1月9日・金曜日
いつも帰宅する時間を過ぎても帰ってこない長男
はは~ん、新学期早々居残りかぁ?
なんて気楽に考えてました
4時半を過ぎて、そろそろ心配しだした頃、電話が鳴りました
担任の先生からです
怪我でもしたのかと思ったら
「今日は駅伝のミーティングで遅くなったんですけど・・・」
と話し始めてくれたので、なあんだ、そうだったのか、と聞いてると
駅伝部員が44名いて、1チーム6人編成なので
44÷6で7チーム出来て、二人余る・・・と(嫌な予感)
で、長男がその2人のうちの1人になったと・・・(あ、やっぱり)
一生懸命頑張ってきたし、これが自信につながればって思ってたんですけど
どうしても・・・ということで、長男は補欠部員になったそうです
オープンチームででも出れると思ってた長男は
補欠と聞いてかなりショックだったでしょう、涙がにじんでたそうです
(オープンチーム=正式ではなくて男子ばかりのチーム)
私達(先生たち)もいろいろ声を掛けましたけど
もうすぐお家に着くと思いますが
お家の方の励ましや声かけが支えになると思いますので
よろしくお願いします、ということでした
44名いて6人編成では2人余ると言うのは先生達には最初からわかってたこと
でも、それは子供達に知らせてなかったんだろう(私達も聞いていなかった)
何で最初に、二人はどうしても補欠になると言ってくれてなかったのだろう
そうしたら、心づもりと言うか覚悟は出来るのに・・・
と思ったが言わなかった
試走にも2回参加して、自分もこの道を走れると思ってた・・・
今さら・・・
私でさえショックなのに
長男はどんなにショックだっただろう
帰ってきたらどうやって声をかけるか・・・ダーリンもいたのですが
とりあえず、自分から話し出すまでこちらからは聞かないことにしました
長男が帰宅したとき、タイミング悪く、私が次男を叱っている最中だったのでか
「ただいま」と言ったきりで、宿題を始めた
そのあとも、無言で宿題を続けるだけで話しかけてこない
いつも遅くなった日は「今日は遅くなって(心配かけて)ごめんよ」
と言って遅くなった理由を話してくれる長男なのだが・・・
頑張ってきたのがわかるだけにこちらからも声をかけ辛い
宿題も身が入らないのかぼ~っとしている
時々遠い目をしている
ふと我に返ったのか 「あ、今日遅くなってごめんよ」 と言ったので
『お!話だすんか??』と思ったが
「うん。いいよ。なんで?」 といつものようにさらっと聞くと
「・・・・・・あとで話すわ・・・」とまた宿題を始めました
やっぱり本人も話し出しにくいんやろうな~
でも、本人が後で話す、と言ってるのだから待つことにしました
落ち込んだ末なのか、夕飯の時にふっと
「メンバーになれんかったんよ」 と話し出した長男
でも、こちらが何も言わなくてもすんなり 「がんばるよ」って言いました
駅伝やってて楽しかったし、また来年もあるし、これからも走る、ってさ
心はすでに前向きで、駅伝大会終わったらもう今年の駅伝部は解散なんやけど
その後も走ろうかな、と話し出しました
ポジティブなのが長男のトリエやからね
いつまでも落ち込んでも仕方ないでしょう
と、気持ちはすでに前に進んだのかも
最後、「オープンメンバーにはなりたかったな」って言うてましたが
そりゃそうだよね
そのために雨でも体育館で、寒くても足痛くても走ってきたんだから
それだけに、オープンメンバーにもなれなかったのは
親としても報いてあげたくて、頑張りを公にみとめてあげたくて
残念で仕方ありませんが・・・
これが、挫折にとどまらず、前向きに頑張ろうとしている長男にです
これも成長ですもんね
これがメンバー表。A~Eが男女混合の正式チーム。
①②が男子のみの非正式チーム(オープンチーム)
そして、枠外に補欠である長男の名前が。
金曜日にこのことがあっても、土曜日、
そし今日日曜日の最終練習も頑張ってきた長男です
明日は本番、市の駅伝大会です
補欠と言うのも無くてはならない存在、
もし誰かに何かがあって休んだら、いつでも出れるようにしてなくてはね!
「ネガティブな考えやけど、誰か休んでくれたら長男が出れるのになあ」
とダーリンは小さな声で言いました
もちろん、その気持ちはあります
まだ、本番まで何があるかわからない、
補欠もなければならない存在だということ。
でも、友達ががんばってるのを応援するのも大事なこと。
明日は、走る側か応援する側か、まだわからないけど、
どっちにしても良い経験だと思います
また一つ、成長してくれることでしょう
スポーツは実力の世界ですもんね
4年生であろうが早ければAチーム(1番早いチーム)に入れるし
6年生でも遅ければオープンチームになってしまうんですよね
今日うちに遊びに来たお友達の俊足くんは
「長男、来年は絶対出れるよ!」 と言ってくれました
頑張りを認めてくれる、こんなお友達がいてくれるのも嬉しい事です
そして、私にとっては、出会ったときから長男を叱咤激励し続けてくれている
doveさんという存在も・・・うれしいです
のび太とジャイアンのママさんへ♪
おっしゃるとおりです涙が出そうでした
でも、長男が泣きたいのをぐっと飲み込んで「がんばる」って言ったんだから
私も涙を見せてはいけない、と・・・笑顔で「次がんばろう」と。
丁寧になんか育てたつもりはないし、長男が苦手だったし
長男の気持ちを踏みにじってきた本当に悪い母です
その頃の事はブログを始めてなかったから記事に残ってませんけど。
書く機会があればまた・・・
(書きたいと思いながら毎日の事で精一杯で)
子ども自身の持つ力が凄いんだと思います
のび太くんも大丈夫 大丈夫、大丈夫
のびママさんの目はいつも優しいですもん
長男君、今回の事でぐっと強くなったんでしょうね。
泣きたいくらいだろうけど…よう堪えたじゃないか…。
偉いぞ…!
残念ではあるけれどスポーツの代表権は実力で勝ち取るものやからね…。
練習を続けて来年は実力で勝ち取ったらいいんや。
長男くんの足が誰もが認める速さになれば、補欠にしようなんていう人は居らんようになる…。
こんなことは生きていれば何度でも出会う悔しさだから、それに負けないで頑張ろうな…!
気持ちで負けたら前には進めん…。
これが始まり…ひとつひとつ悔しさをバネにして勝ち進んでいこうぜ…!