今日も愚痴、愚痴るときは長いよ。覚悟してね。
あっしはこの国の在住外国人。でも、合法に仕事してるので、税金を納めている。(違法なら税金納めんのか、というつっこみはなしよ)でも、あっしはまだこの国で市民権がないので、投票権はない。 このあたりを踏まえてこの愚痴を言いたい。
シアトルはアメリカでも指折りの「誰もが移住したい」都市だそうだ。 あっしはかれこれ12年半住んでいるが、確かに緑が多く、自然が近いのにそこそこ中都市で、生活水準が全米でも高いので、住みやすい。 しかし、それはあっしが日本から移住してきた12年もの年月で、すっかり人が増えて、車も増えて、犯罪も増えて、住みにくい都市になってきた。
まず、人口の増加については、数字を見なくても毎日の通勤や週末レジャーの車の移動を見れば、すぐに感じる。 とにかく、以前はある一部の地域を除いて、もしくは決まった曜日しか、通勤時の渋滞がなかったのに、最近はどこでも、平日毎日渋滞である。
一時期は人口は増えてきたのに、住居がおっつかず、家賃がつりあがるわ、アパート探しにも苦労したことがあった。最近はあちらこちらでコンドミニアムや、アパート、ビジネスビルがどかどかと建てられその建築ラッシュは今も続いている。
その人口増加で、まず渋滞を解消するために、シアトルにはまだないダウンタウンと近郊住宅地を結ぶ電車、モノレールを作ろうというプロジェクトを考えた奴がいる。 考えた奴がいるというのは、市議員でも州議員でもない、普通のおじさん(か、おばさん)なのだ。 この一般の市民が考えたプロジェクトをイニシアティブ776(略してI-776、プロジェクト、プランによって番号が違う。)
いつもInitiativeのIと番号で表現されるが、こういうプランを考えた人はプランを州立法部へ持っていくと、番号をもらって、これを投票へかけるのだが、その前に「じゃ、25,000個、署名もらってきてね。」と言われる。 街角へ出て、なんか普通の人に、動物愛護以外のなんかのサインを求められたり、するのはこのためだったりする。
それで、その「モノレールを作ろう」運動が投票(アメリカの投票はいつも11月)にかけられ、一瞬いい話だと可決されたのが、2002年。 可決されたら、その数ヶ月後にはもう、しっかり住民に資金のための税金が課せられた。 それが、自家用車はもちろんのこと、商業用車、RV車などのレジャー用の車などなどの登録税にしっかり課せられた。
しかし、その課せられ方が最初の問題だった。 普通州政府としてこのプロジェクトをサポートしていくのだから、ワシントン州すべて、もしくは、ワシントン西部の住民にかけるかと思いきや、なんと、モノレールが走る近郊の住民にだけ課せられたのだ。 そんなこと税金の請求が来てから知ったあっしは憤慨! だって、その投票が可決される前に、ちょうど車の税金が別のイニシアティブで下がったばっかりだったのに、$80からなんと、$185にも膨らんだのだ。
そんな狭い範囲だから、何億とかかるモノレールの建設に、住民一人頭がかぶる税金がどんなに高くなるか、、、あまりに計画があますぎる。 あますぎると思ったら、やっぱり、2002年の可決から3年、モノレールの計画がちっとも進まない。 モノレールの駅になると設定された場所にいた店舗やその他の建物は立ち退きを強制され、いくつかすでに出て行った店もある。だが、実際建築についての計画がちっとも進んでなかったのだ。 それどころか、計画が進まないのは人事だなどの内部の問題も取りざたされ、とうとう、今年2005年の投票で、「モノレール計画について、停止するべきか否か」のイニシアチブが持ち込まれた。 結果、、、
NO
そりゃ、そーでしょ? 毎年、なんで$185も払わないといかんの?普通に車のメンテ代でひぃひぃ言っている人が多いのに(あっし含めて)。。。 ほんでもって、計画がちっとも進まず、事務員の給料で消えていったら、誰だって怒るでしょ? それよか、あっしなんて、外国人なのよ! モノレールができると計画されてたのは、少なくとも10年後。 そんなときまで、シアトルに居るかなんて、わかるかぃ? アメリカ人住民だってわからない。 モノレール近郊在住住民だけにするのが大きな間違い。
この税金の請求が来たとき、あたしゃ、しっかり州の管轄だった、ライセンス部(Licensing Department)に文句言いました。 もう、あっしの言わずにはおれない性格がでまして、しっかり文句言いました。 ちゃんと返事返ってきましたよ。
「決まったことだから、ちゃんと払ってね。」
うぐぐぐぅぅ・・・・・。 くやしかったのを覚えている。 それでもって、今年のイニシアティブで、NOなった! ほりゃ、うれしかった。 今まで払ったお金は返ってくるのかしら? と胸を躍らせて、ことの成り行きをニュースで見守っていた。 結果
「モノレールプロジェクトは負債をかかえているんで、それを支払うために、そのまま税金はお支払いください。」
ふざけんなぁああああ
もう涙がでそうなくらいくやしい。 ワシントン州の公式サイトを見た。 やっぱり、払わないといかんらしい。 もう、来年引っ越してやる。 税金の低い地域へ引っ越してやる。
住民が気軽に参加できるアメリカの州法はすごくいいときがあるが、こんな落とし穴もある。 イニシアティブを考える人、もうちょっと、計画性を持ってちょうだいよ。
今年の請求は$161.50だった。 五十歩百歩よな。しくしく・・・
