すまいるの”これが本当のメイン”

独身保った関西女んちに同居人と息子が来て早や9年。実子にも恵まれ、第2の故郷、シアトルでの生活は20年目突入

ブログ一周年記念

2006-02-27 15:12:24 | すまいるの日常
実は記念は2月24日だったんですが、ちょうどキリがいいので、引越ししちゃうことにしました。 gooさん、記事を書くときに楽で、解りやすいのですが、htmlコードを記事欄でしか受付ないし、リンクできるのが30までなんで、よそに行くことにしました。 全部今までの記事を一度に引っ越すかどうか、面倒だし、わかりません。

っつうわけで、今日からぼちぼちこちらへどうぞ>>すまいるの”毎日が前菜”新URL

夏休みの宿題は最初に

2006-02-26 13:35:10 | すまいるの日常
今週の土曜日の朝はチビがいないので、あっしらはゆーっくり起きて、朝ごはん食べて、支度して出かけられる。 昼にチビの母親のところへ着ければいい。

今日は9時過ぎに起きた。 コーヒーを作って、ずずーっとすするのが朝の日課。

あっしは9時半くらいに朝ごはんを用意し、ニュースを見ながら同居人と食べる。 そのあと後片付けし、あっしは歯磨き、髪の毛、着替えなど身支度をして、準備オッケー。 出かけるのが11時ごろなので、あまった時間の30分は好きなことをする。たとえば、このブログをチェックしたりする。

あっしがこういう動きをしている間、同居人はというと・・・、


今日は同居人がコーヒーを作った。TVをつける。あっしが朝ごはんを作っている間、ネットをやる。 ご飯ができたらTVを見ながら食べる。 あっしがお皿を洗って、身支度をしている間、、、XBoxゲームをしている。 そして、でかける10分前になったら、歯磨き、着替えなど身支度をする。


なんか、あっしと同居人と時間の使用配分が違うのだ。 あっしは、いつもやらないといけないことをさきにやって、それでも時間があまったら好きなことをする。 同居人は好きなことを先にやってから、やらないといけないことを後にする。 これは、あっしの観点で物を言ってるので、同居人にしたら、やらなきゃいけないことと好きなことの判別をしてないし、しようとも思わない。 「時間までにすべてを終えればいいのだ。」程度にしか考えていないだろう。


あたしゃ、子供のころから、夏休みの宿題はいつも休みの最初半分くらいで終えてしまう奴だったのだ。(そうよね、母?)

同居人はおそらく、最後の最後まで後回しする奴だったのだろう。 今でもその生活態度?は変わっていないように思う。 子供のころからしみついたもんはそうそう変わらないだろう。 あっしは、同居人がこうだからと言って別に変わって欲しいとも思わないし、変えようとも思わない。 最終的に身支度をちゃんとして、こぎれいにしてもらえば文句ない。(ゲームだけに時間を費やして、小汚いままでは困る。)


ここからあっしの勝手な分析だが、あっしは子供のころ特に学校の成績がいいわけでなく、どちらかというとLearning Disability(学習障害)持ちの要領の悪い子だった。 それが、大人になるにつれて、自分の不得意、不得手を補うように先に先に考え、行動することを覚え、能力欠如の部分をカバーするようになった。 その結果、やらないといけないことが時間通りに終わるように、先に始め終わらせて余裕を持たせるようになった。 自分の能力が何に対しどれだけ不十分を知っているのだ。

これとは反対に、同居人は子供のころ学校の成績はよかったらしい。 見た目は長髪のロックミュージシャンで音楽だけにしか興味がなさそうな風貌だが、政治や歴史にはかなり知識があり、見たもの聞いたものをすぐにうまく理解し、要領もよく頭の回転がいい。 だが、その能力を自分でも熟知しているから、期限があるものに対して、それまでに絶対終わらせられると自信があるのだと思う。 だから、好きなことを先に始めて、やらなきゃいけないことを後回しにしても余裕しゃくしゃくで時間を使っているのだという気がする。 


