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これが幕末の司法の現場!お役所感いっぱいで匠の技巧にも注目の「箱館奉行所」

2019年01月16日 | 観光ガイド

 

函館市街地の中心にある「五稜郭公園」。

 

さらにその中心にあるのが幕末の戊辰戦争後、明治のはじめに解体されてから140年のときを経て復元された「箱館奉行所」です。

 

 

復元にあたっては位置を示す平面図は残っていたものの建物の建築図面は残っていなかったため、古写真や文献などの調査に加えて全国各地に残る同時期に建てられた同様の施設の建築を参考に建てられたそうです。

 

 

冬の五稜郭公園。

 

 

雪がある風景も北海道らしくて良いですね。

 

 

今はフリーに公園内を散策できますが、幕末には門番もいて、実際には人の出入りもしっかり管理されていたんでしょうか。

 

 

雪が屋根に積もる奉行所。

 

こちらは冬期でも見学ができます。

 

そして、中はどのようになっているかと言いますと、

 

 

入口すぐに靴を脱ぎビニール袋に入れて扉の向こうへ進み、そこで入館料を支払います。

 

 

中は純和風の木造建築。

 

 

お役所ですから、役職ごとに部屋が割り当てられていたり身分制度もありましたから待機場所がわかれていたそうですが、このゾーンは使用目的によってはふすまを全部取っ払い、大会議室のような機能もあったようです。

 

一番奥に見える床の間がある部屋は、通常時は奉行のお部屋だったようです。

 

 

いたってシンプルな造作ながら、ところどころに目を見張るものがあります。

 

 

この二段棚も一枚板に漆が塗られているのですが、本州から漆職人を呼んで作られたそうで、色といい光沢が非常に美しい。

 

 

こういう釘隠しも派手さはないものの調和がとれたデザインが施されています。

 

これぞ日本の匠の技という趣がありますね。

 

 

ここは記念撮影ポイントのひとつですね。

 

よく時代劇で見る、奉行が罪人に裁きを下す「お白州(おしらす)」はこの建物内ではなく隣接して別にあったそうです。

 

 

そして、順路を回っていくと、このように資料展示ゾーンもあり、国内で真っ先に開港した幕末の函館の様子や奉行所の成り立ち、西洋式城郭の「五稜郭」建設の経緯や戊辰戦争最後の戦である函館戦争時の情勢など知ることが出来ます。

 

 

函館という場所が、徳川幕府にとってどのよな位置づけだったのか垣間見れます。

 

 

 

屋根にはしっかりと葵の御紋が見られます。

 

 

奉行所を出て振り向くと「五稜郭タワー」。

 

 

「五稜郭公園」「五稜郭タワー」あわせて当社タクシーが詳しくご案内させていただきます。

 

シリーズ「驚き!ときめき!感動∞無限のみなみ北海道おすすめスポット」

PARTⅠ「戸井・恵山・椴法華地区」はこちら

PARTⅡ「南茅部地区・鹿部町」はこちら

PARTⅢ「七飯町・大沼国定公園」はこちら

PARTⅣ「トラピスト修道院・木古内・知内・福島・松前」はこちら

PARTⅤ「上ノ国・江差・厚沢部・乙部」はこちら

最後に「函館市街地」をご紹介した「まとめ」はこちら

 

みなみ北海道巡りは当社タクシーが詳しくご案内させていただきます。

 

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