あっしはこの国の在住外国人。でも、合法に仕事してるので、税金を納めている。(違法なら税金納めんのか、というつっこみはなしよ)でも、あっしはまだこの国で市民権がないので、投票権はない。 このあたりを踏まえてこの愚痴を言いたい。
シアトルはアメリカでも指折りの「誰もが移住したい」都市だそうだ。 あっしはかれこれ12年半住んでいるが、確かに緑が多く、自然が近いのにそこそこ中都市で、生活水準が全米でも高いので、住みやすい。 しかし、それはあっしが日本から移住してきた12年もの年月で、すっかり人が増えて、車も増えて、犯罪も増えて、住みにくい都市になってきた。
まず、人口の増加については、数字を見なくても毎日の通勤や週末レジャーの車の移動を見れば、すぐに感じる。 とにかく、以前はある一部の地域を除いて、もしくは決まった曜日しか、通勤時の渋滞がなかったのに、最近はどこでも、平日毎日渋滞である。
一時期は人口は増えてきたのに、住居がおっつかず、家賃がつりあがるわ、アパート探しにも苦労したことがあった。最近はあちらこちらでコンドミニアムや、アパート、ビジネスビルがどかどかと建てられその建築ラッシュは今も続いている。
その人口増加で、まず渋滞を解消するために、シアトルにはまだないダウンタウンと近郊住宅地を結ぶ電車、モノレールを作ろうというプロジェクトを考えた奴がいる。 考えた奴がいるというのは、市議員でも州議員でもない、普通のおじさん(か、おばさん)なのだ。 この一般の市民が考えたプロジェクトをイニシアティブ776(略してI-776、プロジェクト、プランによって番号が違う。)
いつもInitiativeのIと番号で表現されるが、こういうプランを考えた人はプランを州立法部へ持っていくと、番号をもらって、これを投票へかけるのだが、その前に「じゃ、25,000個、署名もらってきてね。」と言われる。 街角へ出て、なんか普通の人に、動物愛護以外のなんかのサインを求められたり、するのはこのためだったりする。
それで、その「モノレールを作ろう」運動が投票(アメリカの投票はいつも11月)にかけられ、一瞬いい話だと可決されたのが、2002年。 可決されたら、その数ヶ月後にはもう、しっかり住民に資金のための税金が課せられた。 それが、自家用車はもちろんのこと、商業用車、RV車などのレジャー用の車などなどの登録税にしっかり課せられた。
しかし、その課せられ方が最初の問題だった。 普通州政府としてこのプロジェクトをサポートしていくのだから、ワシントン州すべて、もしくは、ワシントン西部の住民にかけるかと思いきや、なんと、モノレールが走る近郊の住民にだけ課せられたのだ。 そんなこと税金の請求が来てから知ったあっしは憤慨! だって、その投票が可決される前に、ちょうど車の税金が別のイニシアティブで下がったばっかりだったのに、$80からなんと、$185にも膨らんだのだ。
そんな狭い範囲だから、何億とかかるモノレールの建設に、住民一人頭がかぶる税金がどんなに高くなるか、、、あまりに計画があますぎる。 あますぎると思ったら、やっぱり、2002年の可決から3年、モノレールの計画がちっとも進まない。 モノレールの駅になると設定された場所にいた店舗やその他の建物は立ち退きを強制され、いくつかすでに出て行った店もある。だが、実際建築についての計画がちっとも進んでなかったのだ。 それどころか、計画が進まないのは人事だなどの内部の問題も取りざたされ、とうとう、今年2005年の投票で、「モノレール計画について、停止するべきか否か」のイニシアチブが持ち込まれた。 結果、、、
NO
そりゃ、そーでしょ? 毎年、なんで$185も払わないといかんの?普通に車のメンテ代でひぃひぃ言っている人が多いのに(あっし含めて)。。。 ほんでもって、計画がちっとも進まず、事務員の給料で消えていったら、誰だって怒るでしょ? それよか、あっしなんて、外国人なのよ! モノレールができると計画されてたのは、少なくとも10年後。 そんなときまで、シアトルに居るかなんて、わかるかぃ? アメリカ人住民だってわからない。 モノレール近郊在住住民だけにするのが大きな間違い。
この税金の請求が来たとき、あたしゃ、しっかり州の管轄だった、ライセンス部(Licensing Department)に文句言いました。 もう、あっしの言わずにはおれない性格がでまして、しっかり文句言いました。 ちゃんと返事返ってきましたよ。
「決まったことだから、ちゃんと払ってね。」
うぐぐぐぅぅ・・・・・。 くやしかったのを覚えている。 それでもって、今年のイニシアティブで、NOなった! ほりゃ、うれしかった。 今まで払ったお金は返ってくるのかしら? と胸を躍らせて、ことの成り行きをニュースで見守っていた。 結果
「モノレールプロジェクトは負債をかかえているんで、それを支払うために、そのまま税金はお支払いください。」
ふざけんなぁああああ

もう涙がでそうなくらいくやしい。 ワシントン州の公式サイトを見た。 やっぱり、払わないといかんらしい。 もう、来年引っ越してやる。 税金の低い地域へ引っ越してやる。
住民が気軽に参加できるアメリカの州法はすごくいいときがあるが、こんな落とし穴もある。 イニシアティブを考える人、もうちょっと、計画性を持ってちょうだいよ。
今年の請求は$161.50だった。 五十歩百歩よな。しくしく・・・