この分析があっていてもいなくてもどっちでもいいんだが(分析魔なもんで)、総体的に結構いえてるな、と自分でも思う。 実は昔あっしは同居人のようになりたかったのだ。 子供のころは特になりたかった。 頭がよくなりたかった。

彼のように学校のお勉強ができる、つまりSecond-Hand Learning(誰かがすでに研究し、発見したことを改めて学ぶ)が得意なタイプをBook smart(本を読んでかしこい?)と言う。 暗記力がいいし、飲み込みも早い。 何してもうまくやってのけるのだ。

あっしは、前述のとおり、Learning Disability(学習障害)気味で、今でもすっと何かを暗記できないし、理解力も普通の人とは違う説明をあっしのためにしてもらわないと、なかなか理解できない。(だから学校のように、多数が一クラスで一人の先生について習うのが不得意) でも、だいぶ前に記事に書いたように、かのアインシュタインやエジソンもこのLearning Disabilityを持っていて、学校のお勉強はとんと駄目だったが、0から何かを発見し、創り出す力はあった。 人から学ぶのが駄目だっただけ。 

そんな人間は社交性もないし、一人でもんもんとしているのが好きなんだが、あっしはあっしなりにそれではいかんと自分でできる限り、不得意点を克服してきた。 それが、「夏休みの宿題を先にやる。」だったし、これからも要領が悪いぶん、そういうふうに行動すると思う。 ただ、自分なりの克服点であって、人に強制しないように、同居人に「先に宿題やんなさい!」とは言わないようにしようと心がけている。



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変だと思う

2006-02-25 15:16:42 | アメリカってやつは・・
今週、変だと思ったこと。

缶詰なのに、骨が入ってるシアトルの鮭缶
缶に身をほぐして入れるんだから、皮はまだいいとして、骨はとるべきでないか。

車を運転しながら、携帯でテキストメッセージ (日本語でなんと言うのだ?)している女性。
車運転してるんなら、普通に電話したほうが安全で楽でないのか?

"This van carries no cash"と書いた車が走っていた。
こんな一言で強盗は「ああ、そうですか。」と引っ込むのだろうか? キャッシュがないとは、お昼もさぞかし困るだろうに。(5ドルくらいはあるかな。)「備えあれば憂いなし」???

交差点の先頭で信号待ちしていると、向かいの道路が半車線分は右か左にずれているのが解る。
なんで、道路をまっすぐ作らないんでしょうか。


  
実際はこの絵よりもっと極端だったんですけど。 



これ、コネタシリーズになるかな・・。


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今日の転送メール

2006-02-25 14:30:31 | 今日笑ったこと
同居人の御姉ちゃんからまた、メールで転送されてきた。 先日のあっしと同居人、共通の友人と同様、メール転送魔である。 たまーに、おもしろいので、ここでも紹介しちまう。

今日のは・・・、

WOMEN'S ASS SIZE STUDY
女性の「おしり」のサイズの研究

There is a new study out about women and how they feel about their asses! I thought the results were pretty interesting:
女性に関する新しい研究がありました。彼女らの「おしり」についてどう感じているかでーす。 なかなかおもしろい結果がでました。

85% of women think their ass is too fat...
85%の女性は、彼女らの「おしり」はでかいと思っている。

10% of women think their ass is too skinny...
10%の女性は、彼女らの「おしり」は細すぎると思っている。

The other 5% say that they don't care, they love him, he's a good man, and they would have married him anyway.
残りの5%は・・「気にしない、「彼」を愛しているし、いい奴だし、どっちにしても結婚するもん。」


スラングで男の人のことをAss(おしり)と言っちゃう女性からの意見ですな。こういう強ーい女性は、ろくでもない男性をAss h○leと愛情をこめて?呼んでしまうのでありました。 



