のために」と仕事をするスタッフやステージメンバーの言葉が印象的でした
チームの一体感が伝わるだけに彼の死はどれだけ絶望的な出来事であったか

当初2週間だった公開期間の延長も決まりまたたくさんの方々が最後の姿を目にすることでしょう
サントラCDも注目を集めているようです

マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・エディション(初回生産限定盤)

SMJ

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『佐賀のがばいばあちゃん』 再び!

2009-03-26 | movie
本にドラマに映画にゲーム
この作品の名前を知らないひとはいない!というほどのブームを巻き起こした『佐賀のがばいばあちゃん』
今回は島田洋七さんご本人が監督を務めてリメイクされるということで
その予告編です!



わたしが大尊敬している先輩 安部潤さんがテレビ版に続き音楽を担当しています!
九州では先行上映会も行われるらしく(既に完売のようです!!)
またまた“がばい旋風”が吹き荒れそうです!

『17歳のカルテ』

2009-03-17 | movie
昨年の後半に全く映画を観る時間を作れなかったしわ寄せが年明けと同時に・・・
今年に入っていろいろ物色しながら映画を観ています

そんな中の一本が『17歳のカルテ』



ウィノナ・ライダーがこの原作に感銘を受けて自ら権利を獲得して製作され
共演のアンジェリーナ・ジョリーにとっては出世作に上げられる作品となっています
公開された2000年当時も話題になっていたし ウィノナ・ライダーのこの頃の作品はかなり観ていたのですが
何故だろ・・・この作品には手が伸びなかったんだよなぁ・・・
とは言いながらもずっと気になる存在だったので今回やっとこさ(笑)

タイトルとなっている“17歳”世代に特に多く支持されたようです
実際作品の中には“17歳”というフレーズは全く登場しないのですが
登場人物達の抱えた世界とこの世代の繊細な心模様を重ね合わせた邦題ということでしょうか
調べてみれば原作者のスザンヌ・ケイセンが自殺未遂をして入院した年齢でもあるようですが

大量の睡眠薬を投与して自殺未遂したことで“境界性人格障害”と診断され精神病院に収容された主人公‘スザンヌ’とそこ出会った同世代の患者達が過ごした2年間
それぞれの心の闇の中に痛みや苦しみを抱えて生きていく姿
それを目の当たりにして自分がどうしてここに来たのかという葛藤と闘うスザンヌ
その前に現れた‘リサ’という存在
何が異常で何が正常なのか
自分の存在を病院の中でしか得ることの出来ないリサの心の襞に触れていくうちに見出していく自分の歩くべき道

アンジェリーナ・ジョリー演じるリサの社会に対して常に尖った心をひたすら剥き出しに生きる姿とウィノナ・ライダー演じるスザンヌの経験する出来事を咀嚼しながら消化し吸収していこうとする姿が対照的に描かれています
そしてその二人を厳しくも優しくも賢明な姿で見守る医師ヴァレリー
この役を演じたウーピー・ゴールドバーグの存在感
大好きな俳優のひとりですがさすが・・・説得力があります
俳優業から退かれたのは大変残念です

“境界性人格障害”という病を全く知らなかったのですが
生活しているといろんな出来事にぶつかり悩み乗り越えようとするものですがそんな中で自分の中にいくらでも芽生えそうな感覚でもあるような
もちろん専門家に言わせればそうである人とそうでない人の間には大きな違いがあるのだろうとは思いますが
それだけ意外と身近にあるものなのだと思いました

舞台は1968年頃のアメリカ
劇中に登場する当時のニュースや音楽もその時代の匂いがして効果的です
ちょうど40年前の若者達の姿
それだけの時間が流れた今も全く変わらず いやそれ以上に痛む心は増えている気がします

“17歳”からは随分時間が過ぎてしまったけれどちょっと自分の内側に対して話しかける時間が持てました