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物持ち

2006-02-24 14:45:34 | すまいるの日常
最近同居人の行動を見て、ずいぶんあっしにいい影響を受けて、変わってきたなと感じることがある。 付き合い始めたころには、食べ残しも多かったが、どれだけ最初に食べれるかを考えて、皿によそい、チビの分も同様にするようになり、皿にいったん入ったら、ちゃんときれいに食べるようになった。 

そのほかに、人からもらったものだけでなく、自分の稼ぎで買った物も扱いが雑だったのが、大切に扱うようになった。 これも地道なあっしの訓練とnagging(ぶちぶち小言を言うことね)のたまもの(?)。

と、いうことで、今日は・・・物持ちの良さについてだ!(最初に話題について赤文字で叫ぶのがくせになってきた。)


あっしは自分で言うのもなんだが、物持ちがいい。 たぶん物を大切にすることを親に言われて育ったからだ・・と思うが、同じように育ったはずの弟はそんなに物持ちは良くなかった。(過去形なのは、今は知らないから・・)

長年?物を出したら、もとあったところへしまう(片付けるってこと)あっしは、うっかりなくす、壊すといったことを年齢とともに減らしてきたと思う。 また、気に入ったものを長く使えば使うほど、愛着をもってしまうので、極端な話し何年でも、あるTシャツを着ていたり、何年も電化製品が持っていたり・・・。 それだけ物に愛着を持って使うので、うっかり壊してしまったときには、すごーく悲しくなる。 壊した自分を責めまくるということもしてしまう。 

自分が壊してこんなんだから、人が壊したときにゃ・・・。

これって、あっしだけじゃなくて、日本人全体にあまりそうそう物を粗末に扱う人っていないんじゃないかと思う。 でも、こっちで住んだアメリカ人、その友達、うちの同居人も含め、物に対する愛着というか、大切に扱うってことがない。 そんな、奴ばっかり会ったのかもしれない。 年配の人で、アメリカの古き良き時代を過ごしたくらいの人だと、きれいに部屋も片付けて、日本人にしたらアンティークとはいえないけど、ヴィンテージかな?くらいのものを今も大切に使っている人は見た。 でも、あっしの周りは・・・

そんなところに、そんなもんいつまでも置いてたら、ぜーったい壊す!と、思っていて2,3日後に思ったとおり壊していた元アメリカ人女性のルームメイトだったり、

せっかく新しく買ったジーンズなのに、よごれてやぶりやすい仕事場に履いてくの?と思ってるあっしの横目に、ちょっとしたお出かけのときに結局その汚いジーンズを履くしかない同居人がいたり、、、。

でも、そういう人は物に愛着とかがないから、壊しても、汚しても「ま、いいや。」ってなもんなんだな。 


一度、その年下のアメリカ人女性と住んでいたとき、あっしが彼女のヴィンテージコレクションのひとつのニコちゃんのプラスチック皿をうっかりして、まだ熱いガスレンジの上においてしまい、一部が溶けてしまった。 あっしは、ショックでひたすら謝った。 ヴィンテージ店で買ったから、買って弁償というわけには即いかない。 でも、彼女はにっこり笑って、「あら、ぜんぜんダイジョウぶ! 気にしてないから、仕方ないでしょ?」と、ほんとうに気にしてなさそう。

最初、きっとあっしに気を使ってくれたのだと思ったが、そんなのただでさえさっぱりした彼女、アメリカ人だし?細かいことこだわらない。 あっしだったら、すごいショックなのになぁ、とこっちが口をぽかーんと開けて、不思議そうに彼女を見てたような気がする。


形ある物はいずれ壊れるものだし、いつまでも壊れた、なくした後にこだわっていてはいけないのだけれど、でも、愛着がもてなくて、すごくいいものメモリーになるもポイポイ捨てたりする人はどうだろう・・・と個人的に疑問に思うこともある。 でも、自分が自分のものを大切にして、人に万が一、壊されても許してあげるくらいの度量がもてるのがベストなんだろうな。 まだ、そこまで完璧に到達してないけども、いずれそうなりたいとは思う。


あっしはあっしでいつまでも好きなものは大切に使っていきたい。(置いとくだけじゃなくてね。)自分の子供にも教えて、できればその心構えを受け継いで欲しいと思う。

余談すが、うちのチビには、そこそこ教えてますけどね。せっかくお父さんやお母さんが働いて買ってくれたんだから、粗末にしないことって。 (あっしもうちの母と同じこと言ってるなあ~。) 最初は気にしてなかった同居人もあっしにいい影響を与えられたのか、だいぶその辺教えるようになってきたな。 いいことだ。とかく、クリスマスやら誕生日と言っては、やたらおもちゃを買ってもらえる現代の子だから、ありがたみってものを覚えてってもらわないとね。 お金は沸いてでてこないから。


あっしが持っている一番古いものでまだ使っているのって・・・、たぶん、あっしが幼稚園か小学校1年くらいに祖母が弟とおそろいで・・とくれた、赤い籐のバスケットかな。 子供のころは、それに小物を入れて、持ち歩いたが年齢とともにもろくなってきたので、十代後半くらいからは、化粧品入れにしたりしている。

シアトルに移ってきたときもしっかり持ってきた。 今も化粧品入れとして使っている。たぶん、ずーっとぼろぼろに壊れるまで使うと思う。 バスケットくんの年齢はおそらく、30歳、完璧リタイヤするまで頑張ってもらおう。


御歳30歳でーす。



もういっちょ、古いもの。 あっしが幼稚園のときに通園かばんを母が手作りしてくれたもの。 子供のときは、どうして他の子が幼稚園より買える黄色いビニールバッグを持ってるのに、自分だけこの布地の手作りバッグなんだろう・・・と思った。 今となれば、この人と違うものを持っていたことが、後の自分の人生で大きく影響したと思う。 

一時帰国したときに、化粧バッグにでも使おうかとシアトルに持って帰ってきたけど、古い布地で母が何度も洗ったと思うし、もろくなっているので、引き出しに入れて保管してある。 母が使ってた洗濯糊がパリッとまだ効いている。


いずれ自分に娘ができたら持たせたいかなっと。




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寝相という占いがあったら・・・

2006-02-23 15:15:04 | 同居人Dと息子チビ
堅い話題が続いたので、ちょっと息抜きを・・・というか、だれている。。


今日の話は、「同居人は寝相が悪い。」

とにかく、寝ている間の運動量はたいしたもんだと思う。 最近であっしも慣れたが、最初は横でごろごろ動かれて、眠りが浅いあっしを何回夜中に起こしてくれたことか・・。 そんなんだから、あっしもこんな観察をできるんである。 

寝ている間に、寝返りが多いどころか、右や左、上や下にごろごろ返りまくり、あげくのはてに、あっしにエルボーをかまし、それであっしが半分目覚めて、エルボーお返し・・、こやつはよく起きないな・・と感心する。


挙句のはてに、こんな状態で寝言まで最近言うようになった。 大抵、あっしも起こされて、寝ぼけているので、もごもご言っているのは聞き取れないが、つい、3,4日前のは、はっきり聞き取れた。

FxxK Ya -!!(ク○ォあたりまえ!いいなぁ!とか使う)

夢の中で、なにかかなりいいことがあったのか、友人に同意することがかなりあったのか解らない。 朝起きて聞いてみたが、なんの夢を見たか覚えていないらしい。


先日の晩は、バンドの練習で疲れたとかいいながら、9時半にはソファでうとうとし、10時半にはベッドへもぐりこんで寝てしまった。 

あんたにはスタミナってないのかね?

というあっしの言葉に、「ドラムを5時間もたたき続けた俺に向かって、スタミナがないだとぉ! Ki○○ My As○!」

と暴言を吐きおったが、5時間連続なわけでもあるまいに、それができんのなら、ドラムなんぞやめてしまえ、と心で反論しながら、奴が先に寝てしまった寝相をまた観察していた。 今度は、ベッドを全部占拠しておる。 

あっしの寝るところまでに、占拠した奴の足を蹴飛ばして、自分の寝るところを作ったあっしであった。 境界仕切りを引いてやろかなと何回思ったことか。 くやしいので、こうやってブログで同居人の寝相をイラスト付で暴露する自分もなんかむなしいと思う今日このごろ・・・。


一応gooの「占い」カテゴリーへ投稿しました。 
寝相という占いがあったら誰か教えてください。
半分まじ・・・




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寄付する条件・その2

2006-02-23 06:00:32 | アメリカってやつは・・
その1の続きだす。


そんな問題が時間とともに報道も少しずつ減ってきた。 そして、数週間前にまたまたこの報道番組「60minutes」で取り上げられていた援助に関するブッシュ政権の問題。

政府援助でイラクなどの外国に送りこまれるアメリカ大手建設会社が、実はアメリカ政府よりお金をもらって、現地に乗り込んだはいいが、空港や道路の建設を実際中途半端でほったらかし、お金だけちゃっかり受け取って、ほったらかしていたというもの。 このお金の額がまた、何億ドル! あーた元税金ですよ!税金!

CBS局のリポート→Billions Wasted In Iraq

このお金、ブッシュ政権が成り立つ前に、選挙キャンペーンで資金集めに貢献した大手の建設会社に対して、お礼ということで、ブッシュがなんと、キャッシュで建設会社に支払っていたので、受領書などの証拠も隠滅してたのだ。 しかし、大きな会社と政府が関わっているので、どっかからもれて、法廷にて聴取となったわけだが、まあ、この何億というお金が、現金で何トントラックで運ばれているのが写真で写っていたのには、驚いた。 キャッシュだから、すごい量!


こんな腐りまくったブッシュ政権に腹たっている人が多いのに、なんで2期目当選したんでしょう? あっしにはまだ投票権がありませんが、投票しない国民よ、あっしに投票権くれよ。 日本で投票したって、総理は変わりませんけどね。アメリカでは国民が大統領を選ぶんです、納税だって自営業関わらず、国民が自分でやるんです。 あっしの支払った税金かえせー!

こんなんだから、せっかく援助にいったという事実だけで、仕事を完結していなければ、何が復興お手伝いしました、っていえるんだろう。 してないっつうの。 イラクへ攻めてって、罪も無い現地の市民を巻き添えにして、復興してないのでは、そりゃ各国から嫌われてもしかなたいよね、アメリカ。 

それを解らない国民が多いのも事実(特にブッシュに洗脳された共和党国民)。 大統領も任期は全2期(8年)で終わり。 早くあと2年過ぎて欲しいもんですわ。


そういえば、1995年の阪神大震災時の日本政府が、各国からの救援物資、部隊受け入れ対応がまずかったことを思い出した・・・。このとき、まだ留学生だったあっし、学校であったあらゆるアメリカ人に、「なんで日本政府は援助を拒むの?」って質問されまくったっけ? 「首相があんまり考えてないから・・・」って言ってしまった。 首相って誰だっけ?村井?村上? あまりに短い任期だったから忘れちゃった。



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寄付する条件・その1

2006-02-23 05:45:36 | アメリカってやつは・・
いつもついつい、ながーいコメントを残してしまうバリ島のRYOさんの記事にTBさせていただきまする。 

愚痴に近いので、ここでも長りまっせー。


RYOさん曰く、バリ島では「世界からいろんな物品やお金を寄付されても、それを有効活用する流通システムが構築されていない。」ということだが、それは一夜にしてなるものでなく、長年の計画とまた資金もそれに必要だろうし、インドネシア政府も大変だろう・・・と、バリはおろか、インドネシアに行ったこともないあっしは単に考えるのだが、それとは対照的に寄付などを十分動かせるだけの流通システムを持っているはずのアメリカが、寄付された物品、お金をすぐに動かせないのだ。

これは、去年、ハリケーン・カトリーナの上陸により、大きな被害を受けた米国南部の都市、ニューオリンズでの問題が大きく取りざたされた。 米国の大手全国ネットTV局CBSのあっしが大好きな報道番組「60minutes(60分)」で報道されたこと。 

人名救助に関しては、行動が早いアメリカ国民。 カトリーナの被害が報道されて、即いろんな寄付団体が公私関わらず、救援物資やお金をニューオリンズに送った。 その中でになる団体FEMA(Federal Emergency Management Agency)(連邦緊急自体管理庁)によって、救援物資、ボランティア部隊の現地への送り込みが制限されていたのだ。

救援物資は、食べ物や水、衣類だけでなく、何百台という仮住居の簡易トレーラーなどなど含まれていたが、そんな救援物資がニューオリンズの近郊の都市の空き地に保留されて、いつまでもほったらかしになっていたことが判明。 救援物資を運ぶためのトラックも米国各地のトラック会社や運送会社がこれも寄付として、自己経費負担で大出動したのに、ニューオリンズ市に入ることを制限され、物資送り込み待ちぼうけを食らったのだ。

待ちぼうけならまだしも、ニューオリンズ市のあるテキサス州のお隣の州にまで、実はその救援物資を跳ね返して、そこで待機しろ・・というなんともお粗末なFEMAの災害対応。 その間に、現地の人々はどうして救援物資、団体が来ないのか、断片的な情報しかない現地で怒りくるい、現地に乗り込んだTVカメラに向かって叫ぶしかない。

この問題はまだ全体的に明らかにされてないが、このFEMAの問題でまず頭のディレクターが首になっただけに留まった。 結局、この政府の機関より、民間の善意ある行動で、少しだけ助けられた現地の人だった。

視察にちょこっと来たブッシュの横でにかにか突っ立っていたFEMAのディレクターがTVに写り、またまた能力不足を槍玉にあげられたブッシュ政権だった。


ちょっと、ここで休憩・・・。続きは次へ。




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懲りない道端の面々・その6?

2006-02-21 05:05:52 | 見たもの
久々の「懲りない道端の面々」シリーズ。 その6か7になったか覚えていないし、過去記事を確認するのも面倒なんで、?つけといた。 

gooのお絵かきツールに腹たってたんだが、やっぱり使っている自分がちょっと情けない。 


週末にダウンタウンへ行ったときに、にぎやかな交差点で叫んでいた浮浪者のおっさん。 アメリカの浮浪者って個性的よなぁといつも思う。



何を根拠にしてそう叫んでいるのかは知らない・・。




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シアトル近郊で物騒な事件が起こるのは

2006-02-21 04:35:36 | アメリカってやつは・・
いつも愛読している「ハーレム通信」のアキツさんとこの記事にまーたまたTBでーす。

「NYハーレムはやっぱり犯罪で危険なのか?」という質問をされて困ったということだが、これってどの国でも、日本の都市でもこの質問ってされるな。 あっしだって、シアトルを知らない日本在住の家族から、「アメリカやから危ない。大丈夫なんか?」と何回も質問されたし、神戸に住んでいたときは、「関西ってヤクザの流れ弾に当たりやすいって本当?」という質問を聞いたことがある。(いっときますが、無いっすよ。)

シアトルというと、米国都市としては安全なほうで、住みやすい都市の代名詞だった。 少なくともあっしがやってきた10ン年前はそうだった。 殺人はおろか、銃犯罪などの事件をニュースで聞くなんて、何ヶ月に1回の割合だった。 

それには、もちろん、表面化している事件が少なかったというのもあるだろうし、あっしが来たその10ン年前といえば、今ほど街の経済は栄えてなかったし、人口ももっと少なかった。 ダウンタウンなんて、古い空きビルや店舗スペースや空き地がど真ん中にあり、これがダウンタウン??ってなもんだった。でも、人々の生活水準は他都市に比べ平均的に高いと評判だった。 それが、この10年で他州から引っ越してくる人が増え、すっかり治安にも影響するようになった。 毎日、どっかで誰かが撃たれて怪我した、死んだ、強盗があった、強姦があった、ひき逃げで子供が死んだ、うんねん・・。 ニュース見てるだけでうんざり。


10年前に表面化してる事件が少なかったというのは、シアトルには、ここ最近(と言っていいと思う)、表面化した大事件が数件あったのだ。 

シアトル近郊ってのは、実は連続殺人事件の宝庫だったのだよ。 

代表的な事件で、つい5年ほど前にようやく連続殺人事件の犯人として有罪判決となったゲイリー・リッジウェイ。 殺したあと死体を捨てた地域から、「グリーン川殺人事件」と呼ばれる。

最初は何人か殺した容疑者としか考えられていなかったが、逮捕されたあと、でてくるわでてくるわ・・・シアトル南を流れるグリーン川沿いで見つかった死体の50件近くはこのリッジウェイの犯行だった。 80年代初期から20年も逮捕にかかったというおそらくアメリカの犯罪史でも記録の殺人事件。 

よくこのながーい川沿いを車で通ることがあるが、そのたびにこの事件を思い出してしまう。 同居人なんか、そのあたりで育っただけに、子供のころに知らずに遊んでたんだ・・と、ぞっとするらしい。


また、もうひとつ有名な連続殺人事件の犯人が、ロバート・イエイツ。 20件近くの殺人の犠牲者の犯人だと・・。


この2つはかなり有名な事件だが、他にも実はあったりなんかする(忘れちゃったけど)。 こういう連続殺人事件がなぜかシアトル近郊に多いんだが、なんでだろう・・・。連続殺人事件というと、何人も顔見知りでもない人を殺すという特徴があるが、にくいからとか殺したというもんでない。 まるで癖のように、まるで記録を残すかのように殺す。 

一度なんでだろうと同居人と話ししてたことがある。奴曰く、「そりゃ、森や林、川とか多くて、死体を隠しやすいからやん。」

え? そうなんかな・・。 見つかりにくいからってやるんです? 

この辺、誰も分析してる人や、記事も見たことがないので、ほんとのところはわからない。 でも、この事実は意外とシアトル以外の地域では、知られてなかったり、覚えられていなかったりするので、ここで暴露?、思い出させてしまったら、「シアトルって実は陰気なところ?」なんて思われるかもしれない。 その辺否定はしない。 実際、雨が一年中多くて、どんより暗いことがある地域だから、うつ病にかかる人も多くて、自殺率も他州と比べて高い。(もっと北のアラスカほどじゃないらしいっすけど。)

でも、うっとしくさせる天気のおかげで、自然は豊かで、緑が多いので、その中に溶け込んでいきたくなるような街ではある。 息抜きがしやすいというか・・。 人も他の都市に比べるとやさしいと聞いたことがある。 あっしは米国のほかの都市というと、シカゴ、アトランタ、LAくらいしか行ったことがないので、個人の意見はないが、東海岸に特に引っ越した友人、知り合いがこぞって1、2年で戻ってきて、「東はもう嫌。人がよそもんに冷たい。」と口そろえていっていたのを聞いたことがある。

これもそうなのか、なんでなのか知らないが、解っているのは、シアトルは住むのにいいところだというところ。 とりあえず、今それだけ知ってればいいかな。



くらーいお話のあとにお口直しで・・
シアトル近郊南方代表、レイニア山。





シアトル近郊っつほど近くないですが、
北方代表、ディアブロ湖で甘い気分に・・なります?


写真が古いのはお許しを・・




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